ブータン料理を食べてみた | キリギリスのつぶやき

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キリギリス体質な社内通訳者の悪戦苦闘な日々のつぶやき・・・  
   

 

数年前に、なんだか人の良さそうな皇太子ご夫妻が来日されたニュース映像を見て、ブータンって国のことを知って以来、興味津々だったのだけど、食生活については良く知らないなぁ・・・ってことで。

 

 

 

ブータン料理食べてみた。

 

 

代々木上原駅から徒歩4分くらいのお店:

ガテモタブン/Gatemo Tabum (←お店情報はこの辺クリック〜♪)

 

 

↓入り口はこんな赤いドアで、面白い飾りがついていたりして、さっそく異国情緒あり!

引くんだか押すんだか、はたまたスライドさせるんだか良く分からない感じのドアをなんとなく押すと、ちょっと小さめの店内。奥に大きめ4人席1つ。ドアのすぐ脇にもう1つ4人席、その両脇に2人席が2つ・・・というこじんまり加減。

 

厨房にシェフの男性が一名、ホールにとっても感じ良くブータン料理について教えて下さった女性が一名の、とってもアットホームなお店でした。

 

 

 

ブータン料理って、なんだか良くわからなかったので、とりあえずオススメの定番料理を訊いてみると、ブータン料理って、世界一”とうがらし”を食べる料理なんだって。

 

でも、だからと言って、世界一辛い料理ってことでもなくて、唐辛子が野菜のようにゴーロゴロと料理の中で使われていました。上にリンクしているHPによると、日本人にも食べやすいように、辛味は抑え目にして、とうがらしの旨味を感じられるようにしているらしいです。

 

 

・・・・とうがらしの旨味ってなんぞや?!はてなマークはてなマーク

 

 

 

ホゲ/ Hogeg (カッテージチーズと玉ねぎ・トマト・カブ・パクチーなどのサラダ)

わりと単純なサラダで、野菜とカッテージチーズとが和えられているんだけどね。これの辛味がねぇ。とうがらしに加えて、舌が痺れる山椒の風味も効いていて、でも、カッテージチーズでまろやかになっていて、なかなか複雑・・・でも美味しい〜〜ラブラブ

 

 

 

↓ブータン風餃子 モモ/Momo

↑ふっくらモッチモチで、端っこを手作業でネジネジしている感じがかわいー♪中央についているエヅェというとうがらしの辛味噌をつけて。この辛味噌がまた絶妙に美味しくて、余ったのはご飯に絡めて食べたり〜、あとからお肉につけても絶妙に旨い!

 

 

エマダツィ/Ema Datshi 青唐辛子がゴーロゴロ入ってて、玉ねぎと一緒にチーズスープみたいな汁で煮込まれているお料理。辛い!けど、ウマイ!!!

干し肉のパクシャパ/Phagsha Pa

青菜と大根をちょっと甘辛っぽい唐辛子ソースで煮込んだみたいなお料理に、豚のバラ肉をカチカチの干し肉にしたのが入っている。干し肉自体を食べることがないので、なかなか斬新だわー。

 

干し肉って、肉の旨味とか臭みみたいなのが凝縮されていて、硬いんだけど噛めば噛むほど旨味が出てきて、豚バラの脂肪分のところが半透明の硬いジュレ・・・と言うか、半透明のロウみたいになっている。で、噛むとジュわわわ〜っと豚の油の旨味が滲み出てくる。そのまろやかな感じと、トッピングされている巨大赤唐辛子のクタクタ煮の辛味、さらに山椒の痺れる風味も加わっていて、初めてのセンセーションだわぁ。

 

 

↓付け合わせには、ブータンで食べられているちょっと乾いた感じの赤米と、日本風の白米のハーフ&ハーフライス

↑これだけ食べたのに、なぜかデザート?締め?・・・の、辛味焼きそば

(お料理の名前は忘れた・・・)

 

 

キリギリス、辛い料理もそれなりに大好きだし、インド料理やタイ料理、シンガポールでならチリクラブやら、ブラックペッパークラブなど、とうがらし和えでも、黒胡椒和えでも、スパイス満載でも大概大丈夫。

 

でも、赤唐辛子が強すぎる韓国料理系の、口の中が痛くなるタイプの辛味は、ちょっと苦手としています。口が麻痺してしまって、味がわからなくなる気がするし、あの、なかなか引かないヒリヒリする口内の痛みが嫌いです。

 

ブータン料理では、とうがらしを野菜のように食べるとHPで読んでから行ったので、ちょっと怯えていたのですが・・・

 

 

とうがらし、

ウマイ!!!合格合格合格

 

 

とうがらしを、香辛料としてではなく、それ自体を料理の構成要素として食べるのは初めてでしたが、なかなか奥が深いんだなぁ。色の違うとうがらしや、大きさやタイプの違うとうがらし、それぞれ風味が違うし、辛味噌にした時のドライとうがらしと、フレッシュな赤とうがらしの炒め物は、また全然違う辛さと風味があったしね。

 

 

お店の人が、ブータン料理に慣れてくると、とうがらしから出る独特のダシの味、旨味がわかるようになる・・・・とおっしゃってました。

 

 

なーるーほーどー。

 

 

今まで、赤唐辛子で真っ赤っか系の料理は敬遠していましたが、”とうがらしの旨味”なる奥義を垣間見てしまったので、今後は、鋭意とうがらし道にも励んで行こうかと思ったりして。今まで、表面の辛味に気を取られて、食わず嫌いしていたのかもしれないなぁ。

 

 

 

うまうまの世界は、奥が深いねぇ。(しみじみ)

 

 

 

 

かれこれ20年ほど前、まだ20代だったころに、魔が差して英会話学校の先生になってみたことがあるのだが、その時に先生になるための1週間にわたる監禁強化合宿的な研修合宿で知り合ったお友達と、久しぶりのディナーでしたが、新しいうまうまワールドの地平が開かれた気分・・・。

 

知り合ったきっかけは英会話講師になるための合宿だったけれど、お互いに全く英会話講師には向いていなと悟り3ヶ月くらいで直ぐやめましたけどね。だって彼女は、英語を教えるくらいには操れる上、フランス語は英語より上手。プロとして雑誌記事を書いたり編集したりできる才能豊かな人だったから〜。お互いに、なんであの研修受けにいっちゃったんだろうね?!っていうのが、長年の共通の謎です(笑)でも、”同じ釜の飯を食った戦友”みたいな同胞意識があの合宿で芽生えたのかもしれないなぁ。

 

その後、何年も会わない時期もあったし、20年のうちにも数えるほどの回数しか会っていないかもしれないのに、なぜか近くに感じる不思議な友人関係ってあるものです。

 

お互いの生活の近況報告から、仕事の愚痴やら今後の計画やら、家族のことなんかを2年ぶりくらいに会っても、まるで先週会ったばかりみたいに話せて、ちょっと普段なら言いづらい気分にもなる自分の病気の話なんかも、スルリと、別に何も考えないでニュートラルに近況報告の一環として話したりできる。

 

前にも書いているのですが、乳がんになって、〜が変わったとか、〜を教わったなんて言い方は大嫌い。病気になったくらいのことで、いちいち人生観変わったりしないぜ!!って、ちょっぴりひねくれた気分を持っているのですね。

 

でも、乳がんになって唯一変わった点を敢えて挙げるとするなら、友人・人間関係について、前より思い切りがよくなったようです。前に試金石という言い方をしたことがあるのだけれど、ひとつ言えることは、

 

「実はさー、乳がんになっちゃったんだよねー」って、気楽に言える関係かどうかで、その人間関係が自分にとってどの程度のものか、測ることができる様になりました。過剰な同情や、余計なアドバイスを聞かされる心配もなく、誤解も恐れず、ただすんなり自分の近況として、病気のことでもなんでも話すことができる友人というのは、数少ない貴重な存在です。毎日のように会う人でも、2年ぶりくらいに久しぶりに会う友人でも、それは変わらない。

 

人間関係も、いろいろですね。

 

とうがらし料理と同じ・・・

 

 

・・・・・ま、そこは無理にまとめなくていっか(笑)

 

 

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このレストラン、話の種に、東京近郊の方は是非行ってみてくださ〜い♪うまうまネタやら買い物ネタが続いていますが、まぁ通訳ブログ 兼 乳がんブログでもお楽しみいただいておりやす。はい。この辺のボタンをクリックすると、キリギリスが喜ぶ仕組みになっていますのでー。よろしくおねがいしま〜す

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