月の雫はどこへ行く | ゆっくりまったりうっとり

ゆっくりまったりうっとり

裂織は古布の命を繋ぐもの。
古い着物を解いて裂いて裂織でモノ作りをしています。
制作と日常の記録。
思ったことや思わなかったこと。ん?

5年前に作ったこの子の
お直し依頼をいただきました
^_^





ご依頼のひとつは

 底の角部分の【補修】


どっかに引っかけちゃったんかな?

1ヶ所だけホツレちゃって

穴になってるっっ(´・_・`;)


写真撮っとけば良かった!


経糸が擦り切れた…であれば

割に簡単に補修できるんやけど



経糸だけじゃなくて

裂布も切れちゃってて


どうしたもんかと

放置寝かせること数週間


革パッチでカバーするとか

(大昔にそういうのん作ったことアリ)

考えたけどーどれも違う気がしてさ



…うん


やっぱり

経糸と裂布の両方を継ぎ足して織ってあるように

愚直に直すしかナイ

と覚悟を決める





ご依頼もうひとつは

持ち手【変更】


皆さん

お気づきになってました?


元々の持ち手

ショルダー長さやのに材質が籐

肩にかけたら痛いよね:(•ㅿ•`):





「分かっちゃいたけど

コレが可愛くて買ったん♡

肩にかけずに待つつもりやったん♡

でも

ついつい肩にかけてしまうんよ

可愛いけど…

気に入ってるけど…

やっぱり革ベルトに変えて!!!」




前にも同じようなことあったなぁ

持ち手問題

うーーーむ( •ᴗ• ;)


それでも

こうやってお持込みいただくの

めちゃくちゃ勉強になるのです


アリガタヤ(  ˘ω˘)人





さて

それでは


お直し完成品、行きまーす♪





まずは

底の角部分の【補修】




何事もなかったかのような(・∀・)

ってのは言い過ぎやけど

全体で見たら目立たん程度には!





からの

持ち手の【取り替え】




ヌメ革の持ち手を麻糸手縫いで

肩にしっくり馴染むカタチよ

( ˙ω˙)و





あと

それに加えて内側も




え?何したん?と思われるかもやけど

【内側に芯をもう1枚】


新しい持ち手とバランスを取りました

織地部分だけに経年感あるのも変やしね


 



おかげで

かなりしっかり





まるで新品かのような〜✨


( ﹡ˆ-ˆ﹡ )







長くお使いくださって

ありがとうございます♡


まだまだお供しまっせ〜


٩(ˊᗜˋ*)و