犬猫の顔に穴があく理由 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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タンタンは毎晩食後に歯を磨いています。


決して無理やりやっているわけではなく、ソファに腰掛けて「さぁタンタン、はーはみがきしよう!」って言うと、私の膝に前足を乗せて「やって〜!」ってスタンバイします。

 

このルーチンが大切なんだろうと思います。

 

犬の歯磨きは虫歯予防とは違って、

放っておくと3日で歯石に変わってしまうヌルヌルした歯垢(しこう)を取ることが目的なので、パートごとに磨いたら褒めて小さなおやつを与えて構いません。

 

私は一切保定せずに唇だけめくって磨いているのですが、

自分から「やって〜!」って来ている手前、

多少嫌だな〜と感じても逃げて行きません。


「ちょっと待って、一息つかせて!」というときは、

一旦歯ブラシから顔を背けるのですが、

「さぁ、もう一回頑張れるかな?」って聞くと、

ゆっくりと顔をあげて口を開けます。

 

やり続けるか止めるかはタンタンの判断に委ねているので安心感があるのでしょうね…

 

 

これは足を拭いたりブラシをするときにも重要なポイントで、

逃げられない場所(トリミングテーブルの上など)で押さえつけてやるのではなく、

「さぁ、あんよ拭こう!」って言ったら自分から足を上げるようなルーティンを作ることこそが、飼い主とわんこの信頼関係には必要なのだと思います。

 

もちろんトリミングテーブルの上でもストレスなく行えているのであれば、

それに越したことはないのですが...

 

 

「うちは鹿の角や硬い骨をかじらせてるから歯磨きしなくても歯は綺麗!」

などと言う方もいますが、

硬いものを噛ませていると歯が欠けて抜くしかなくなる危険性があるので、

やめたほうが無難です。

(歯より硬いものを噛ませるからではなく、力を入れて噛んでいるところで骨などが滑って離れ、上下の歯が強くぶつかり合って欠けるケースが多いのです)

 

デンタルガムも飼い主が手で持って、全体の歯それぞれで噛ませなければ効果が半減ですし、

それだけでは大して歯垢は落とせません。

 

近頃、広告に出てくる『歯垢がポロリと取れる』というキャッチフレーズの商品は『歯石』ではなく『歯垢』と言っているところがわざと誤解を招こうとしている悪どいところで、歯垢はぬるぬるしている状態なので布などで拭くだけで取れます。

 

『ポロリと取れる』という表現であたかも張り付いた『歯石』が取れるような誤解を飼い主さんがするようにしむけているんですね。

 

歯の隙間や奥の方まで歯垢を取るためにはやはり歯ブラシを使うことが必要となりますし、現在のところ歯石は物理的にスケーラー等で削り落とすしか方法はありません。

 

やはり、歯ブラシによる日々の手入れが現在のところベストと言えるでしょう。

 

 

もう随分放置して、歯石がガッツリ付いてしまっているという場合は、

すぐ獣医さんに診てもらって、全身麻酔下での歯石除去および、

必要に応じて抜歯を行う必要があります。

 

全身麻酔が心配で放っておけば、

食べ物を噛むと痛いので食欲が減退し、

顎の骨が溶けていき、

鼻の上や顎の下に貫通した穴が開くケースもよくあります。

 

 

そして、恐ろしいことにこの歯石は多くの細菌を保持しており、

その細菌が血管を通って、肺・心臓・腎臓・肝臓などに大きなダメージを与え、

死に至る病気を引き起こす原因にもなるのです。

 

考えあぐねているうちにリスクはどんどん上がっていきます...

 

これを機に動物病院で歯を診断してもらってはいかがでしょう?

 

そして歯磨きしようって言ったら喜んでとんでくるように、

ハズバンダリートレーニングを始めてみてください。

 

 

 

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