日曜日の午後、殺人的な日差しが照り付ける中、汗を拭きながら三鷹駅から約15分ほど歩き、武蔵野市民文化会館へ。
観に行ったのはこのバンドのコンサートです。
ご存知ない方のために、動画をひとつリンクしておきます。
以前から興味を持っていてライヴを観たいと思っていたバンドですが、一昨年には彼らのドキュメンタリー映画も観て、
ますますライヴに行きたくなりましたが、最近は家庭の事情であまり夜遊び出来ないこともあり、なかなか機会がありませんでした。
そんな時にこんなチラシがDMで送られてきて、
会場は家から遠いけれど、日曜日の夕方早めの開演で、それもチケット代はわずか2800円。これは行くしかないでしょう。
ということで、発売日に電話予約し、チケットをゲットし、この日を待ち続けていたのでした。
予定よりも少し遅れて開場すると、大音量で俚謡山脈による民謡のDJタイムが始まっています。これがまた開演前から結構な盛り上がりでした。(以下、場内での写真はネットから拾ったものです)
そして物販ではこの日限定のコラボグッズも。うちわは家にも職場にも余っているので、手ぬぐいを購入しました。
そしてコンサートが始まります。
楽器編成は打楽器中心にギター、うねりのあるベースやキーボードにホーンなどが入り、これが民謡か?というようなファンキーなイントロ。
そうした演奏に乗って、ギターの田中克海のMCが入り、フロントの美声男性シンガー:フレディ塚本とコブシの効いた女性シンガー:竹ノ子みどり、そしてお囃子のちゃんゆかがステージ前面に陣取り、まずは「佐渡おけさ」でオープニングという具合で、その後はビートの効いたラテンリズムで幼い頃から耳にしている日本各地の民謡が歌われるという横揺れのミクスチャー感覚が何とも心地よくクセになります。
民謡は日本のパーティー音楽...ということで、観客も次第に立って踊り出す人が増えていき、熱気を帯びていきます。
更にハモンド・オルガンも入り、ぶっ飛びのアレンジで歌われるのが「会津磐梯山」。ちなみに私は日本最古のラップはこの歌の「小原庄助さん、何で身上潰した〜」というくだりの部分だと思っています(笑)。
そして、第一部の最後にはスペシャルゲストということで、元気なお子さまたちがステージに登場。
私は全く知りませんでしたが、こんな番組がNHKのEテレで放映されているそうで、
その番組で彼らの歌う「ちぃあわせ音頭」の演奏を民謡クルセイダーズがやっているとのことで、今回の共演となったようでした。
ということで、まずはステージで観客にも振り付け指導が行われ、この歌が生で演奏されます。
休憩時間中は再び俚謡山脈によるDJタイム。私はよくわかりませんが、かなりコアな選曲だったようです。
そして怒涛の第二部へと突入。
個人的には五つの赤い風船で知った鳥取民謡やら、ハトヤの三段逆スライド方式のCMで知った宮城県の民謡やら、フォークルの「帰ってきたヨッパライ」のB面曲としてもお馴染みの曲やらが次々に歌われ、盛り上がります。
とにかくどの曲もとても純邦楽とは思えないくらいにアレンジされていますので、歌い出すまでは何の曲なのか見当もつきません。
演奏のメンバーも随所で見せ場を作ります。
そして早くも第二部も大詰めを迎え、再びてれび戦士が登場。今も全国の盆踊りで親しまれているあの三池炭鉱の歌で観客も総立ちとなり踊りながら盛大なフィナーレへ。
演奏が終わり、お約束のステージ側からの記念撮影。
物販の宣伝後メンバーが次々とステージを去り、このままアンコールもなしで終わり?と思いきや(観客も外に出た人もかなり居たようでした)、再びメンバーがステージに現れ、何故か「アランフェス協奏曲」が奏でられた後に歌われたのがドリフターズの「8時だよ全員集合」でお馴染みのあの歌。こんなのアルバムに入っていたかな? そして最後にフレディが一人残り「相撲甚句」を独唱。
何だかあっという間に終わってしまった感もありましたが、内容は盛りだくさんで満足でした。また近いうちにこうしたホールとはちょっと違った環境でも楽しみたいものです。
演奏中、後ろのスクリーンにはさまざまな映像によるVJもあり、楽しませていただきました。(以下はその担当者ホンマカズキさんのXより)
昨日の民クルVJクリップの一部です。かなりサイケデリックエキゾすぎました! pic.twitter.com/o7zZXrSdjm
— ホンマカズキ (@HommaKazuki) August 5, 2024
民クルVJクリップその2。楽しい制作でした◎ pic.twitter.com/ncAKfnMPb6
— ホンマカズキ (@HommaKazuki) August 5, 2024
セットリストは下記の通りです。