ゆっくりまったりうっとり

ゆっくりまったりうっとり

裂織は古布の命を繋ぐもの。
古い着物を使った裂織でモノ作りをしています。
制作と大切な日常の記録。

久しぶりのお出かけ♪

お隣のお隣の市にある
インド更紗の展示会を観に行ってきました
( ^ω^ )





インド原産の木綿地に

茜や藍などの天然染料で

手描きや木版により

複雑な文様を染めあげる

「更紗さらさ




インドで生まれ


そこから

スリランカ・インドネシア・タイに

拡がり


大航海時代

ヨーロッパで大ブームを巻き起こし


そのあまりの人気ぶりに

ヨーロッパ向けのものが多数デザインされ


そこから

さらに他国へも拡がり


ついには

各国でインド更紗をまねた更紗が

作られるようになった


それぞれの時代の更紗から

グローバルデザインとしての

更紗の歴史を読み解く展覧会




サラッと言っちゃうと

これだけなんですが


まぁ〜〜


タイトルに冠された

「カルン・タカール・コレクション」の

並べられた古い更紗が素敵で

✨( ..›ᴗ‹..)✨


ぞくぞくw





↑↓カルン・カタール自邸

コレクションぎっしり壁の色がロンドン〜

(写真を布地にプリントしたものなのでシワよってます🙏)




どれも

17世紀とか18世紀とか

最初期のものは13世紀後半〜14世紀初頭…!


これだけ貴重なものを

まとめて見られて


しかも流れに沿って

分かりやすくて



集めた現物の

繊維や染めの状態、色、絵柄、パターンとかから

時代とか流れとか特定するん


凄すぎる


(*゚∀゚*)




ほんで


それぞれに散りばめられたエピソード


ヨーロッパで大流行したインド更紗は

ドレス生地としても爆発的人気だったとか


傷んでしまったインド更紗の柄部分を切り取って

新しいヨーロッパ産の生地にアプリケして

更にスパンコールや刺繍を施して

生まれ変わらせたとか


インド更紗の周りに

ヨーロッパ産の絹地をあしらって

さらに全部をキルティングしてあるとか


ちっちゃい子ども用の帽子も

可愛かったー♡




あと


最後のコーナーにあった

日本におけるインド更紗


初めて日本に伝わったのは

室町時代らしくて


千利休をはじめとする茶人達が

大層お気に入りやったとか


明治時代に刊行された

更紗の図案見本帳(彩色木版刷り)には

円山応挙がインド更紗を模写したものが

多く含まれているとか


まさに

グローバルに

文様の歴史を作ったんやなぁと実感



ホントに

めちゃくちゃおもしろかった!



会場内は更紗保護のため薄暗く撮影禁止

せめてもの廊下の装飾写すの巻



あ。モリス?


ヨーロッパでの人気と熱狂

ヨーロッパ産の更紗登場

それでも貴重なインド更紗が

特別に大切にされてる様子

の後に

モリスの「苺泥棒」が登場してて


!!!ってなったん



草花主体の流れるような続き文様を

木版でプリントすることにこだわった

ウィリアム・モリス


…そうか


そうやった

(´˘ω˘`)



※画像お借りしてます





さらには


インド更紗の複雑な工程にもビックリ!


ただでさえ染めの難しい木綿地に

滲みなく染められるよう

糸を紡ぐところから専門的で

それをきっちり手織りしたあと

紙のように薄くなるまで木槌で叩く…!


そのあと沢山の染めの工程を経て

最後にまた木槌で叩く!




なんかもう

手仕事の世界って…って


気が遠くなるような


でも

その一方では


一連の更紗をめぐる物語が

すごく人間くさくて


昔々の、しかも外国の人達が

なんだか身近にも感じられる


そんな展覧会でした


(^-^)


行って良かったー

お近くの方はぜひ♡





ご興味持たれた方は


「あかがね」の前に開催された

山梨県立美術館のこちら

見ていただくと


主な作品とともに

分かりやすい解説付きで

めちゃ楽しめると思います!