テニスは技術的な悩みより難しい課題が存在する | テニス上達の近道

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「テニスが上手くなりたい」と思った方のための上達法コンテンツを公開しています。

ちょっとテニスの話からそれますが、
人の悩みごと第1位は人間関係と言われています。


やはり、私たちは色んな人と関わりながら
生活をしているので、当然そういう結果になりますよね。


そして、実はテニスの悩みも、
技術的な要素以外で出てくるのが人間関係です。



ダブルスのペアや練習相手など、
テニスは必ず人との関わりが付いてきます。



また、今回いただいた質問は担当コーチとの
関係性についてなので、まずはこちらをご覧ください。

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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): 蘭
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 51~55歳
■テニス歴(フリー04): 
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合わせ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【蘭さんのご質問】


こんにちは。お久しぶりです。
コロナ禍、お元気そうでなによりです。


バッシーさんとのやりとりは、
ちょっとした「漫才」みたいで面白いです。
やっぱり、関西人なんだなーと思います。


ところで1つ、コーチとしての目線は
どうなのかと言う事をお聞きしたいです。


私は公式戦とかにも出ています。


上級に近い中級です。


レッスンはトーナメントント用クラス(グループ)と
テクニック用プライベートを取っています。


自分で言うのも何ですが、
他の誰よりも闘争心が強く真剣です。


最近、コーチは私のプライベートレッスンでやったことを
グループレッスンでも他の人に教えるようになり、
プライベートレッスンの意味に疑問を感じています。


また、練習試合でもコーチは特定の人に
沢山アドバイスをして、その人が良いショットを打ったり、
勝ったりすると、拍手をして物凄く褒めます。


基本こっちも真剣です。


練習とはいえ、私がミスった時、
コーチが相手に拍手喝采するとかなり凹みます。


特にプライベートも取っている私としては不愉快です。


練習なのだから、良いショットを打った人より、
ミスった人のなぜ、そうなったかを分析して
アドバイスをしてほしいと思います。


お楽しみテニスをしているわけでは無いので、
生徒を楽しませたり、いい気分にする必要は無いと思っています。


一般的にコーチは、どういう気持ちで
生徒と向き合っているのでしょうか?


特定の人の上達に感情の入れ込みが、
強くなることはありますか?


また、
ボレーがあまり良く無い人に徹底的にアドバイスし、
積極的に出るようになった人を上達したと絶賛し、
わざわざ私に「彼女、上手くなったと思わないか?」と、
練習試合のエンドラインチェンジの時に聞いてきます。


はっきり言って、そんなことどうでも良く、
私は自分の試合、パフォーマンスに集中していたいので、
適当に返事をしたら、「あなたは簡単に認めないんだ」
と言われました。当たり前じゃないか!と思いました。


そういうことはグループレッスンでやってもらいたくない。


その人にプライベートレッスンを取らせれば良いと思うのです。


みんなに人気のコーチですが、
私は違和感を感じ始めています。


スリーコーチのコーチとしてのご意見をお聞かせくだだい。


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【スリーの回答】

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蘭さん

お久しぶりです!
スリーです^^


蘭さんも元気そうで良かったです!


そしてしっかり試合に向けて練習されていますね。


そうなると、確かに今回抱かれたような疑問を
コーチに感じることはあると思います。



今回の事例が私に当てはまるかは相手が感じることなので、
真相は分かりませんが、きっと何かしらの疑問を抱かれていることは
あるはずです。


こればかりは私たちコーチの今後の課題だと捉えています。


何をどのタイミングで何て伝えるのかを
常に頭をフル回転させても上手くいかないことってありますよ。


こちらが良かれと思ってしたことも、
相手からしたらズレている場合もあります。


なので、
相手の方が何を求めていたり、何を考えているのかを知るために
話をする機会を増やすことを心掛けています。



プライベートレッスンの1対1のコミュニケーションが、
グループレッスンより取りやすいですよね。


ですから、
もし引っかかる点があれば、プライベートレッスンのときに、
色々話す時間を増やすのも、今回のようなモヤモヤを解決させる
方法のひとつだと思いますよ。



どれだけボールを打っても、今回のようなモヤモヤが出てきたら、
練習に集中できなくなります。


そう考えると、
コーチとのコミュニケーションも自分を高めるために必要な要素なので、
もし機会があれば、うまく今の思いを伝えてみてくださいね^^



では!


スリー


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---------------まとめ----------------


私は20年近くレッスンをしているので、
何度も失敗をしてきました。


アドバイスのミスもあったかもしれませんが、
それ以上に感じるのは受け答えのミスです。


きっと、生徒さんが求めていたものとは違う
回答を何度もしてきたでしょう。


ただ、10人いたら10通りの「こう答えてほしい」があるので、
これからも私は相手の欲しい答えに対して間違い続けると思います。


でも、
何度もコミュニケーションを取り続けることによって、
何となく相手の求めていることが見えてきますよね。



これは日常における人間関係も同じではないでしょうか。


なので、これからも相手の正解を答えることはできませんが、
相手の気持ちに寄り添うための努力は続けていきたいです。



「相手の立場になって考える」


子供の頃に何度も親から言われた教えですが、
今とてもその意味を痛感しています。


あなたも、
ダブルスペアの気持ち、練習仲間の気持ち、
対戦相手の気持ち、コーチの気持ち・・・



色んな人の気持ちを考えるのは疲れると思います。


だけど、
テニスは相手がいないと成立しないスポーツです。


そう考えると、ここに労力を掛けないで、
どこに労力を掛けるのかになってきます。



ちなみに、
今回質問をいただいた蘭さんは1人で悶々としているより、
コーチに正直な気持ちを話してみることにしたという返事をくださいました。


私も言い方は考えますが、モヤモヤしたときは
正直な気持ちを相手に伝えるようにしています。


それでもっと関係が悪くなったら
仕方がないと割り切れるので、かえってスッキリしますよ。



それだけ相手の立場になって考え、
正直な気持ちを伝えることは状況を前に進める
力があるので、もし人間関係で悶々としているのなら、
このカードを使ってくださいね^^

 

 

では!

 

 

スリー