上橋菜穂子さんの作品が大好きな娘3号が、公開を楽しみにしていた作品です。
コロナ禍で伸び伸びになっていたのですが、やっと公開されました。
それで、公開日に一緒に見に行きました。
とはいえ、大好きな小説世界が映画化(アニメ化)されて、イメージ通りなのかどうなのか・・不安もあったようです。
そんな心配は無用でした。
小説「鹿の王」のイメージを壊すものではありませんでした。
それどころか、私の想像より壮大なイメージを作ってくれていました。
岩塩坑はずっと大きかったし、アカファの城や町も壮大でした。
アカファの火馬の郷に向かう坂道の崖など、ただの背景であるにも関わらず、カッコイイと思ってしまいました。
ストーリーは、だいぶ端折られてスッキリしていました。
複雑な原作が少しシンプルな構成に変わっていました。
抗体を持っている人と持っていない人の違いを気付けるストーリーになっていました。
私は原作を読んでいたので判断は出来ませんが、読んでいない人にもわかる様になっていたのではないのかなぁと思います。
最初にギョッとしたのが、ツオル人の額の目の刺青(?)です。3つ目の様でビックリしました。
でも、観ている内に慣れました。
ツオル人とアカファ人の区別が一目でわかります。
主人公のヴァンのイメージはピッタリでした。
堤真一さんの声、カッコイイですねー
低い声が素敵です。
ただ、俳優堤真一さんのイメージが出てしまうのが残念でした。
ヴァンが無口なので、助かったのかな。
ホッサルとサエは、外観が私のイメージと違いました。
しかし、娘3号がイメージしていたホッサルとは一致していたそうです。
えー、ホッサルがあんな優男でいいの?
私は、もうちょっと逞しい人物だと思ってたんだけどな〜
ストーリーも人物像も、想像していたのとは違ったところがありましたが、全体として世界感が一致していたので、物語り世界に入って行けました。
上橋菜穂子ワールドを映画館で楽しめました。