センチネル?浸潤???ガン用語ちんぷんかんぷん | キリギリスのつぶやき

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キリギリス体質な社内通訳者の悪戦苦闘な日々のつぶやき・・・  
   

センチネルリンパ節生検って聞いたことある人が、全人口の何パーセント居るんでしょうか??

 

つっかえずに言うだけでも大変。

 

乳がん経験者各位のブログを見ると、こういう用語がね、誰でも知っている用語として扱われていますが、体験者じゃないと、はっきり行ってなんのこっちゃ分からないよね。

 

 

私はこの手術の体験者だけど、なんのことか分からなかったから、思わずググってみた(笑)なぜ受ける前にググらないのか?という疑問はさておき。

 

あ、関係ないですけど、この場合、英語だと、

I googled it. ってことになります。トリビア〜〜

 

 

 

思い出していただくと(この辺クリック)、キリギリスの乳がんですが、診断のついた時点でMRIを撮ったところ、まぁ、ステージ1くらいな感じかな〜、だけど、どうもリンパの腫れも見られるよ。

 

 

ってことを言われました。

 

 

リンパの腫れって何よ?叫び叫び叫び

って思ったわけですが。

 

まず言えば、乳がんっていうのは、胸の膨らみの中の、ミルクを作る機構のどこかにできるガンなんで、おっぱい部分だけに留まっている分には、まぁ生命の危機ではありません。

 

だって、おっぱいって自分の生命維持には、全然貢献していない器官だから。

 

 

そういう意味で、乳がんは治療し易いガンだと言われているので、キリギリスは最初からなんだか妙に余裕ぶっこいてたわけです。(言葉が悪いですね、すみません)

 

 

乳がんが、胸のふくらみ(乳房部分)の外へ出ていく主なルートとなるのは、リンパ管。これを伝って、リンパ液の流れに乗って行くらしいです。(血液を伝わって行くケースもあるけど、リンパのケースよりは少ない)

 

へ〜〜〜

 

最近、リンパマッサージとかさ、リンパの流れを良くしよう!とか、TVでも女性誌でもさかんに言われてますね。代謝がアップして美容に良いとか、痩せやすくなるとか、いろいろあるみたいだけど・・・

 

 

乳がんが発見された直後だと、リンパの流れなんか滞りまくりの方が、かえってイイぜ!とか思っちゃうわけです。太り易い体質万歳!!クラッカーって感じ。リンパに乗ってガンが全身駆け巡っても困るんで。

 

 

 

で、胸からガン細胞がリンパ菅を伝って流れて行くとして、胸の外で一番最初に到達するのが、センチネルリンパ節です。

 

 

 

だから、胸から脇の下のリンパの方へ流れていったガンが、さらにその先へ転移したんじゃないか?!っていう怖い予想がある場合には、脇の下を切って、リンパ節の一部を切り取り、生体検査をする。この最初の到達点にガン細胞がなければ、その先には流れていっていないってことが確実になるからね。

 

 

 

ちなみに、センチネルって英語です、スペルはSentinel 

通訳・翻訳ブログだったことを急に思い出して、ここでちょっと解説。

 

センチネル(sentinel)って歩哨(ほしょう)とか、見張り役っていう意味です。歩哨って軍隊用語だから、ほしょう??なんのこと??ってなっちゃうんですが、これ、「先に行って見張っている役」の兵士っていう意味なんだね。

 

つまり、乳がんができちゃって、リンパを伝って、全身に広がって行きそうな瀬戸際になった時、一番前に居て見張り番しているのが、こヤツ、センチネルリンパ節ってわけなのです。

 

へ〜〜〜〜

 

sentinel lymph node (センチネルリンパ節)

sentinel node biopsy (センチネルリンパ生検)

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 


センチネルと同じくらい良くわからない言葉に、浸潤ガン非浸潤ガンってのがありました。これ、「しんじゅん」と読むんですね。乳がんの診断受けなきゃ、一生知らね〜わ、こんな単語って感じ。

 

英語で言うと、

浸潤ガン invasive cancer

非浸潤ガン non-invasive cancer

ってことになる。

 

インベーダーゲームのインベーダー(invader)って単語に似てますが、意味もほぼ同じ。invadeが動詞(侵略する・侵入する)で、invaderは名詞(侵略者・侵入者)ってことです。invasiveは形容詞(侵略的な)ってことですね。

 

英語から直訳しちゃうと、侵略的なガン?!ドクロドクロドクロ

 

 

侵略的ガンとか言われると、きっとみんなエイリアンを思い出して、ショック受けちゃうから、日本的に意味をあいまいにして、浸潤ガンって言葉ができたのかもしれないよねー。(勝手な想像)

 

 

 

・・・とか思ったりする。言葉のイメージって強いからね。特に言霊信仰のある日本人にとって、言葉の語感とか印象ってとっても大事だったりするし。

 

 

 

ここで、「しんじゅん」の意味としては、乳がんについて言えば;

 

胸の膨らみの中に、ミルクを通す菅・乳管っていう部分があり、その部分にガンが発生した。そのガンが、乳管を突き破って、外に出てしまった・・・

 

ってなると、浸潤ガンです。

 

 

乳管でできたガンが、乳管の中にとどまっている間は、まだ比較的安心です。リンパにも血液にも流れていってない、つまり隔離できている状態なので、がん細胞を乳管内だけで殺すなり切り取るなりすれば、転移する可能性がほぼ無い。

 

でも、浸潤してしまうってことは、リンパ液やら血液に混じって、他の部分へ流れていく(=転移する)リスクができちゃったってことです。

 

 

浸潤していない、非浸潤ガンを一般的にはステージ0と言うそうです。

 

私は、最初にそういう説明を受けた時に、「あ〜〜〜、私のも非浸潤ガンだったらいいのになぁぁぁ」と、当然思いました。

 

でも、まぁ、残念ながら浸潤ガンだった。乳管で発生したガンが周りに散らばっちゃった後だったってことだね。

 

でも、最終的にステージ1(0と1だと早期ガン)で済みました。ステージ1って言うと、腫瘍が2センチ以内で、リンパに転移していない場合らしいです。

 

つまり、センチネルリンパ節生検ってやつをした結果、見張り番のところまでは、ガン細胞が来てなかったというわけです。

 

Lucky~~クラッカー

 

最近、他の方のブログを見ていて、必ずしも非浸潤ガンなら良いってものでもないんだなぁ・・・とも思います。私の場合は、浸潤してしまっていたけれど、ガンが比較的かたまりになっていたので、細かくちらばった部分も含めて、周辺組織もまとめて切り取ってしまえば、悪い部分は取り去ることができました。

 

でも、塊にならない場合もあるらしい。(ガンっていろいろなケースがあってやっかいですね。予想がつかない)

 

乳管の中だけにとどまっていて、非浸潤だって言われたとしても、乳管っておっぱい全域に張り巡らされているので、その管のあちこちにばらけていると、胸のふくらみ全域にガン細胞が散らばっているってことで、胸以外のところへは、まだ広がる可能性が無いけど、でもおっぱい自体は全摘出しないといけなくなる場合もあるのだとか。

 

へ〜〜〜〜〜〜

 

 

 

返す返すも、私はラッキーだったな。

これは、常日頃の行いが良いからとか、食生活がどうだとか、信心深いからとか、そういうことと、全然関係ないですね。

 

 

単なる、マンモスゾウラッキー(40代以下には通じない死後ですがね、でも伝統継承していこうと思って)

 

 

 

ガン細胞が結局は遺伝子が傷ついたことによりランダムに発生するとして、突発的にできてしまっているのだとしたら、ガンになるかならないかは、運でしかないよね。

 

 

 

ま、もちろん遺伝要素とか〜、外的要因とか〜、あるにはあるでしょうけど。

 

 

 

でも、みなさん。自分が悪かったからガンになった・・・みたいな考え方は、

無駄に落ち込むだけだから、やめない?

 

・・・と思う今日この頃

 

 

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