台湾のコロナ感染者数は二桁になって安定したようになりましたが、実は波乱万丈ですから、今週はすぐに報告できず、いろいろ考えて様子を見ました。
では、報告しますね。
まずは、台湾のコロナ対策の基本を説明します。
感染者を中心として、調査範囲の網を広げていきますね。
調査する流れは、
感染者の供述
感染者に関する実聯制、接触者などの供述
感染者が重症で答えられない時、
で嘘をついた気がする時、警察機関に依頼して調査します
ショップなど接触者が特定できない場所の行動履歴を公表します
そして、調査結果によって対応方法が違います。
もし、検査している途中、陽性者が特に多い場所を発見すると、そこを「熱区(状況が厳しいエリア)」として現場で「前進指揮所(県市の指揮センターや国の指揮センターの支所)」を設立して、様子を見ながら対策をすぐに調整します。
以上は去年から使っている対策方法で、今、台北市&新北市以外の県市もみんなこの基本で対応しています。
台北市&新北市は感染者数が多くて人手が足りないので、この基本対策を使いませんでした。
だから、5月中旬からある期間に、
台北市&新北市からの人は中南部に来て、クラスター感染になって、他の県市が感染者の行動履歴と接触者を調査して、台北市&新北市に連絡して対応する状況でした。
台北市&新北市は感染者の治療などに専念していました。
台北市&新北市のやり方に心配していましたが、感染者数は本当に減少したから、そちらもきって頑張っているでしょう?
でも、レベル3が7/12に延長する理由は?の北農事件から、気付きました。
台北市の感染者数が減少した理由の一つは..........
感染者の戸籍が他の県市にあるから、他の県市のことにしたからです。(もう一つの理由は、市民のみなさんが頑張って自粛していることですね..........)
そして、台北市市長によると、伝統市場より病院のほうが危ないと思って、医療現場に専念して、伝統市場を気にしていなかったそうですね。
「実際の状況は、教科書とは違いますよ。」って言いましたね。
うん。
だから、伝統市場のクラスター感染を対応してよ!ってみんな叫んでいた時には、教科書と違ったので無視しましたね。
でも、一体どこの教科書ですか?
とにかく、北農事件がまだ収まっていないうちに、また複数の台北伝統市場のクラスター感染が発生したので、台北市はようやくクラスター感染の対策指揮権を指揮センターに任せました。
指揮センターは上記の対策を基本として、現場の状況によって調整しますから、いい始まりだと思いますが、レベル3は7月下旬に延長すると思います。
そして、ほかの県市についてですが..........
新北市
陳秀熙という公共衛生専門家に任せてから、状況が安定してきましたが、台北市と隣接しているので、まだ安心できません。
基隆市
伝統市場のクラスター感染で苦しんでいましたが、台北市の市場クラスター感染と関係あるので、台北市のクラスター感染を収束すると、こちらも大丈夫だと思います。
花蓮のBBQクラスター感染
屏東のデルタ事件
高雄&台南の家庭内クラスター感染
上記の対策の強化バージョンで収まりましたが、高雄のいきなりの隔離についての準備、特に高雄市の市民たちよ!については、もっと配慮してほしい輿論があるので、これからは「機能や効果」だけではなく、やさしさも配慮してくれるといいですね。
彰化県の隔離ホテル火災事件
6/30の夜、ある隔離ホテルは火災で4人の犠牲者が出た悲しい事件が発生しました。
詳細はまだ調査中なので、ここでは高雄のいきなりの隔離についての準備、特に高雄市の市民たちよ!と合わせて、もっと繊細で安全な隔離対策を検討してほしいです。
他の県市
こそこそしてパーティをしていた感染者がいますが、みんな同心円作戦で感染者や状況を把握しましたから、今は拡大することがありません。
以上は、今週の台湾コロナ状況の報告でした。