紅絹 | ゆっくりまったりうっとり

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裂織は古布の命を繋ぐもの。古い着物を解いて裂いて裂織でモノ作りをしています。

制作の話や猫の話、古物に囲まれた暮らしの話、好きなものや思ったこと。気持ちと出来事と作品の記録。

紅絹(もみ)

緋紅色に染められた薄手の絹地
古くから薬効が信じられていたために
着物の裏地や襦袢に多用された
本来はウコンで下染め(黄)したものを
ベニバナで染めあげる
花をもんで染める事から「もみ」と呼ばれる







古い着物を使ってると
紅絹って出てくる

後で書くけど
今のものにはほとんど使われません
(アンティーク着物の基準にもなってるらしい)


どんどんたまる


後で書くけど(2回目)
今のものに使われない理由でもあるけど
別にしとかないとダメなのね


溜まる


なので籠に放り込む






貯まる?

(๑`・ᴗ・´๑)


んー。どっちやろ


その理由(やっとや)

水に漬けると限りなく色が出るのです
(つまり淡色の着物の裏地には敬遠される)
(雨はもちろん汗での色移りも心配やからね)

私の場合は
うっかり混ぜて織ると
最後の水通しで大変なコトに(|| ゚Д゚)←経験済




他の生地と一緒には使えない



それなら

これだけで織ればいいんじゃ!

(๑✧∀✧๑)




と思いつき 出た思いつきw

ただただ溜めて貯めてあったのを






かなりしっかりと

これでもかと

洗濯、色落ちさせてから



いつものように裂いて織る

(・▽・)






白っぽいラインはね

洗濯の時に
なぜか混じってた元白地


いい色に染まってラッキー♪

( ´艸`)






紅絹にも色々種類があって

厚みや色味や経年の違いが
裂布の違いになって

単色の中にも
微妙な変化が楽しい織りになりました♡






いいなぁ〜(*^-^*)



ホントはね
紅絹、使えないと思ってたんよ

でも実際触ってみると
そんなに心配するほどでもないんかなーって
(織ってる間どっかが染まるとか皆無)
(そりゃな)


でもやっぱり心配やから
ガンガン使う系の大きいバッグとかじゃなく
小さめのナニカかなって思ってます

色と素材感は最高なの✧︎