先日hirame-hkさんのコメントから気付きましたが、台湾では大学時代に知り合って、30代の頃に結婚するカップルが多そうですね。
私の周りから見ると、このパターンのカップルは20~30%くらいで、台湾人カップルの特徴まで言えるかどうか微妙ですが、せめて珍しくありません。
バイクから昔の台湾大学の男女事情をで説明したように、台湾人は大学時代に合コンを盛んに行っていますから、社会人になって自然と婚活タイプの合コンへ進むのもあたりまえでしょう?
でも実際には真逆です。
台湾人は大卒してから、合コンとは無縁とは言えます。
まず、大学時代の合コンについて説明したいですね。
大学時代に合コンを参加する理由は、恋愛と人間関係。
恋愛はともかく、人間関係って新しい友達を作ることです。そして、周りの人がみんな合コンを参加すると自分も参加した方が仲間に入れやすいですね。
つまり、恋愛は目的の一つですが、唯一ではありません。
そして、台湾では友達として知り合って、徐々に恋人になるパターンを憧れる傾向があります。
その「徐々」のスピードは人によって違いますが、基本的には、最初から恋人になる前提でデートしたりすることには拒否を感じる人が多いです。
さっきも言った通り、合コンの理由は恋愛と人間関係。
台湾のバイク合コンって、みんなで盛り上がって友達を作る場で、普通は主催者たちは参加者の連絡先リストを交換して、自由に連絡する相手を決める感じで、その後はまず友達になる前提として連絡します。
気になる相手がいなくても、合コンで知り合った異性友達がお互いに友達を紹介したりしますから、私の経験によっては、「合コンで新しい友達を作って新しい友達が紹介してくれた人と友達になって交際する」のほうが圧倒的に多かったです。
つまり、合コン友達
交際という流れです。
でも、社会人になってから、忙しくてみんなでワイワイする時間も体力も相当減って、休日になるとゴロゴロしたいし、一緒に遊べる友達が少なくなりましたから、そういうにぎやかな合コンは無理ですね。
こういう状態では、日本ドラマで見た飲み会タイプの合コンを利用すればいいでしょう?
でも、そういう合コンがあまりありませんね。
大卒してからの出会いは、友達の恋人が自分の友達を紹介してくれるくらいだと思います。
出会い系サイトもありますが、出会い系サイトはセフレを狙う人が多いイメージが強くて、友達恋人というパターンを憧れる人にとってハードルが高いです。
そして、婚活パーティーというのは、結婚を前提として知り合う方法ですから、普通は30代になる前に視野に入りませんね。
20代の頃には、男女問わず「誰かと友達になって、自然と恋人になって、その恋人が理想的な相手であればまた結婚を考える」ということを憧れていて、理想的な相手がいないと結婚しなくてもいいと思います。
そして、30代の頃、友達はみんな結婚して、その夫婦像や家庭像を憧れて、結婚を前提としてする交際も視野に入りますね。
でも、台湾ではパートナーを連れて自分の飲み会を参加する人も多いですから、飲み会のメンバーは2~3つのカップル✙2~3人の独身者である場面もよくありますね。
みんな親しいですから、カップルたちはラブラブさらしより、結婚生活についての文句をつけながら「独身の方が幸せ」と提唱する人が多いですよ。
「赤ちゃんは夜中に泣くよ。睡眠不足が酷い!」
「独身時代は連休が好き。結婚してから連休が大嫌い。」
「覚悟が足りないなら結婚してはだめ。」
近年の台湾では育児を頑張る男性が人気なので、知り合いによると男性ばかりの飲み会でも自分の育児経験をアピールする男性がいますから、それを聞いて「自分が独身でよかった」と思う人もたぶんいると思います。
たぶん、婚活パーティーが台湾で盛んになれないのも、それに影響されたかなぁ?
こういう社会環境も、台湾人が大学時代の恋人と結婚する一途になる理由の一つだと思いますね。
この前は結婚したい友達を協力しましたから、ちょっとわかりますが、台湾では大卒してから出会いのチャンスが怖いほど少ないです。
友達を協力した時には絶望しすぎて、工事で家に来た職人の中によさそうな30代男性がいましたから、「結婚しましたか?」って声をかけたこともあります。
結局、職人さんは喜んで自分の妻と子供の写真を見せて、自分の家庭生活をシェアしてくれました。