今年もアレ、始まりました。 | フランスで茶を沸かす

フランスで茶を沸かす

フランス・ブルターニュ地方で、フランス人を観察しています。


★フランス・ブルターニュ地方で、ケチなフランス人夫と2人で暮らしています★


こんにちは!スイカ

昨日から冷やし中華始めました。

なんでも作ろうと思えば作れるもんですね。



そんなことより

今年も私が住んでいる市の一大イベント、

ケルト民族の音楽と、シードルとビール白ワイン生ビール

楽しむためのお祭りが始まりました!

Festival Interceltique と呼ばれるこのお祭り、

調べてみたら、人口約57,000人の市に

このお祭りが開催されている10日間で

毎年70万人もが来ているらしいです。

人の重みで、そろそろ地盤沈下しそうです。

嘘です。


この時は、土曜日のちょうど夕飯時で、有料エリアに入るためのブレスレットを買い求める人の列などで人が溢れかえっていました。土日の夜、さらに人気アーティストが演奏していると混みますが、平日はこんなに人混みができることはまずありません。



この時期は昼間は30℃近くになるものの

湿度は低く、陽が落ちてくると

肌寒いくらいの過ごしやすい天気で、

夏のセールで買ったサマードレスを着て

日焼け止めをしっかり塗り、

地ビールかシードル片手に歩き回るのが

このお祭りの正式な楽しみ方です。(たぶん)


期間中は街のそこら中で生演奏が聴けるので

これまたそこら中にある仮設テントのバーで

ビールやシードルを買い足しながら

音楽に耳を傾けつつ

飲み歩くのがブルトン流です。(これは本当)


お祭りで演奏している楽団員達も

出番の合間にコスチュームのまま

普通にバーでお酒を買って

普通に飲んでいます。



さて、フェスティバルイベントの一つに

ブルターニュ地方だけでなく、

スコットランド、アイルランド、

スペインなどから集まったケルト音楽隊の演奏や

伝統衣装を着た人たちの伝統ダンスが楽しめる

パレード (Grande Parade)があります。


ケルト音楽は地域によって特徴がありますが

ブルターニュの伝統音楽は

バグパイプとbombardeと呼ばれる

縦笛のような楽器を使って演奏されます。

バグパイプもこの笛も割と音量大きめなので

ちびっ子の中には防音のヘッドホンを付けて

パレードを鑑賞してる子もいました。



フェスティバルに参加している、

近くにあるフランス海軍基地の音楽部隊は

Baged de Lann-Bihoué と呼ばれ、

フランス軍の音楽隊の中で唯一(たぶん)

このバグパイプと笛を取り入れている音楽隊です。


フランス独立記念日のシャンゼリゼ通りのパレードで、マクロン大統領の前でも演奏していました。


お祭りのパレードはいつも、

この音楽部隊が先頭で始まります。


ブルターニュの伝統音楽にも色々ありますが

全体的にどこか物悲しく劇的おばけなこの感じ、

私は結構好きです。



今年は Bagad de Lann-Bihoué の

結成70周年を記念して

もうリタイヤされた、元隊員たちが大集結!

パレードの最後を飾りました。

大半がお腹の出たおじいちゃん達でしたが ひらめき

大勢の おじいちゃん達 元隊員による演奏は、

それはそれは圧巻でした。





もし万が一パレードの全容が見たい!

という方がいらっしゃったら

こちらで見れます↓