さて、ソフトボールに出場した翌日の日曜日。

同じResthills Park内にあるBaseball Groundにて試合があるというので、当然ですが観戦して参りました(笑)

地元Hamilton Raidersが最大都市のAucklandのチームHawick Pakurangaを迎えての一戦でした。

 

写真はHawick Pakurangaの先発投手ですが、目立ったと言えるのはこの選手だけです。

野球のレベルとしては、地元のHamilton Raidersは日本の草野球レベルで、高校野球の県予選に出ても上の方まで勝ち上がる事はできないでしょう。

対するHawick Pakurangaは(立ち話したオジサン曰く)Aucklandのリーグでも優勝経験があるそうですが、こちらも日本で言えば高校野球が学生野球レベルです。バッティングも形にはなっていますが、打者で「お!」と言えるレベルの選手はなし。最も目立ったこの写真の投手もストレートが140km/h台前半で手元での伸びがありましたが、制球にまだバラツキがあり変化球もスライダーとチェンジアップを投じていましたが、完全な格下相手に四球を出すレベルです。

 

地元Hamilton Raidersは今年15年ぶりに再結成された状態で、二塁三塁遊撃左翼を10代の選手が育成の意味合いを込めて守っているようで、この日集まった選手は総勢12名程度。先発投手はストレートが100km/h程度で80km/hくらいの変化球中心の投球。バッテリーと一塁中堅は私と変わらない年齢と思しきオッサン達です。

試合後はヘッドコーチが集まった少ないサポーターに向けて「投手はいないか?」と声をかけていましたし、私も試合中に熱心なオジサン(サポーターかチーム関係者と思しき高年男性)に「アンタ、ポジションは?」と聞かれる始末でしたから、やはり選手集めに苦心しているようです。日本では投手は人気なのでしょうが、基本的にbaseballの花形ポジションは遊撃でしょうから、どうにも苦労しておられるのでしょう。「もしも肩が治ったなら1-2イニングでも投げてあげたい…」と思うような状態でした。

 

どれだけ調べても試合日程が分からないので、チーム関係者に接触する折に予定を聞き、今後もこの地元チームを追いかけてみようと思っています。そのうち最大都市で活動する元CLMのSN氏にも遭遇するようなら、また報告致しましょう。

 

去る土曜日のシーズン前半のリーグ戦最終戦に随分久しぶりの日本人として六番二塁で先発出場させて頂きました。

元CのTKさんは40歳でメジャーリーグデビューされましたが、私はこちらのローカルソフトボールリーグデビューとなりました。

 

私にとってはかつて大阪で左翼を中心にユーティリティとしてプレーした2007年以来、実に9年ぶりの実戦で、バッティングセンターからも4年半前の右膝前十字靭帯断裂以来遠ざかっていましたので、本当に大きなブランクです。

 

当然ながら初物ずくしで、初回無死一塁から早速初失策(苦笑)

左打者の速い打球が来たので「よし、併殺」と思ったら想像を遥かに超えるイレギュラーに、反応できませんでした。しかし、これのお陰でポジショニングを守備範囲優先から確実に手の届くゴロをアウトに出来る位置優先に変える必要があると分かりましたので後が楽になりました。(もう一度の守備機会は無事アウトにとりました。)

二回裏の初打席は高めストレートかライジングボールに空振り、真ん中ストレートをファール、低めドロップ(速い縦の変化球)に空振りと良い所なく三球で初三振。

三回裏の第二打席は一死三塁で迎えましたが、やはり打席での体感速度が140km/hを超えるストレートを最初のスイングで前に飛ばせず、ファールした事から追い込まれた後は方向転換し、ポイントを少し後ろに移して早いストレートをカットしてカウント2-2からの6球目の緩いチェンジアップを軽打。二飛でしたが、前に言った「前に飛べば半分はヒット」で二塁後方に落ちて、初安打初打点になりました(苦笑)

第三打席は五回裏に先頭で巡ってきて、初球に頭部付近にビーンボールを頂いたので「おい!」とちょっとマウンドに向かいかけましたが、この打席もやはりブランクのせいか速球を捉えきれずファールにしたので、追い込まれた後は速い球をファールにしてチェンジアップを待ちましたが、今度は相手がチェンジアップは投げず、ポイントを後ろにしたお陰でドロップにも引っかからずに(初)四球を選ぶ事が出来ました。

この後、相手の失策と二暴投で生還し、初得点としっかり走らされましたが、とにかく怪我がなくて良かった(笑)

 

しかし、野球のボールよりも40グラム重いソフトボール。速球は110km/h台だと思いますが、距離が短いので体感速度は145km/h前後で、何といっても球威が抜群。800グラムの軽量バットを(私だけ)使っているので振り遅れはしませんが、如何せん力負けしているのと、手元で微妙に動いているので次回はこの辺りを攻略していく必要があります。

ちなみに、本来私は右投げ右打ちですが、腰の事情で非力な左打席に立っています。(どうしても引き腕ではない左は押し込みが弱い。)

ここでは自分が活躍する事が第一の目的ではないので、パワーだけではない技術、考え方を残り少ない私の競技生活で若い人に刺激を与えられたら良いな…そう思っています。

 

なお、今季設立されたこのチームは、これが公式戦初勝利となったそうです。

めでたしめでたし。

 

今日練習に参加してきました。

オッサンに多少の手加減があるかと期待していましたが…一時間とはいえ、皆と同じ振るメニュー…。

オッサンはね、両膝と腰に強力サポーター、両足首と右肘にもソフトサポート、右肩はテーピングだよ…。

しかも、打球を追うのは9年ぶり、球打つのも5年ぶりなんだよ…。

 

チカれた…。

 

明日、起き上がれるかな(苦笑)

 

しかし、若い彼ら、技術はないが、パワーは抜群だな。

 

本日、ソフトボールクラブへの入団が決まりました。(仕事ではありません、笑。)

過去の故障個所も多くどれだけ貢献できるか分からない旨伝えると、「ウチは若くて始めたばかりの人も多いから(バッテリー以外はほぼ未経験だから)指導で参加してもらっても構わない」との事で、安心しました。

 

チームキャプテンによるとこのチームは野球、ソフトボール界の発展、若い人の育成のために設立したそうなので、私の本来の目的にもピッタリと適っており、彼は"Fate"(宿命)と表現しましたが、私も同感でした。

 

未来のメジャーリーガーの発掘育成に向け、これは小さいが偉大な一歩だ(笑)

 

学校も終わりましたので、今日はカミさんを伴ってResthills Parkへ行ってまいりました。

ここはこの町のソフトボール場のある場所で、広大な敷地に多面(何面あるのか分からない)が用意されています。

 

到着後、まず目にしたのは女子のリーグ戦。

この投手、男子顔負けのFastballと変化球を繰り出していました。

この後、男子のリーグ戦をやっているグランドに向かいました。

当然ですが、硬式球です。

観察した感想は、投手の球は想像以上に速く、かつほぼストライクゾーン近辺に投げ込んできて、この国のソフトボールが世界トップレベルというのも頷けました。

そして、打者にもレベルの高い選手はいて、そこそこ速い投手の球をオーバーフェンス(3R)したツワモノがいます。

また、軸がぶれずにStay backのままスイングできる選手が多数いて、中にはミート中心で逆方向に打撃する選手も見られました。

 

ただし、ここのソフトボールにはドデカい弱点があるようです。

勘の良いあなたはお気付きでしょう・・・守備です。

率直に言って、ザルです。前にさえ飛べば半分はヒットになると思います・・・。外野手が前にチャージして来ないので中前安打(いや、そもそも投ゴロ)が二塁打になったり、二塁後方の浅い右飛が犠飛になりました。

ただ、中には非常に高いポテンシャルを持つ若者(多分中学生か高校生)がいて、非常に良い肩、コントロールをした遊撃手がいました。(彼の肩は既に某球団の正遊撃手よりも上でしょう。それほどに身体能力は本当に素晴らしい。)

 

しかし、久々に良いものを見て、また暖かいのもあって、投手の速い球に対して「打てるかな?」とタイミングをとっていたら、LegacyというチームのHoneさん(投手)に話しかけられてしまいました(笑)

「アンタ、野球かソフトボールやんの?」ってな感じから始まりまして、日本から来たと伝えると、なんとHoneさん、日本の岐阜羽島でプレーしていた事があると仰る・・・帰宅して調べてみると、その会社は私が東京時代に出張で訪ねた事がある所のようなんで・・・今度聞いてみましょう(笑)

それでもって、既にシーズン中なんですが、「チームに参加してプレー出来るよ」と仰る。

・・・

アキレス腱断裂と肉離れのないよう、打席以外は力八分目以下に抑えて頑張ろうと思います。

とりあえず、先週からカミさんとキャッチボールを再開したばかりなので、キャッチボールで筋肉痛にならなくなったら試合に参加させて頂けるよう準備してみようかと思います。

最後の写真は、投球練習中、力投するHoneさん。(Honeさんは守備も上手い。)