陽の暮れも少しずつ早くなり夏の勢いにも少しずつ陰りが出てきました。
なんて思っていたら明日はオーストラリアのシドニーで最高気温の予報が45度だそうです(苦笑)

さてさて、私はというと左膝の状態は腫れはやや引いてきてマシにはなってきたものの依然として芳しいといは言えず、ランニングと打撃メニューを回避しています。
そういった事もあって、この二週間は走塁練習では投手役、打撃練習でも投手を務めるようになっています。打撃練習では毎回打者から10m程度の距離で100球程度投じているでしょうか。走塁練習では最初のうちはかなり殺しましたが、最近は各選手練習の甲斐あって早いターンで回っても中々引っかからなくなりました。

大分肩の状態が上向いてきていて、ストレートも良い回転で草野球のレベルの90km/hは超えるようになってきたでしょうか。火曜に18.44のマウンドから数球ストレートのみ投げてストライクが確実に取れることを確認し、今日はコーチを相手にカーブとチェンジアップを数球投じて自分の期待したレベルの変化を確認しましたので、場合によっては残り試合で登板するかもしれません。両膝がもう壊れていますから走り込みができないので30球くらいが限界だと思いますが。そして右肘にも爆弾がありますので、試合中に吹っ飛ぶかもしれませんが(苦笑)

爆弾といえば、火曜の練習中に内野ノックを本塁に送球していたら、ただそれだけの動きの中で首の左側に電流が走り、思わずヘタリました。
こりゃもう本当に年です。

ところで、旧知の皆さんは「おい、アンタそんなに野球やソフトボールばかりしてて大丈夫なのか?」とそろそろご心配して頂いてるのではないでしょうか?!
いや、そろそろ大丈夫じゃないですわね(笑)
しかしまだビザの更新も終わっておらず…今最も心配しているのは移民局が私の申請書とパスポートを紛失していないかどうか…(カミさんのはちゃんと申請を受け付けたと連絡があったのに俺にはナシのつぶてなんだよな…申請料だけきっちり落ちてんのに…)。
凄い次元の心配でしょ?!日本からしたら(笑)でも私、真剣です(笑えませんがここはこういう国です)。

そんなところに、昨日お世話になっていた学校から連絡がありました。
「まだ職探ししているか?」と留守電にありました。
何かお世話して頂けそうな話しぶりだったんですが、折り返し連絡を入れても、こちらもナシのつぶて…。
実は昨年中、まだ学校が終わる前にもある先生から「君の卒業後の仕事を世話して良いか?」と有難いお言葉を頂いたのですが、成就する事はなかったので多くは期待していません。
ま、しょうがないよな。俺、外国人だし。未だ独特のアクセントにも慣れず、ホントまともに言葉も通じん外国人ですから。
クラブ活動だってね、あれですよ。常に話半分くらいですよ…大事だと思った時は授業の時と同様、挙手して必ず認識が合っているかどうか確認しますから(笑)

逆境に挫けない心は持ち合わせていませんが、逆境に開き直る心はまだ持ち合わせているので、なるようになるだろう…そう思っています。
 
今日のオークランドでの試合はプレイングコーチの二人を含めて10人が集結。
うち二人は15歳未満の中学生。
投手継投の事情で元代表チームのバッテリーだったプレイングコーチの二人が先発するというので、私がたった一人の交代要員として「ベンチスタートで頼む」となりました。

選手に万一怪我があったら困るから出場がなくても構わない事と若い人達にそれぞれ最も適したポジションでプレーしてもらいたいという事で、継投の事情でむしろ出てもらわないとアカンという事であれば外野でも内野でもどこでも必要な所に配置してくれと再確認。

対戦相手はリーグのトップチームという事でナックルボーラーの元代表投手をもってしても試合の大勢は早々に決し、試合の主目的が若手の経験を積む場と化したところで私の出番となりました。
左翼を守っていた14歳が初マウンドに上がるところでまず空いた左翼へ。ストライクが入らなくなりイニングを終えられず彼がマウンドを降りる所で今度は二塁へ移動(遊撃手が投手、二塁手が遊撃へ移動)。
そして悲劇は訪れました(苦笑)
毎度毎度久方ぶりの打球のパターンが訪れますが、今日は右打者の放った打ち損じの高く舞い上がった飛球。こちらは千葉マリンほどではないにせよ風がほどほどに吹いておりそうでなくても難しいのですが、この久々のスピンの利いた飛球は最後にスピンの利いた方向に落ちてきますが久しぶり過ぎてそこまで計算できず見事にノータッチで落下。
確かにともに落下点に近付いた一塁手と背後の右翼手が気になったのは確かですが、久方ぶりのものを常に処理できない状況が続き本当に潮時を感じるばかり。いや、既に潮時と思っていたからこそプレーからは離れ研究に没頭したのだが、10年前できた事が出来ない、チームの助けとなり切れない状況にもどかしさを感じます。

最終回に巡ってきた打席。
相手は130km/h前後の角度ある速球主体の先発投手が投げ続けていました。
1アウトから私の前の14歳がゴロで二遊間を破って安打。続く私が遊ゴロで走者が入れ替わりました。直後、捕手から投手への返球が暴投となったところで二進。
試合前にコーチが語った今日の試合のテーマはズバリ走塁。「サインは今日は一切ないからチャンスがあればどんどん盗塁してもらいたい」と熱く語ったコーチ。
先発マウンドに上がり、失意に降りたはずの彼のためにも、出塁したものの勇気がなくてスタートを切れないでいた若い人達のためにも、何とかアウトになっても良いからスタートを切りたいと思っていました。ましてや先週からチームの練習時に機会を見つけては一人何度となく練習を繰り返した二塁からの三塁への盗塁。これは大きなチャンスでした。
途中から相手ベンチから漏れる笑い声に対する悔しさも当然ありました。
「今日が俺の最後かもしれない…やってやろう」
メジャーやプロでは御法度でしょうが、ここはアマチュア。しかも発展途上の若い人たちが伸びようとしている場。遠慮する事なく完全に盗んで投手がモーションに入る前にスタート。
記録には残らないかもしれませんが簡単に三塁を陥れて、相手ベンチから漏れた大きな声は"That's disgusting!"(そいつはムカつく!)でしたが、スカッとしました(笑)
打席のバッターが直後完全な打ち損ないで投前内野安打を放って生還し、初回に続く二点目をあげ、トップチームたる相手にとっては本当にムカつく失点になった事でしょう。
しかし、昨日書いた通り左膝はもう限界ですから、本塁を踏む手前で私はもう転びそうでしたが(苦笑)

高橋慶彦に憧れに憧れて野球に没頭した少年時代。
ミットモナイ事が多くなってしまった今日の私だが、少しでもその意地を見せられて良かった。

朝の集合時に既にコーチには左膝の状態が急激に悪化しているのでプレーは今日が最後になるかもしれない旨伝えました。その場で今後もチームのサポートは喜んでさせてもらうよと語りあったせいか、今日は試合前のノックも任せてもらいました。今後は打撃投手など本来担うべき裏方の仕事が私の主戦場となって行くでしょう。

南半球の果てで不便な事も多くある一方で言葉の事情でなかなか思うように物事を伝えられずチームには苦労をかけていると思いますが、非常に良い経験をさせてもらっているなあ…カミさんともそう語りあって家路につきました。
 
先週日曜の野球の試合は賢明な判断がなされ早朝に中止となった。
やれやれ良かったと思ったのも束の間、木曜の野球の練習後から半月板損傷を抱える左膝の状態が芳しくない。痛み、腫れ、曲げた時の不具合、これまでで最も嫌な悪い状態である。
明日は再びオークランドでの試合であるが、ソフトボールの2 days tournamentが開催中であり、重複選手の多くが野球で不在となるため、右だけでなく左の膝もテーピングを施しその上からサポーターを装着して強行出場することになりそうだが、しかし、明日が私にとって本当に最後のゲームとなるかもしれない。

木曜の練習では若干の外野守備の練習も出来て、打球勘が回復し始めたのを体感しただけに残念でならない。結局、右肩は40m辺りのスローイングを迎えると痛みが出る状態から回復していないだけに現実的には大きな戦力になれないが、現状のお粗末なチームではフライが取れるだけでも大きいのだが。

いずれにせよ、まずは明日の試合を無事に終えられるよう最善を尽くそう。
 

ソフトボールは現在後期日程再開前で先週からチーム練習が再開されています。

今日の土曜日はチームオーナーの元所属チームとの練習試合が組まれました。

先週から火木が野球、水がソフトボールと練習があり、土曜がソフトボールの練習か練習試合、日曜が野球の試合という事で、私の衰えた肉体も限界に差し掛かっています。

今週は寝違えを起こして首が右に動きにくいほどの痛みが左側に発生し痛み止めなしではどうにもならない状況に陥っています(苦笑)

 

今日はできればベンチを温めたい、という状況でチームメンバーが10人集結していましたので、シメシメと初回は上手い事ベンチに居残りましたが、私より年配のおっちゃんが二回の守備から早速「代われ」との事で二塁へ。

今日は良い事と悪い事がありましたが、悪い方から。

右打者の妙なハーフライナーが来たので、下がりながらバウンドを合わせて捕球しようとしたら、これが横回転がついていた打球で土のグランドの上でスリップ。最近は雑草交じりの天然芝での野球に慣れていたのでもう少し跳ねると思ったのが跳ねない。反応の鈍い爺さんの典型のようにこれをトンネル。

もう昔では信じられない領域に衰えてきていてガックリを通り越します。ここのところ膝、腰の調子がもう一つで腰を落としにくいんですが、久しぶりに見るパターンの打球を必ず失策する状況でこれは悲しい限り。

途中から回った遊撃では一死一二塁からゴロをこちらもややステップバックしながら捕球し二塁に送球して封殺。一塁への転送が暴投になっていましたが、併殺がとれるタイミングで処理できたのは良かったのですが、しかしまあもやもやしています(苦笑)

 

良かった点としては、内角低めを一ゴロに倒れた後の第二打席で初球の外角寄りのボールを三遊間をライナーで割ってレフト前ヒットが打てた事。

野球を始めてから長い間、あの往年の篠塚のバッティングを追いかけてやってきましたが、これを漸く実現することが出来ました。この国で初のクリーンヒット。

これで私も成仏できるというものです(笑)

第三打席のチャンスがあったので、右対右にはなりますが、今日は球もそんなに速くない(80km/hくらいですから体感が110km/h弱くらい)という事で最後は右打席の練習をさせてもらい、2球ファールして追い込まれた後も3球ほどライト線にファールを粘って最後は四球。

全般に自分の持ち味の逆方向の打撃をして、ボールを選んで、四球が取れているのは非常に良い形だったと思います。

 

ソフトボールは今後できるだけコーチに回って本当に楽しそうにプレーしている若い人にどんどん試合での経験を積んでもらいたいなと思っていますので、バッティングにせよフィールディングにせよ基本技術を伝えられると良いなと考えています。

来週の土日はソフトボールの2 days tournamentが開催されますが、これに参加する野球メンバーが多数いるようなので、私は野球に参加する予定にしています。

そもそももう膝腰肩の状況が2日間連続の試合に耐えられそうにないので、来週はソフトボールの試合参加メンバーからは外れる事にしたので、来週は土曜がソフトボールのサポート、日曜がオークランドの野球の試合、となりそうです。

その前に明日の野球の試合ですが…天気予報がどうも…今夜から明日午前にかけて結構な雨の予報で…いざ試合の頃に晴れられても…相当恐ろしいコンディションになっていそうで今から怪我が怖いです。

 

このブログも殆ど私の備忘録と化してきました(笑)

 

今日はオークランドで早朝10時開始の試合でした。

140kmほどの道のりを我が家はチーム本体が6:45分集合7:00出発してくるところを6:15に自宅を出発し、途中中間地点辺りで15分の休憩を入れて現地たる野球場のあるParkに8:15に到着。

別行動にさせてもらった目的通り、チームのアップ前に、自分の腰痛防止のリハビリトレ(腹筋背筋の軽めのトレーニング)と膝や肩を温め筋力を保つべく行う毎日のメニュー、それからストレッチを行いながらチームの到着を待ちましたが、彼らはなんと予定通り8:30に現着。

一体どれだけスピードを出して走っているのか…。

「次は本体と一緒に移動してくれ」とは言われていますが、一体どんだけ置いて行かれるのか…。

 

余談が長くなりましたが、試合です。

今週から正二塁手の少年が不在という事で、ひょっとしてそこにあてがわれるかとは思っていましたが、打順がまさかの一番。

昔なら打順が一番なら大喜びでしたが、「うぉ」とゾッとした辺りに年を食ったなと思います。

 

相手先発は左腕でした。

ストレートは110-120km/hだったでしょうか。他、カーブとチェンジアップを持っていました。カーブはドロンと曲がってくる割と大きなものでチェンジアップはストレートと同じ軌道から来て、ベース手前1-2mのところからボール1-2個分逃げながらスッと沈む中々良いボールでした。(ストレートを狙ってスイングしたらきっと空振りしたでしょう。)

この投手なかなか面白くて、なんと左投げ右打ちでした。最後にこの選手とちょっと話したんですがなんとハーフだそうで、結構上手な日本語を話していました。まだ物凄い若い感じで、これは頑張るとHのW田のようになるかもしれないなと思ったので、「良いチェンジアップだった」と賛辞を送っておきました。

 

カミさんとも相談し、やはり年を取って反応が鈍くなってきているので、万が一たまにいる剛速球投手の球を打席で頭や顔面、尺骨に食らったら危ないだろうという事で、今週からスイッチで打席に立つようにしました。腰が悪いのに腰が引けては打撃になりませんし、やはりボールの見え方に雲泥の差があります。

久しぶりの右打ちとなった最初の打席はストレートの四球。投球練習から球が上ずっていましたので、ストライクが入るまで待とうという作戦です。

ソフトボールでは走者はリードを取りませんから、これは超久しぶりな野球での出塁です。

三回に廻ってきた第二打席はフルカウントからカーブを打って三ゴロ。これを三塁手がショートバウンドで送球し、一塁手が後逸。二塁まで進みましたが、また走塁か…正直疲れたなあ…と感じた辺りに自らの衰え、体力不足が滲みます。

試合は我がチームは無得点、相手は20点以上入ったんでしょうか。5回裏途中で時間制限が来たようでコールドになりました。

 

今日の収穫はボールを沢山見ることができた事、特に変化球の軌道を確かめる事が出来た事、一度だけでしたが振ったバットの芯で捉えた事。

反省点としては、二塁守備で小飛球の目測を誤って安打にしてしまった事。これはハッキリ言って練習不足。今週は火曜木曜の練習でフリー打撃がなかったので、生きた打球を見ることが出来なかったので、次週はチャンスがあれば沢山生きた打球を受けたいところです。

(このチームの問題点が段々と分かってきました。選手に投球、打撃、走塁、守備の全ての面で多くの場合基本技術が不足している一方で、肝心の練習が行きあたりばったり。Premierレベルの試合に参加していますが、練習内容は日本の少年野球以下だと思います。各選手、長所もレベルアップすべき点もまちまちですが、同じ内容を皆で同じように練習している辺りが…。一部選手のメンタリティにも問題は見られますが、指導者がこれではいつまでたっても草野球のマイナーレベルからは脱却できないでしょうし、ソフトボールでプレーしている有力選手をスカウトして来ない事にはチームのレベルアップは望めないでしょう。私が出場し一番を打つようでは未来はありません。)

 

しかし、今日は(というかいつもだと思いますが)守り時間も長く、人生で初めて途中交代でベンチ下がらないものか、と思った自分にプレーはやはり今季が最初で最後かなと思います。

今日は右肩痛が出た日で途中から回った三塁からの40m程度の送球ですら四苦八苦。これはもう野球選手ではないです。

加えて、右手親指は走塁で突き指、帰宅してテーピングを剥がしてみれば右膝の内側が何やら痛んでいたり。もうホントに限界です。

EのM井K頭央は同学年でまだ現役ですが、本当に凄いなあと尊敬します。