優しくするんと甘やかすんはちゃうで | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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飼い主が犬に「やさしくする」のは犬に対する共感承認だといえるでしょう。

 

情緒的な欲求に応えること…

 

安心感を与えること…

 

そして、不安になったとき寄り添ってあげること…

 

「やさしくされる」と心が安心し、落ち着き、満たされます。

 

自己肯定感が高まり幸福感も膨らみます。

 

 

「優しくする」のは「甘やかす」こととは違います。

 

「甘やかす」とは犬にとって不必要なことです。

 

やってほしくないことを犬がしても笑顔で褒めてしまうこと…

 

要求に応じて好きなだけ食べ物をあたえること…

 

すべて犬の言いなりになること…

 

気持ちに共感するだけではなく、正解を伝えず行動を全て許してしまうことです。

 

良し悪しではなく、毎回同じように叶えてやれない要求に応じたり応じなかったりすると、犬にとっては『約束を守ってもらえなかった』という不満になります。

 

要求吠えに対し飼い主が根負けし、

「今日だけよ!」などと要求を通してしまうなどということはありませんか?

 

つい直前までは「ダメ!」と言っていたのに、

延々吠えていたら要求が通ることを知ったら、

犬の判断基準もブレてきます…

 

一度そういうダブル・スタンダードがまかり通ると、

犬は「これもいいのか?」「これはどうなのか?」

つねに飼い主の反応を試すようになります。

 

そうして犬はさらに根気強く要求し続け、

飼い主の対応に一貫性がなくなり、

負のスパイラルが生まれてしまうというわけです。

 

 

 

また、「諭す(さとす)」「怒る」も違います…

 

「諭す」はやめてほしいことを伝えることです。

 

ネガティブな感情を入れずに「やめて」とか「それよりこうしよう」と提案し、

それに応じたら心から褒めます。

 

 

強い口調は要りません...

 

 

 

一方「怒る」は飼い主が怒りの感情を犬にぶつけることです。

 

飼い主の機嫌によって、

毎回叱られるケースや叱られないケースがあったり、

タイミングが変わったりすると、

犬にはルールが分からなくなり、

飼い主に対して不信感や疑心を抱くようになります。

 

いつ何をしたら叱られるのか不安で飼い主の顔色を伺ったり、

飼い主の前では何もしようとしなくなります。

 

飼い主と犬がそんな関係になれば、

犬は常にストレスにさらされ、

自分では何も考えられなくなるでしょう…

 

 

犬が甘えたいときはしっかり甘えさせて心を満たし、

犬が誤解したり混乱するような甘やかしをしない。

 

そして「怒鳴ったり叩いたりしない」「適切に褒めて正解を示す」

 

そういう繰り返しが犬の心に(いしずえ)をつくっていくのです...

 

 

 

 

 

 

犬を落ち着かせるという実験結果が出ているフェロモン発生器

カミナリや花火の音でガタブルなわんちゃんに↓

 

 

 

 

 

 

水に神経質で汲み置き水を飲みたがらない子に