日本からいただいたのは、ワクチンだけではなく、「選べる自由」も。 | 台南在住日記とか

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 「あなたはだめだから、友達がいないよ。あなたを助けるのは私だけ。私がいないと、あなたは死ぬよ。だから、私の話を聞け。」

 

 これは、例の国と親中派が長年間、台湾人に教えたい価値観です。

 

 そして、世界もその現実を見せてくれました

 

 「SARSについての情報?例の国に聞いて。」by 国際のある衛生組織

 「ご支援ありがとうございます。でも、例の国が〇〇をくれると言ったので、そちらと友達になります。台湾とは断交。」by たくさんの国

 

 本当ですね。

 

 台湾は「国際孤児」です。

 

 例の国の話を聞かないと、私たちは生きられません。

 

 いい子にしないと、見捨てられます。ショボーン

 

 

 でも、今の政権は違う可能性を教えてくれました

 

 「私たちはだめではありません。諦めず頑張れば、世界の国はみんな仲間になってくれます。」

 

 そして、ワクチンを言い訳にしてその可能性をつぶしたい輿論が、今の政権を倒そうとする緊迫した状況で、日本は手を差し伸べてくれました。

 

 

 「仲間は、ここにいますよ。グラサン

 

 

 それだけで、莫大な意味を持っています。

 

 

 そして、ワクチン自体のことですが、「血栓という副作用のあるアストラゼネカで支援するのは失礼!」って気を遣ってくれる日本人たちのやさしさには、ありがとうございます。お願い

 

 もちろん、命が大事ですから、接種するなら副作用のないワクチンを選びたいですが、世の中には副作用のない薬がありませんね。

 

 日頃に使っている鼻炎薬も、取説書にたくさんの副作用を載せていますえーん

 

 体にいいサプリのビタミンB群も、私の体質に合わないので、ひどいめまいになってしまいましたから、薬なら必ずリスクをもっている事実を知っています。

 

 

 難しい選択肢ばかりのコロナ時代で説明したように、もし、選べるなら、私はコロナを滅ぼしてワクチンを接種しないことを選びます。

 

 

 でも、それは「選べるなら、私はお金持ちになりたい」のような贅沢すぎる願望になりましたね。キョロキョロ

 

 

 今の台湾人が直面していた選択肢

 1例の国の謎のワクチン

 2例の国を経由してドイツのBNTワクチンを買う

 ドイツから直送するならまだいいですが、もし、飛行機は途中に謎の理由で例の国で一時滞在すると、台湾はどんな目でこのワクチンを見ればいいかな?えーん

 3ワクチンがないまま、コロナと苦戦する

 味覚の異常、肺臓機能の損傷、血栓、脳卒中、麻痺など数え切れない症状と後遺症で苦しむだけではなく、1ヵ月間にこの病気で三桁の犠牲者が出る日々が続きますえーん

 

 12はどうみても、選びにくいですから、台湾人は「コロナと苦戦する」しか選べませんでした

 

 つまり、私たちは選ぶ自由がありませんでした

 

 ワクチンを持っているだけ、「接種しない」という選択権を持ちますから、台湾人は「接種しない」ではなくただの「接種できない」でした。

 

 

 でも、日本はアストラゼネカを提供してくれました

 

 その時点から、私たち台湾人は初めて本物の選択権を手に入れました

 

 「コロナのほうが怖いので、ワクチンを接種する。」

 「副作用のほうが怖いので、ワクチンを接種しない。」

 「私の仕事はハイリスクなので、ワクチンを接種する。」

 「私は出かけなくてもいいので、ワクチンを接種しない。」

 

 私たちは、自分の意志で、選べます

 

 ちなみに、台湾の目標は「ワクチンを接種して感染しない」ではなく、「ワクチンを接種して重症率を減少して、医療現場の負担を軽減して、誰もみんなしっかり治療が受けられる環境を整える」です。

 

 

 「でも、もっと安全なワクチンを提供すべきだと思います!」と思う日本人もいて、そのお気持ちに本当に感謝しますが、

 

 万万不可!(台湾華語での「絶対にだめ!」)

 

 台湾は国民の総意で自主ロックダウン、厳しい水際対策とルールを違反する人に罰などの対策を実施しているので、「アストラゼネカが怖い」と思う人は、しっかり自分を守れば、接種しなくても平気です

 

 

 でも、日本は東京オリンピックを直面していますよ。

 

 

 日本国民が安心に接種できるワクチンを台湾に譲って、逆に自分が危険な状態になると、台湾人は日本人に会う面目がなくなりますよ(そもそも、台湾自身もアストラゼネカを使っているし........)

 

 

 日本も台湾もステップバイステップで目の前の難関をクリアするだけ、明るい未来が来ます

 

 

 私たちの目の前には、難しい選択肢ばかりですが、力を合わせれば、いつか、「ワクチンを接種しなくてもあまり心配ない世界」を取り戻すことができるかもしれませんね。

 

 

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