台湾の国民投票は無事に終わりましたね。
そして、結果は、
議題についての立場や説明は、台湾の国民投票①私は一つの賛成&三つの反対&台湾の国民投票②発電って台湾有事にならないための重要な手段をご参考ください。
ここでは、政治家の姿勢について語りたいと思います。
この前の記事に紹介したように、今回の国民投票は野党の国民党(親中派)が与党の民進党の政策を反対するために行ったものなので、「反対する票数が多い」=与党の民進党の勝利にも言えます。
でも、この結果について、蔡総統は
国民投票というのは、勝負することではありません。
反対も、賛成も、国民たちの意思であります。
国民投票のおかげで、台湾人は意見が違っても、理性に基づいて討論することができることを証明しました。
今回の国民投票を参加してくれた国民たち、ありがとうございます。
と言いました。(一部だけの内容なので、台湾華語が読める方は、蔡総統のフェイスブックへどうぞ。)
蔡総統の発言から、支持者の総統だけではなく、すべての国民の総統であることが感じられますよね?
そして、「負けた」国民党の総裁朱立倫さんは、
今回の国民投票によって、台湾の国民投票は死んだ(機能していない)ことを証明しました。
台湾は民主独裁国家になってしまいました!
と言いました。
民主独裁国家という言葉を聞いたことがないので、意味を説明することができませんが、皆さんも多少感じられますよね?
国民党が嫌われる理由。
「民進党が勝ちましたから、冷静にこう言えます!」と主張する方もいますが、ここでは一緒に民進党が負けた頃の発言を見てみましょう。
2012年の総統選挙に、蔡英文さんは落選して、
負けたことで皆さんに謝りたいです。
私たちは、国民たちの選択を心から受けますから、馬英九さん、おめでとうございます。これからの4年、国民たちの声を聞いて頑張ってください。
支持者のみなさん、ありがとうございます。私にとって、皆さんは投票してくれた方だけではなく、素敵な仲間です。
皆さんは泣いてもいいですが、落ち込まないでください。悲しくてもいいですが、諦めないでください。
私たちは、どんな立場であっても、台湾のために頑張ります。
と言いましたね。
同じく一部だけの内容なので、台湾華語がわかる方は、2012年の映像へどうぞ。
2012年の私は、政治というのは汚い。大嫌い。って思って投票しませんでしたが、ニュースからその映像を見てから、なんか、この方に投票しなかったのは惜しいと感じました。
それから民進党の支持者になったわけではありませんが、蔡さんなら投票してあげたいという気分が生じました。
その姿勢を感服して支持者になった人が多くて、それ以来、民進党はどん底から這い上がって現状になったそうです。
蔡総統は失敗しても心を励ます発言ができると、逆転するきっかけになるという事実を証明したはずなのに、どうして、国民党は相変わらず「違う立場の人は全員間違っている」という姿勢で発言しますか?
国民たちの需要、好みについて、まったくわからないのですか?
あるいは、わかっていても「違う立場の人は全員間違っているから、私たちは反省して改善する必要がない」と思っているのですか?
台湾の国民党の政治家たちを見て、いつも、不思議。