大卒すると出会いチャンスがない台湾人では主にプライベートの出会いについて紹介しましたが、では、職場はどうでしょうか?
職場はもちろんゼロだから紹介する必要がないでしょって思いましたが、よく考えてみたら、そこは日本とはまったく違うから説明も必要かもしれませんね。
ドラマから見たんですが、日本の就職活動って、大学四年生の頃に企業の内定を取って、たくさんの新入社員が一緒に研修などを参加するそうですよね?
そして、定期の異動もあるので、もとの所属では出会いがなくても、ほかの所属でチャンスがありますよね?
勤務時間はみんな真剣に頑張っているので、気になる相手がいても恋愛関係に発展しにくいけど、飲み会などはいいチャンスですよね?
すべてはドラマや書籍から見たんですから、実際の状況とは違うかもしれませんが、とにかく、台湾では一切ありません。
(よく考えてみたら、大企業ならあるかもしれませんが.........)
台湾では、大卒してから卒業証明書をもって就職活動を始まるタイプで、応募するのは「仕事経験がゼロの新社会人を狙う仕事」ではなく、「仕事経験がゼロでもいい仕事」ですから、ライバルは職歴2年、3年などの社会人がいます。
だから、新社会人のためにわざわざ研修を実施する会社が少ないです。みんな仕事しながら勉強します。
新社会人は社会人を勝てる理由はほとんど給料が安いですから。
そして、大企業なら一気にたくさんの人を採用(錄取、ルー・チュー)して、しっかり研修(教育訓練、ジャオ・ユー・シュン・レンー)を実施しますが、台湾では中小企業のほうが多いですね。
一気に複数の社員を採用する企業が少ないですから、それも研修がない理由のひとつですね。
さらに、性別によって採用することは台湾では違法ですが、基本的には傾向がありますから、女性の職場は女性の人数が圧倒的に多くて、男性もそうです。
次は、異動ですね。
大企業なら支社に異動することはありますが、中小企業の支社というのは、ほとんど中国や東南アジアにある工場を監督する会社ですから、異動とは違うレベルの海外駐在になりますね。
では、飲み会は?
そういう文化があまりないですね。
勤務時間以外には同僚にまったく会いたくない文化なら、あります。
周りの経験から見ると、仕事を慣れて初めて余裕が出るのは26、27歳の頃で、その前には必死に仕事してみんな目が死んでいる状態で、恋愛より休みが大事ですね。
でも、慣れたら自分の能力と給料を見直して、転職もしますから、また新しい会社を慣れるまでにまた時間がかかります。
さらに、台湾人は35歳までに待遇を上がるために3~4回転職する文化があるので、20代って本当にあっという間に過ぎて、気が付いたらもう恋愛って他人事の状態になりました。
だから、大学時代の恋愛チャンスを逃すと、友達恋人
夫婦という流れで結婚する可能性は80%から20%まで下がったとは言えますね。
幸いに、SNSが普及している時代になりました。
近年は「揪團(ジョー・ツァン、グループの結成を誘う)」というやり方もあります。
昔の「揪團」は、一気に大数量購入するバーゲンを狙って、周りの人を誘って一緒に買うことでしたが、今は「友達を作るための揪團」もあります。
掲示板などでは、「映画好きの揪團」、「台南在住の揪團」など特定のテーマで趣味が近い人同士を誘う記事があります。
普通は、
コメントで応募
ライングループを参加する
みんなで趣味についてワイワイと喋る
気が合うと一緒に出かけて映画をみたり、会食をしたりする
気が合わないと主催者に声をかけてから、グループから離れる
という流れですから、心の負担も少ないですね。
ちなみに、この前も国際結婚で台湾にきた日本人女性の代わりに、台湾在住の日本人妻を募集する揪團記事を見たことがあります。
だから、台湾の暮らしに慣れない人も試してもいいかもしれませんね。