
フビスさんとランチ。
チベット仏教の某活仏を仙台へお招きするべく極秘で(こんなとこに書いてるがw)打ち合わせをしているところだった。
当初話をフビスさんから話を振られた時は、時間も場所も金も無いし、だいたいそんな偉い方をどうご接待すればいいのかと、さすがに考えたが、さる住職に相談したところ、チベットへ行かれたことがあるという某寺のK副住職を紹介され、K副住職から、
「ではなんとかお呼びする方向で協力致しましょう」
と色よい返事を頂いた。 が、途中日程変更等があり、残念ながらK副住職の自坊では都合がつかなくなってしまった 話は振り出しに戻り、さてどうするかと悩んでいたところ、一本の電話が鳴った。発信者はK副住職だった。
「実は例の件、先ほどまで一緒だった仲間の住職に打診したところ、万事引き受けましょう、と言って頂いたのですぐに電話してもらえないでしょうか?」
とのこと。 なに?? よく分からないが、“その万事引き受ける”という男らしい響きにグッときたワシは早速電話をしてみた。すると、
「あぁチベせんさん?話はKさんから伺っております。つーかいつからやってんのチベット支援?」
えっ!?いやいや、かくかくしかじかと申し上げると、
「はーそうでしたか。これは存じ上げませんで。なかなか出会わんもんですなぁ!w」
と何やら意味深な回答が。。 これはフビスさんも一緒にいることだしこのまま一気に話を詰めた方がよさそうだなと思い、今から伺ってもよいかと訪ねると、16時半から通夜が入っているが、その前であれば構わないとのお話だったので急遽直行する。
まず寺の正門に立ってビックリ。正門脇の掲示板には雪獅子とともにチベットについての説明文がww
お寺に上がりさっそく本題に入る。 聞けばなんとご住職も’97年にチベットへ行かれたことがあるそうだ。 まぁとにかく、単刀直入にお話伺いましょうとの事だったので、ざくっと場所の提供、招聘にかかる経費、及び講演料等の相談に乗っていただきたいとご説明したところ、
「分かりました。では全て私の方で引き受けましょう。」
とのありがたいお言葉を頂く。なんと理解のあるご住職なのだろう。。
もう一つ、日本の寺院の場合、所属宗派と中国政府との関係に対する配慮から宗教活動なら構わないが政治活動はダメ、というところが圧倒的に多いので、その点どこまでオープンにしてよいかうかがうと、
「中国政府に対する遠慮?あぁ全く無いです。私は僧侶です。同じ立場の僧侶が宗教弾圧を受け、殺されているのを看過する訳にはいきませんから。どうぞご自由ににやっていただいて構いません」 だって!!
すげーー!!すげーー!!住職かっけーー!!
しかも、招聘にかかる経費と講演料及び会場設営まですべて当山で引き受けますので、ご来場者から入場料を徴収する必要はないですよ、とのこと。
太っ腹だぜご住職。。
ということでマスコミ関係も含めフルオープンで告知することに相成った。
これ以上隠し通す必要もなくなったので堂々と発表させてもらうと、 アジャ・リンポチェ師を仙台にお呼び致します。
チベットハウスでのアジャ・ゲゲンの紹介http://www.tibethouse.jp/event/2008/081025_ajaa_rinpoche.html
アジャ・リンポチェ招聘委員会のサイト http://buyannomtokyo.blogspot.com/
伊達政宗が晩年暮らした城の門を移築してあるほどの名刹で、写真を見てもらえば分かる通り古刹らしいたたずまいになっている。庭もきれいで、リンポチェをお呼びする頃にはきっと紅葉が見ごろだろう。
また地元では桜の名所として知られているそうだ。
余談だが、先月亡くなった我が祖母が毎年春になると楽しみにしていた仙台第一高等学校前のお寺の桜とは松音寺の桜のことだと後からオカンに教えられ、(あぁ、おばぁちゃんが転生前に大好きな桜のあるお寺さんとの縁を結んでくれたのではないか)と、ワシは不思議な縁にちょっとだけ泣きそうになった…。