5/30の台湾は、国内感染者266人、追加修正89人。
5/29の国内感染者320人、追加修正166人より少なくなりましたね。
いい兆しだと思いますが、がっかりしたくないので、もうちょっと様子を見ましょう。
では、今日はちょっとワクチンについて自分の考え方を話しようと思います。
実は、私はどんな病気でも「ワクチンを打ちたくない派」です。
副作用が怖いし、Aの病気を予防するためにBの病気になるのは、ちょっと意味がわからないので、楽しく生きて、日頃には楽に長続けられる範囲内で健康を気にして、後は神様に任せるって感じです。
だから、コロナ時代が始まっても、ワクチンや治療薬ではなく、SARS時代のようにウィルスを消滅する目標を目指していました。
結局、期待外れ。
「台湾は、ワクチンの接種率が低すぎるから、すぐに拡大」というコメントを見ると、切なかったですね。
正直なところ、「世界中のみんな、最初から水際対策をしっかりして、一斉自粛すれば、1ヵ月くらいで収束できるのに!」ってたまには反発したくなる気分もあります。
でも、よく考えてみると、みんな、自分なりの課題で頑張っていますね。
たとえば、
日本の人権v.s強権。
そんなに人権を気にしないで、強権でロックダウンして、ルール違反者に罰を出すと、すぐに収束できると思いますが........
今の政権に不信感をもっている人にとって、やっぱり怖いですよね。
私も、今の政権を信頼しているので、安心に任せられますが、もし、逆の政権だったらどうしますか?私は本当に人権を少し犠牲してもいいと思えますか?
実は、わかりません。
たとえば、
欧米の自由へのこだわりv.sマスクを着用して安全を確保
マスクを着用したまま運動すると、酸素不足で倒れる人もいますから、いつでもマスクをつけるのも体によくありません。
だから、台湾人としては、もっとも理想的な状況は、短期間にみんなで一緒に我慢してウィルスを消滅して、マスクがいらない自由な世界を取り戻すことです。
なのに、「マスクを着用しない自由を返せ!」ってデモをする欧米人がいますね。
本当に、呆れました。
おいおいおい!それは逆にマスク着用期間を延長するじゃん?
「自由しすぎるよ!」って批判する人もいました。
でも、「自由しすぎる」という価値観は逆に危ない気がしました。
特に、専制政権と民主政権に挟まれた台湾人としては、その「自由しすぎる」を言いたくありませんね。
自分も「自由」のためにそんなに頑張っているのに、自分の価値観に合わない自由を見ると否定するのはおかしいですよね?
ちなみに、そこで気づいたのは、台湾人は「強権」、「人権」、「自由」、「安全」の中に、極端的に求める人があまりいないようです。
複雑に考えなくてもいい、どんな話題を話しても安全である自由があればいいです。
人権(生命権、生存権など)を守るためなら、強権を利用してもいいです。
こんな台湾人の価値観は、外国人にとってもちょっと理解不能かもしれません。
でも、お互いにわからないところがあっても、お互いに尊重するこそ、理想的な世界ですよね?
だから、個人的には、この世界の多様性でコロナを完璧に消滅することができない現実を受けました。
コロナと共存する世界と付き合うって、どんな感じですか?
台湾は、最初、出国する人、医療者だけワクチンを接種すればいいと思いましたが、実はそうではありません。
台湾以外の国はみんな自由に往来できるなら、必ず「ワクチンを接種した我が国の国民を入国隔離させないでください」 って交渉しにくる国があります。
いつでも断ると、台湾は孤立されて、経済も大変になると思います。
そして、ワクチンを接種したから、隔離せずに台湾に入国する外国人が多くなると、どうしますか?
ワクチンを接種すること=感染されにくいor感染されても軽症≠100%感染されない
だから、ワクチンを接種しないなら、巣籠りしたり人間関係を諦めたりしないと、感染されるリスクも高いです。
自分は性格で長い期間の巣籠りでも平気ですが、家族には会いたいです。
家族と自由に会食したいです。
家族と一緒に日本へ旅行したいです。
だから、今回だけは、ワクチンを接種しないとだめだと気づきました。
元々はワクチンのブランドが自由に選べる時期になってから、ゆっくり選ぶつもりでしたが、今は無理ですね。
ウィルスは既に実家の近くに迫ってきました。
もうすぐ70代になる両親を心配していますから、ゆっくり選ぶ余裕がなくなりました。
今の台湾人は、みんなそうだと思いますが、
副作用より怖いのは、両親や祖父母がウィルスに殺されることですから、できることなら、すべて頑張ってみたいです。
だから、ワクチンが嫌ですが、打てる時には打ちます。