台湾主婦の備蓄食品③家庭麺食との続き、
新東陽紅燒牛肉
新東陽は台湾の大手肉食品のブランドで、
「肉干」などで有名ですが
実家の彰化の名物も「肉干」なので、
みんな自分の好きな店をもっていて、もちろん食べたことがありません。
この缶詰めは人生最初の新東陽商品でした。
「紅焼というのは豆板醤を主に調味したもの」を紹介しましたが、
この缶詰めの紅焼は「醤油」+「チリソース(辛くないけど)」で調味したもの。
開けたらこんな感じ。
肉の量は二人前くらいですから、
100台湾ドルという値段がまぁまぁOK。
直接食べてみたら、
旨味が足りなくてしょっぱすぎる調味ですが、
八角などの漢方薬を一切使わないので、
日本人にとって嬉しいシンプルな味だと思います。
肉なら、このまま食べると硬めで「肉干」のようです。
今回は玉ねぎと人参をさっと炒めてから
牛肉を入れてすこし炒めました。
次は、牛肉の缶を利用して1.5缶の水を入れました。
しょっぱすぎるので、ビーフシチューを作りますが、
多めの水を入れました。
そして、味の素を入れてちょっと煮てから、
水溶き片栗粉でとろみ付けました。
そして、ビーフシチュー麺になりました。
でも、実は食べる直前に........
混ぜました。
調理した牛肉が柔らかくなって、とくに缶詰めの牛肉だと感じられません。
使った麺は↓↓
五木南投意麵
mikeさんのおかげで
日本も五木というブランドがあることを知りましたから、
ちょっと調べてみたら、
台湾の五木は日本の五木とは関係がありません。
ロゴがそっくり、ブランド名が同じなので、
日本の五木に訴えられたことがあります。
でも、台湾では台湾の五木が先に商標登録したので、
著作権侵害しか訴えられませんでした。
結局、両方ともに五木子守唄から発想したロゴなので、
著作権侵害が成立しませんでした。
日本の五木はきっと台湾が大嫌いだと思いますね........
台湾の五木は、台湾伝統的な麺しか売ってないので、
日本の五木への影響が最低限に抑えられるといいですね。
では、本題に戻ります。
この南投意麵の南投は「地名」、
意麵は「ラーメン」のように、
形が場所によって違いますから、
おなじ「意麵」と言っても、
南投意麵と台南意麵は違います。
インスタントラーメンに見えますが、
食感がインスタントラーメンよりもちもち。
大根豚骨スープをかけると、
次は、台湾人にとって贅沢なインスタントラーメン。
滿漢大餐蔥燒牛肉麵
中国の清朝は満人という民族が漢人を統治していたので、
二つの民族の美食をたくさん使った宴席料理は「満漢全席」と呼ばれていました。
それは皇宮しか食べられなかった超贅沢な宴席料理なので、
この「贅沢なインスタントラーメン」を
「滿漢大餐」という名を付けました。
中身は↓↓
牛肉のレトルト、調味料、豆板醤。
今から見てはごく普通ですが、
子供の時代には超贅沢。
そして、この「超贅沢」というイメージが強すぎるので、
1泊旅行をする時には、
いつもこの「滿漢大餐」を買ってホテルの部屋で夜食として食べます。
ちなみに、
台湾人は、旅行先でインスタントラーメンを食べるのが、好き。
お湯を入れたら
巣籠りのご褒美として、食べました。
もちろん、夜食。
台湾では備蓄食品を準備する時には、夜食の重要さは三食並みだと思いますね。
では、
to be continued