夏を感じさせる程激しく照りつけサイスタの
バックスタンドは焼けるように暑い。
原口元気のヘルタベルリンへの移籍が発表
となり一週間
チームはアウェイで2連勝して決勝トーナメ
ント進出を決めてのホームでの予選リーグ
最終節となる名古屋グランパス戦。
アウェイ2試合では元気は起用されず出番な
し。
前節終了後に監督が先発での起用を明言して
ホーム埼玉スタジアムで浦和からの旅立ちの
一戦を迎える。
浦和は興梠がベンチスタートで李がワントッ
プ柏木、原口がシャドーを組む
平川、梅崎がサイドにボランチは青木、阿部
3バックとキーパーは前節と同様の組み合わ
せで山田直輝が久々にベンチ入りした
名古屋は又も闘莉王はカードを貰いサイスタ
で出場せずスピードスター永井と玉田の2ト
ップ
ゲーム序盤いきなり李がチャンスを迎えるも
決めきれず、直後にもチャンスがあり3分で
3点分くらいチャンスが作れたと感じられる
ほど名古屋の入りは甘かった。
15分くらいまでは浦和が圧倒するもゴールは
決まらず。
チャンスを逃し続けると後が怖いが、18分に
ワンタッチでサイドを変えながら最後は梅崎
の折り返しを柏木が決め先制

名古屋は永井の速さしか強みか無く、流れは
完全に浦和かと思われたが5分後に前線で元気
に入れたところを奪われるとカウンターから
2対3となり最後加藤の弾いたボールを永井に
決められ名古屋のファーストシュートで同点
とされてしまう。
この同点ゴールから展開的には五分の戦いと
なるも
40分右サイドで森脇から元気と繋ぐとグラウ
ンダーで李にラストパス。これをディフェン
ダーと縺れながらもゴールに流し込み

李忠成の久々のゴールで勝ち越して前半を終了
ハーフタイムにはレディースの勝利が報告さ
れ大きな拍手が
後半は勝たないと予選突破とならない名古屋
が玉田に代えて松田を入れて攻勢を掛けてく
る。同時にシステムも変えたようで浦和は後
手にまわる。
松田、永井、小川とシュートを打たれるも守
りの時間と割り切ってピンチを凌ぎ続ける。
57分に堪らず浦和は選手交代。右サイドの平川
に代え関根が入る。
ここが今日の試合の分岐点かと思わせるほど
流れが変わる。
直後に名古屋のダニルソンがハンドを犯して
浦和に直接FKのチャンス。
場内の原口コールに合わせ元気がボールをセ
ット。
弧を描いた強いシュートは元気が初ゴールを決
めた楢崎にセーブされるも、こぼれを槙野が押
し込み

槙野はメッセージパフォーマンスを元気に送る。
そして64分原口元気は山田直輝と交代
長くプレーしたサイスタのピッチを後にする
その後再び1点差にされるも李忠成、途中出場
の関口のゴールで5-2とナビスコカップ予選リー
グを初戦の柏戦を落とした後は5連勝で締めく
くった。
元気との交代で入った直輝は昨年の怪我後から
何試合か出場はしていたものの怪我後のパフォ
ーマンスは素人目にも以前の輝きを感じられな
かったが、この日の直輝は違った。
あの輝きを取り戻し、交代直後に関根からのパ
スを強烈なシュート。スピード上げペナルティ
エリアへの進入からラストパス。オフサイドに
なったものの見事なスルーパスと完全復活を思
わせる奮闘ぶり。
元気の移籍が直輝にも大きな影響を与えている
のは間違いないだろう。
そしてゲーム後には旅立ちの挨拶。
元気らしく涙を見せながらもしっかりと次を見
据えた瞳は浦和での成長と更なる覚醒を予感さ
せるものだろう。
ただ海外での攻撃的な選手の評価は数字を残せ
ないと厳しいのも事実。
宇佐美や大前など若手FWが移籍し出場機会に恵
まれず帰国した例も少なくない。
浦和でも梅崎や槙野も苦い経験をしている。
元気がベルリンの地で少しの幸運にも恵まれる
ことを祈るばかりである。
そしてまたいつか浦和で、また会う日まで





















































ゴールマウス





































































