
昨日は、産業能率大学にて講義を行ってきました。2コマ担当し、1コマはウェブ解析士マスターとして「初級ウェブ解析士」のレクチャー、もう1コマは自らのWebビジネスをテーマにしつつ、当社パイプラインが得意とするブランディングやベネフィット・マーケティングを活かすWeb設計のノウハウの講演を行いました。
大学での講義ははじめてだったので、また自分が「初級ウェブ解析士」の試験勉強をするつもりでシミュレーションしてから当日に臨みました。
受講された学生の皆さんもよく勉強されていて、「実務を経験されたことがないのに、よくこの問題が解けたな~」と驚かされる場面もありました。
休憩を挟みつつも11時~17時までの6時間ロングタイム講義、さすがに後半戦は、学生さんたちの表情にも疲れが浮かんで来ていました。
でもラスト90分の講演フェーズでは、当社が制作案件で進める設計プロデュースやブランディングになぞらえて、身近な事例も含みつつブランディングの話をしていくと、だんだん皆さん、疲れも吹き飛んだ表情で聞き入ってくれました。
実務想定の講義では、あくまでも近未来の想像の範疇でしか理解できないことが、自分が普段使っている商品や利用しているサービスのブランドの話だと、だんだん「自分事」として考えられるようになってくるんでしょうね!
そして、最後は今後控える就職活動に役立ててもらおうと、セルフ・ブランディングの話をしました。
「自分は何者なのか?
自分は何が得意なのか?
その得意なスキルの中でも、独自性や、他人に負けない強みは何なのか?
そしてそれを、どう周囲や社会に役立てることが出来るのか?」
そんな自己分析を行って、自らをブランドに見立ててプロデュースしていくことが出来れば、商談や営業もうまく行くし、就職活動だって上手く行くはずです。
そんなセルフ・ブランディングを意識しつつ、「自分がその企業で何をやりたいか?」という自分本位目線ではなく、「自分がその企業に採用されることにより、企業に何を提供できるのか?組織がどうなるのか?企業や業績にどう貢献できるのか?」という、企業側のメリットやベネフィットも盛り込みつつ、自分ブランドアピールをすれば、きっと就職活動は上手く進められますよ、というアドバイスで締めくくりました。

多くの大学生にとって就職活動は、切っても切れない「自分事」。皆さんそれぞれ、気づきや得るものがあったようで、講義終了後の小レポートにも、たくさんのコメントやHappy wordを頂きました。
やはりセミナーや講演では、同じテーマやコンテンツで組み立てるにしても、なにか少しの小話でも良いから、集まってくれるオーディエンス層の「自分事」として重ねられるワークや、気付きを持ち帰れるメソッドを盛り込んでおくと、満足度やモチベーションに繋がりますね!
このところ、講演・執筆・講師のオファーを次々と頂いています。自分自身、1歩1歩、ステップを固めていきたいと思います!