先日訪れた長崎一人旅の日本最古を紹介していきます。


今回はこちら。

「三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機」
説明:日本最古のハンマーヘッドクレーン
年月:1909年12月購入
所在地:長崎県長崎市
撮影時期:2016年2月12日


まず、クレーンについて調べました。


クレーンの定義は以下の2つを満たす機械装置のこと(移動式クレーンおよびデメリック(荷を吊り上げる機械装置))。


・荷を動力を用いて吊り上げ(人力は除く)

・水平に運搬することを目的とする機械装置(人力によるものを含む)

つまり、荷の吊り上げのみではクレーンとは言わない。


水平移動だけの機械もクレーンとは言わない。


人力で吊り上げて機械で水平移動するものもクレーンとは言わない。


ということ。


そして、クレーンの種類は、


・天井クレーン(建屋の両側の壁に設けられたランウェイ上を走行するクレーン)

・ジブクレーン(ジブ(腕)を有するクレーン)

・橋形クレーン(両端に脚を設け、レール上を走行するクレーン)

・アンローダ(船からばら物を陸揚げする専門のクレーン)

・ケーブルクレーン(2つの塔間に張り渡したロープ上を走行するクレーン)

・テルハ(荷の上げ下げとレールに沿った移動のみを行うクレーン)

・スタッカ式クレーン(直立したガイドフレームに沿って上下するフォーク等を持つもの)

・その他


に分類されるようです。


ハンマーヘッドクレーンは、ジブクレーンに分類されます。


写真のように腕があるからね。



本ハンマーヘッド型起重機の歴史は明治時代から。


明治42年にイギリスのマザーウェル・ブリッジ社から輸入したものだそうです。


昭和20年の長崎原爆の被害も受けましたが、その後も稼働を続けて現在に至っています。


そして、2015年に明治日本の産業革命遺産」として世界遺産となりました。


やはり、ポイントは現在も稼働しているということですね。


「機械」が明治時代から今まで使われ続けているというのは相当凄いことだと思います。


本当に大事に使っているということなんでしょうね。


時代の流れにも負けないということも大きいでしょう。


普通、コストや性能の問題で壊れなくても買い替えたりしますからね。



このようにハンマーヘッド型起重機は現在も稼働しているため、世界遺産ではあるのですが見学はできないそうです。


だから遠くから眺めました。


この写真はグラバー園からです。


長崎造船所は大きいですね。


さすが長崎。さすが三菱。おわり。



過去の日本最古の○○リスト

№1「日本最古のダム・狭山池」
№2「日本最古の鉄道可動橋・和田旋回橋」
№3「日本最古の石碑・宇治橋断碑」
№4「日本最古の神社建築・宇治上神社本殿覆屋」
№5「日本最古の陸軍墓地・旧真田山陸軍墓地」
№6「日本最古のモスク・神戸ムスリムモスク」
№7「日本最古のインド料理店・ナイルレストラン」
№8「日本最古のビザンティン建築・ニコライ堂」
№9「日本最古の駄菓子屋・上川口屋」
№10「日本最古の喫茶店・カフェーパウリスタ」
№11「日本最古のラーメン店・大貫本店」
№12「日本最古の隕石落下之地・竹ノ内隕石落下之地」
№13「日本最古の時計台・辰鼓楼」
№14「日本最古の本格的な野球場・阪神甲子園球場」
№15「日本最古の噴水・兼六園の噴水」
№16「日本最古の銅像・日本武尊の像」
№17「日本最古の単純曲弦ワーレントラス橋・犀川大橋」
№18「日本最古の判子屋・細字印判店」
№19「日本最古の商店街・片町商店街」
№20「日本最古の近代城郭・梶谷城跡」
№21「日本最古の佐世保バーガー店・ブルースカイ」
№22「日本最古のキリスト教建造物・大浦天主堂」
№23「日本最古のハンマーヘッドクレーン・三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機」


【長崎一人旅まとめ】

これまでもっとも汗をかいたのはいつ? ブログネタ:これまでもっとも汗をかいたのはいつ? 参加中
中学校のサッカー部のときかな。

みなさんはどうですか?