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計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

今週末(2025年9月20-21日)の

計測工房は1大会を計測します。

 

9/20-21(土-日)

上州武尊山スカイビュートレイル
(群馬県)
 

 

昨年(2024年)の上州武尊山スカイビュー

トレイルより。

 

距離138km、累積標高8000m、制限時間

34時間のロングトレイルレースです。

 

前週の信越五岳が距離162kmで制限時間

33時間だったことと比較すると、今大会

のほうが距離が短いのに制限時間が長い

ことからそのハードさが伺えます。

 

 

 

 

 



 

去る2025年9月13日-15日、新潟と長野

の両県にまたがる信越高原を舞台として、

信越五岳トレイルランニングレース2025

が開催され、計測工房にてタイム計測を

担当させていただき、私・藤井が計測

ディレクターを務めさせていただきました。

 

この大会は新潟県と長野県にまたがる

信越五岳(北信五岳)と呼ばれる5つの

山々、すなわち、斑尾山、妙高山、

黒姫山、戸隠山、そして飯縄山を巡る

100マイル(160km)と110kmの2つの

部門からなるロングのトレイルレースです。

 



上記写真は藤井が以前に山ノ内町

から撮影した信越五岳。
右から斑尾山(1382m)、妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。

この大会の特徴は、大きくは3つ。
(以下、過去の公式サイトから抜粋)

トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュ

ースした、信越五岳を結ぶ全長160kmにも

及ぶ山岳エリアと信越高原の各地域を繋い

だ壮大なコース設定。

家族や友人が選手にサポートを提供

できるアシスタントポイントの設置、

夜間走行となる選手の安全に配慮した

ぺーサー(伴走者)の同行を許可する

区間の設定など、選手はじめ、沢山の

人々がトレイルランニングの魅力を味わ

えるレーススタイル。

参加者数の制限、大会開催前後のトレ

イルの検証とメンテナンス等、さまざまな

形で自然環境に配慮するとともに、参加費

の一部をコース近隣でトレイルの維持管理

や自然環境保護等を行っているグループ

の活動を支援するために使用。

 

(以上、転載)

 

というコンセプトで2009年に始まり、日本の

トレラン界ではFUJI100と並びフラッグシップ

大会とも呼べる屈指の人気大会です。

 



写真は2011年の信越五岳で優勝者の

故・相馬剛選手がプロデューサーの石川さん

からインタビューを受けているところ。

(計測工房スタッフY氏撮影)

故・相馬選手は信越五岳トレイルランニング

レースで2009年から3連覇。生前のブログで

こんなコメントを残していました。
信越五岳は日本のロングレース

方向性を示したepoch-makingなレース。

 

 

100マイルは累積標高7100mの走れる

コースプロフィール。

信越五岳のコンセプトは走れるレースなので、

100マイルの制限時間は33時間と短め。

同じ100マイルでもFUJI100の制限時間が

45時間なのと比べるとその走りやすさが

伺えます。

 

 

今大会ではスタート、フィニッシュの2地点の

他にコース途中10地点の計測をおこないます。

同じ地点でもIN(到着)とOUT(出発)を

別々に計測する地点があり、合計17地点の

計測になります。

 


計測地点その1。

スタート地点は斑尾高原スキー場ハイジ。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 


9月13日(土)の18時30分に100マイル

のスタートです。

 

 

100マイルのスタート。夜空には花火が

上がり盛り上がりは最高潮に。

 

なお、今大会では参加者の皆さんの

ゼッケンに装着されたICチップによって

タイム計測をおこないました。


 


そして100マイルがスタートして最初の

夜が明けた9月14日(日)の朝5時30分に

110kmがスタート。

2つのレースが同時に進行します。

 

 

計測地点その2。

斑尾高原レストランバンフ。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

 

計測地点その3。

兼俣林道入口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 

 

兼俣林道入口を通過していくランナー。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 



計測地点その4。

アパリゾート妙高。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。ここはINとOUTの両方を別々に

計測します。こちらの計測マットはINです。

 

 

計測地点その5。

アパリゾート妙高のOUTの計測マット。

 


計測地点その6。

国立妙高青少年自然の家。

こちらもINとOUTを別々に計測します。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらはINの計測マット。

(昨年画像)

 

 

計測地点その7。

国立妙高青少年自然の家のOUTの計測

マットです。

(昨年画像)

 

 

計測地点その8。

池の平スポーツ広場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(昨年画像)

 

 

計測地点その9。

黒姫。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に

計測します。写真はINです。

(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

計測地点その10。

黒姫のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

黒姫のエイド風景です。

(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

計測地点その11。

笹ヶ峰グリーンハウス。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に

計測します。写真はINです。

(昨年画像)

 

 

計測地点その12。

笹ヶ峰のOUTの計測マット。

(昨年画像)

 

 

計測地点その13。

大橋林道。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

計測地点その14。

戸隠スキー場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に

計測します。写真はINです。

(昨年画像)

 

 

計測地点その15。

戸隠スキー場のOUTの計測マット。

(昨年画像)

 

 

計測地点その16。

飯綱林道入口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

 

そして計測地点その17。

フィニッシュ地点はハイランドホール飯綱。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 

 

100マイル男子優勝は小原将寿選手(右)

で、記録は19時間52分7秒でした。

 

 

プロデューサーの石川さんからインタビュー

を受ける小原選手。

 

 

100マイル女子優勝は荒井珠美選手(左)

で、記録は22時間45分32秒でした。

 

 

フィニッシュ地点にて記録の集計、および

リタイア情報の管理にあたりました。

TRAIL SEARCH 」の管理もここでおこな

います。
TRAIL SEARCH はロングのトレラン向けに

開発した「WEB速報サービス」兼「レース

人数管理機能」が一緒になったシステムです。

 

今年の完走率は2種目合計で43%となり、

リタイア者は800人を超えました。

リタイア情報の管理も一筋縄にはいかない

大量の人数です。

 

 


信越五岳では多くの選手が1人ではなく、

ペーサーと手を取り合ってフィニッシュする

光景が見られます。信越五岳と言えば象徴的

とも言えるペーサー制度。

コース途中からフィニッシュまでの後半の

レースはペーサーと一緒に走ることができます。

過去の大会プログラムによると、
(以下抜粋)
・大会プロデューサー石川弘樹氏トレイル

ランニングへの深い理解と愛情によって導入

されたペーサーシステムは、160km/110km

及ぶ信越エリアの神秘的なトレイルを、

信頼するもう一人のランナーと分かち合うこと

ができる本大会の魅力的な特徴である。
(以上、転載)

 

と記載されています。
速い遅いに関わらず多くの選手がペーサー

制度を利用します。

1人では困難な長大な道のりも、ペーサーとの

二人三脚なら乗り越えられる場面もあること

でしょう。ペーサー制度は信越五岳トレイル

ランニングレースに深く根付いています。

 

 

 

レース制限時間の9月15日(月)3時30分

まで絶え間なくランナーがフィニッシュ

に向かいます。

 



なお、完走した皆さんには氏名とタイム

彫られた木彫りの完走証が後日に送付

されます。(写真は2015年に110kmを

完走した計測工房の社員二見のもの)
 

 

プロデューサーの石川弘樹さんのこの大会へ

の思いはこちらの記事に詳しいです。

patagoniaさんのサイト(2018年)。

こちら

そこから抜粋する信越五岳の向かう先。

 

(以下、記事より抜粋)

・もっと地元の人を巻き込む。

・地域全体で盛り上げていきたい。
・海外選手にも来て欲しい。

・いつか常設コースにしたい。

・レースを手がけるのは、あくまでトレイル

ランニングやトレイルの楽しみ方を普及

させるため。

・環境にもできる限り配慮したい。

・無駄をなくすことを徹底。

・レースにおいてマーキングのためのテープは

一切使っていない。

・環境負荷の少ないシンプルな大会運営に。

(以上、記事より抜粋)

 

 

信越五岳トレイルランニングレースは、

2011年から計測させていただいていますが

当時は類似の仕事はなく、計測工房にとって

初めてのロングのトレランの大会でした。

そして計測工房にとって初めての100マイル

レースでもありました。

 

今大会は17地点の計測、スタッフ総勢15名、

車両11台という大掛かりなものです。

 

2011年から数えて15年目を迎えましたが、

毎年の課題・反省を改善し続けてやって

きました。その積み重ねがどれだけ大切か

を学ぶ場としてこの上ない機会です。

 

 

 

 

 

信越五岳トレイルランニングレースは、

2011年から計測工房で計測させていた

だいており今年で15年目でした。

 

当然のことながら仕事は毎年ブラッシュ

アップを続けており、反省・課題の改善

を積み重ね続けてきた15年でした。

 

反省・課題は永遠に尽きることはありま

せんが、 それでも今年の信越五岳では

「計測工房らしい」仕事ができたと自己

評価しています。

 

 

 

信越五岳トレイルランニングレース の前日

準備でした。

昼にスタート地点の斑尾高原に到着した時は

まだ雨が降っていなかったのですが・・・。

 

 

その後は雨が降り始めました。
写真は国立妙高青少年自然の家エイド。
 
 
写真は黒姫エイド。
本日は各計測地点の下準備でした。
 
 
五岳の一座、黒姫山。
 
 
明日は午前中から全部で17ヵ所の計測
地点の設営を完了させ、18時30分の
100マイルのスタートを迎えます。

 

繁忙期が10月から始まるに際して、その

足音が少しずつ大きくなって来た感のある

今日この頃の社内です。

 

膨大な仕事に追われる繁忙期ですが、奇策も

特効薬もないので、地道に取り組むのみ。

 

ただし経験(反省)を生かす必要はあります。