
こんにちは、世界観プロデューサーのTigerです。
先日、ビックカメラに事務用品を調達しに行ったところ、こんな電池を見つけて飛びつき買いです。迷彩柄好きで、しかも自社パイプラインのコーポレートカラーであるオレンジがセットになった「エネループ」…こんなまるで、「俺の為にパッケージされたような電池」は買わずにいられませんでした(笑 別に現在電池は足りているのですが、「そのうち必要になるだろう」という意気込みでの"買い"です。
別に、電池くらい機器に入れてしまえば見えるものではないので、電力さえ供給してくれれば用は足りるのですが、究極の自己満足ですね♪
この「自分の為に用意されたような…」は、Webサイトの集客でも大変重要な要素です。
よく「商品を絞り込む」「ターゲットを絞りこむ」という考え方はご存知の方も多いかと思いますが、「たった一人のための商品●●」という考え方は、その最たる例です。
Web制作では、その考え方を「ペルソナ設計」と呼んでいます。
「ペルソナ」の語源は、もともとはギリシャ語で「仮面」を意味していますが、心理学では要約すると「人格」をあらわしていて、 ビジネスでも、「ユーザー人格の架空設定」として活用されています。名前・年齢・性別・職業・趣味・居住エリアなどから仮説で設定を始め、そのパーソナリティから人物像を作りだし、ユーザビリティーに優れた商品やサービスを開発する。
この考え方をWebのコンテンツ設計にも活かす、という考え方が「ペルソナ設計」です。
サイトで売り出したい商品や、打ち出したい商品のターゲットを想定する。
そのターゲットは、どんな処に住んでいて、どんなライススタイルを送っていて、どんな時にその商品やサービスを必要とするのか?
そしてその商品やサービスを使いことによって、どんな体験をするのか?どんな時間を過ごせるのか?
そして何が解決できるのか?
そうやって、具体的な想定をどんどん掘り下げて行って、ユーザーのニーズとウォンツを先回りしていくと、架空のユーザー…つまりペルソナが、「どういうアピールをされれば、その商品やサービスをオーダーしたくなるのか?」という"訴求ポイント"がだんだんと浮き彫りになってきます。
その訴求ポイントを満たすためのクリエイティブ、すなわちWebサイトのコンテンツを紡いでいけば、必然的に、ペルソナの"かゆいところに手が届く"Webサイトに仕上がっている筈です。
例えば、昨秋に当社パイプラインの制作プロデュースでリリースした「全日本オステオパシー学院」様の事例でのペルソナ設定はと言えば…。
医系の国家資格は既に取得していて、近将来に独立を目指しながら、整骨院で勤務している。基礎的な技術と座学は一通り学んで経験もあるので、そこからさらにステップアップして、自らの院を開院できるまでのノウハウと自信を身につけ、バックアップして貰えるような環境で学びたい。
シンプルにコンセプトまとめると上記の様なシナリオです。
そんなペルソナユーザーが学校に求めることは…
○大前提として、どんな事が学べるのか?
○講師陣は、現役で活躍している権威はいるのか?
○どんな学生を対象としているのか?
○どんなカリキュラムで進行するのか?
○在学中はどんな体験をできるのか?
○卒業後は自分がどう成れるのか?それに対するバックアップは?
○実際の在校生・卒業生はどんな感想を持っているのか?
○資料は?授業は入学申し込み前に見学できるのか?
上記が主たる疑問とニーズかと策定しました。
このペルソナ設計はドンピシャリだった模様で、公開翌日には問い合わせがスタートして、資料請求や申し込みなど、初月から続々と反響があったとのことで、設計&制作プロデュースを行なった自分としても、光栄な限りでした。
Webでは、商品やサービスの特徴をアピールして売るのが最善策ではありません。「たった一人のあなただけのために、こんな体験と付加価値がありますよ。それを満たせるのがこの商品サービスです」というワンクッションのベクトル&スタンスが必要、ということですね!
あなたのWebサイトでは、たった一人のペルソナが求める体験を先回りできていますか?
Web集客を加速させる株式会社パイプラインがお届けしました。
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