数か月が過ぎてもマイクは戻ってこなかった。


 ビリーは喜んだ。競争相手がいなくなったからだ。ビリーは

水の代金を独り占めしてほくほく顔だった。


 マイクにはバケツを二つ買ってビリーと競うつもりはなかった。

その代わりにビジネスプランを立て、会社を興した。そして、

四人の投資家を見つけ、実際に現場で仕事をする社長を雇い、

六ヶ月後、建築作業員を引き連れて村に戻ってきた。一年後、

マイクの会社は村と湖を結ぶステンレスのパイプラインを

完成させた。


 パイプラインの開通を祝う式典の席上で、マイクは自分のところ

の水はビリーが運ぶ水よりもきれいだとみんなに告げた。ビリーの

水に土がまじっていると文句を言う村人たちがいることをマイクは

知っていたのだ。マイクはまた、自分の会社は一週間に七日、二十四

時間休みなく水を供給できると告げた。ビリーは週末は働かなかった

ので、水が運ばれてくるのは月曜から金曜までだった。そのあと、

マイクは、より高品質で信頼性のあるこの水の供給サービスに対する

料金をビリーの料金の四分の一にすると発表した。村人は大喜びで

マイクが作ったパイプラインの蛇口に飛びついた。


 マイクとの競争に勝つためにビリーはすぐに水の料金を四分の一に

下げ、新たに二つバケツを買った。そして、四つのバケツすべてにふたを

つけて水を運び始めた。また、サービスの質を高めるために、二人の

息子を雇い、交代で夜や週末も水を運ぶことにした。息子たちが大学に

進むために村を出るとき、ビリーは息子たちにこう言った。


 「はやく帰ってくるんだ。このビジネスをいつかおまえたちのものに

なるんだから。」


 でも、大学を終えた二人の息子たちはどういうわけか村には戻って

こなかった・・・。



(続く)

出典:ロバート・キヨサキ著 

    「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドランント」



 むかしむかしあるところに、ひなびた村があった。

そこはたいそう暮らしやすかったが、一つ大きな問題があった。

というのも、その村では雨が降らないと水が手に入らなかったのだ。

この問題を解決するために、長老たちは村に毎日水を運んでくる

仕事を引き受けてくれる人間を募ることにした。

そして、名乗り出た二人と契約を交わした。長老たちはたとえ一人

でも競争相手がいれば、価格を安くおさえることができ、また一方に

支障があったときにも水に困らないですむと考えたのだ。


 契約を勝ち取った二人のうち一人はビリーという男だった。ビリーは

契約が決まるやいなや外に飛び出し、鉄のバケツを二つ買ってきて、

一マイル離れた湖に向かって駆け出し、せっせと水を運び始めた。

こうして毎日朝から晩まで二つのバケツで水を運び続けたビリーの

もとには、すぐにお金が舞い込んできた。ビリーは運んできた水を、

村の人たちが作った大きなコンクリートのタンクに流し込んだ。毎朝

ビリーは村のだれよりも早く起き、必要なだけの水がいつもタンクの

中にあるようにしなければならなかった。つらい仕事だったが、お金が

入ってくるのがうれしかったし、この契約を勝ち取った二人にうちの

一人になれたことを喜んでいた。


もう一方のマイクは、契約を結んだあとしばらく村から姿を消した・・・。



続く

どーも!!! しつこくTAK HOKOIWAtak matsumotoエレキです。



昨日、友達と大阪駅で、もう一人の友達を待って

いましたところ。


しらない若いサラリーマン風のお兄ちゃんがコチラへ

歩み寄ってきて、


「あの~・・・」


「・・・ハイ(警戒感たっぷりのワタクシ)」


「財布・・・落とされてませんか?」


「えっ!?」



足元を見ると、そこにはワタクシのお財布が!!!


教えてもらえなければ、そのまま気付かずにいた

かもしれません。


思わず、


「ありがとうございますっ!!!」



と言ったところ、そのお兄ちゃんは軽く会釈をしただけで

立ち去っていきました。



壁にもたれかかっていたので、よく落ちてた財布に目がいったな

と思うと同時に、気付いたとしても知らない人に声をかけられる

でしょうか。しかも、その人のじゃないかもしれないし。



ワタクシ、感動してしまいました(T_T)



大都会の真ん中で心温まる出来事でした。