2月に彼にフラれてから、またどーんと落ち込んでしまった娘ですが、問題はこれだけでなく、なんと9年生からずっと高校で一緒に過ごしてきた親友と絶縁してしまったんです。
どうもその半年前位からその友達がだんだんとマウンティング女子化していったらしく「自分が苦しんでいる時にほとんど助けてくれないし、態度もイライラするからもう縁を切る!」と宣言しちゃった娘でした。
というわけで、とにかく卒業だけは出来るよう、メンタル面でのサポートに力を注ぐことにしました。
実は必須科目の英語以外に、卒業条件だったことがもう二つありました。それは州で定めているNumeracy 10テストとCareer Life Educationのコースを終わらせることでした。
Numeracy 10は普通10年生の時に終わらせるものなんですが、都合がつかなくて何回もずれ込み、次回のテストがある6月まで待つというハメに。Career Life Educationというのは、興味のある仕事に対するリサーチをしてそのプレゼンをするというものです。
この二つ、きちんとこなせばまず落ちるということはないのですが、娘がこんな状態では、ちゃんと終わらせることができるのかどうかが気になっていました。
説明が長くなってしまいましたが、卒業前の2月から6月までに私が提案したことがいくつかあります。
バイトを辞めて勉強や課題をこなす時間を十分に持つこと。でないとシフトを入れすぎるのは明白だったので。
そして2月には、我が家に犬を迎い入れました!
娘は以前から「独立したときに連れていける犬が欲しい」と言っていたのです。
夫は娘がそんなことを言うたびに、「あんな状態では、犬の世話をちゃんと出来るわけないよ」と言い相手にしてませんでした。私も若干の不安がありました。
生き物の命を預かるのは大きな責任を伴うけれども、娘のエネルギーの注ぎ先をポジティブな事へ向けるには、これが一番いいという結論に落ち着きました。
そして心を癒すには、無償の愛を丸ごと返してくれる、そんな存在が娘には必要だと思ったのです。
加えて我が家の犬たちは老犬なので、今から新しい子を仲間に入れておくのも悪くないと思いました。
夫には内緒で犬探しをしましたので、夫は当日まで全然知りませんでした💦
子犬を連れて家に帰ってきた日は、夫は「えぇっ?ほんとにやらかした」と難色を示していましたが、実はすぐに子犬にメロメロになるのは分かっていました(笑)
やっぱり赤ちゃんパワー、犬の愛のエネルギーってすごい!子犬ちゃんは、ふわっふわでめちゃくちゃ可愛いのはもちろんですが、そのピュアな存在感がとても癒されます。
もちろん「これで一気に問題解決~!」なんてわけにはいかないのは承知でしたが、新しく子犬を迎え入れたことで、希望や喜びが徐々に湧き出てきた娘でした。
子犬を世話をするとことで、もう少し規則正しい生活ををおくれますし、ダラダラと目的もなくネットフリックスやソーシャルメディアに使う時間も減って、生活に張りが出来てきました。
犬の散歩やスポーツジムなど、もっと体を動かすことをはじめて、段々とお薬も(私が知らない間に)絶つようになったのです。