6月に観た映画 その2 | やせっぽちのヒロシのブログ

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趣味は国際交流?(笑)。

6月後半に観た映画です。

 

「フリー・ガイ」「デッドプール」のライアン・レイノルズと「クワイエット・プレイス」のジョン・クラシンスキー監督がタッグを組み、子どもにしか見えない不思議な存在と孤独な少女の交流を描いたファンタジードラマ。
母親を亡くし心に深い傷を抱える少女ビーは、謎の大きなもふもふの生き物ブルーに出会う。ブルーと彼の仲間たちは、かつて想像力豊かな子どもによって生み出された“空想の友だち”だったが、子どもが大人になって彼らを忘れるとその存在が消滅する運命にあった。もうすぐ消えてしまうというブルーを救うため、大人だけどブルーのことが見える隣人の助けを借りながら、ブルーの新たなパートナーを見つけるべく奔走するビーだったが……。
テレビドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズのケイリー・フレミングが少女ビー、レイノルズがビーを助ける隣人を演じ、スティーブ・カレルがブルーの声を担当。さらにマット・デイモン、エミリー・ブラント、サム・ロックウェル、ブラッドリー・クーパー、ジョージ・クルーニーら豪華キャストが声の出演。

2024年製作/104分/G/アメリカ
原題:IF
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2024年6月14日(以上、映画ドットコムより)

 

☆邦題はちょっと長ったらしいタイトルになっていますが、原題は「IF」だそうで、それもちょっと意味不明な感じがしましたが、実際に映画を観てそれが単語としてのIFではなくImaginary Friendの頭文字を合わせたものであることがわかり、腑に落ちました。

字幕だけでなく吹替の上映も多くあり、子供向け、あるいは家族向けとしての公開なのでしょうけれども、これは大人、いや還暦過ぎた私の感性にも響く温かな余韻の残る素敵な作品だったと思います。思えば私が子供の頃にはこうしたナイーヴな心を育む映画がよくあったような...。主役の女の子は12歳にしてはちょっと大人びていたように思ったけれども好演でした。

 

2016年4月21日に57歳で急逝した孤高の天才ミュージシャン、プリンスの真実に迫ったドキュメンタリー。
1958年にミネソタ州ミネアポリスで生まれ、住民のほとんどが白人という環境下で多感な青春時代を過ごしたプリンス。1980年代の自伝的映画「パープル・レイン」とそのサントラのメガヒットで世界的スターとなった彼は、12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞、2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、その生涯にわたってロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。
地元ミネアポリスのブラックコミュニティ「ザ・ウェイ」での音楽的な原体験や、恩師・家族が語る幼少期のエピソード、さらにチャカ・カーン、チャックD、ビリー・ギボンズらプリンスを敬愛するミュージシャンのインタビューも交えながら、その真実を浮き彫りにしていく。「NOPE ノープ」などの俳優キース・デビッドがナレーションを担当。

2021年製作/68分/G/カナダ
原題:Mr Nelson on the North Side
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2024年6月7日(以上、映画ドットコムより)

 

☆やっと観ることが出来ました。残念ながらプリンスの作品を管理している財団からの協力が得られなかったようで、彼の歌や演奏を存分に楽しむことは出来ませんでしたが、彼をよく知る人達からの愛ある証言が満載で、生い立ちからキャリアを重ねていく過程を知ることが出来る、短いながらもそれなりに充実したドキュメンタリーだったと思います。個人的にはいつものガハハ的な態度では無く極めて冷静に彼の光と闇を語っていたチャカ・カーンのコメントが印象に残りました。

 

「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」の名匠アレクサンダー・ペイン監督が、「サイドウェイ」でもタッグを組んだポール・ジアマッティを主演に迎えて描いたドラマ。
物語の舞台は、1970年代のマサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることに。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生アンガス、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリーという、それぞれ立場も異なり、一見すると共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことになる。
ポール・ジアマッティが教師ポール役を務め、メアリー役を「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」のダバイン・ジョイ・ランドルフ、アンガス役を新人のドミニク・セッサが担当。脚本はテレビシリーズ「23号室の小悪魔」「ママと恋に落ちるまで」などに携わってきたデビッド・ヘミングソン。第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、ダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した。

2023年製作/133分/PG12/アメリカ
原題:The Holdovers
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2024年6月21日

 

☆Badfingerの''No Matter What''が流れてくる予告編で気になっていた映画。1970年のクリスマス・シーズンのアメリカが舞台ということで、当時の懐かしいヒット曲がストーリーの進行と共に次々に流れてきますが(テンプテーションズの"Silent Night"だけは70年の方でなく80年版の方のヴァージョンだったような...?)、クリスマス・シーズンで家に帰れない子供たちの監督をする羽目になってしまった嫌われ者の教師、母親が再婚した夫と旅行に出てしまったため帰宅できなくなってしまった男子学生、ヴェトナム戦争で息子を失った料理長の3人だけが学校に残されてしまい、一緒に過ごすというものですが、それぞれが抱える傷を内に秘め、時に反発しながらもお互いの理解を深めていくというもの。随所に皮肉を交えたユーモアもあり、最後にはホロリとさせる、とても味わい深い映画でした。出来るものならクリスマスの時期にまた観たいものです。

 

漫画家・伊藤理佐の「おいピータン!!」をはじめとした複数の作品のエピソードを基に、伊藤家の5人が織りなす恋と家族とゴハンをめぐる物語を描き話題を集めたテレビドラマ「おいハンサム!!」を映画化。
家族の幸せを心から願う伊藤家の父・源太郎と、幸せを求め人生に迷う三姉妹、そして全てを包み込むマイペースな母・千鶴。長女・由香は仕事は絶好調だが恋愛は絶不調、次女・里香は浮気されて離婚したのに“好きになってはいけない”原さんにひかれてしまい、三女・美香は婚約者と上手くいっていない。ある日、千鶴からショッキングな告白をされた源太郎は、テレビに出演して不規則発言を連発。一方、由香は寂しさのあまり元恋人の大森を思い出し、里香は危険な恋から逃れるため訪れた京都で幼なじみのたかおと再会、美香は声を掛けてきたイサオやスグルからの猛烈なアプローチを断りきれずに悩んでしまう。
父・源太郎役の吉田鋼太郎をはじめとする伊藤家の面々や原さん役の藤原竜也らテレビドラマのキャストに加え、たかお役の宮世琉弥、イサオ役の野村周平、謎の男役の中尾明慶らが新たに参加。「闇金ウシジマくん」シリーズの山口雅俊がテレビドラマに続いて監督・脚本を手がけた。

2024年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年6月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆予告編を観てくだらなさそうだとは思ったけれども、Hank Williamsの''Hey Good Lookin'''を彷彿させるタイトルに抗えず、つい観ることにしてしまいました(笑) 私はこのテレビドラマを観たことはないのでちょっと馴染めない部分はありましたが、まぁ、個性の強い役者さんを揃えていることで、楽しめました。中でもMEGUMIのお母さんぶりがなかなか良かったです。

何故か「エンピツが一本」なんて懐かしい歌が歌われていましたが、これはテレビ版でも登場するのでしょうか? ハマクラさんの曲の親しみやすさを今更ながら実感します。

 

芥川賞の選考委員を創設以来46年間務めた俳人で小説家の瀧井孝作が晩年に執筆した、自身の青年期を描いた同名私小説を映画化。飛騨高山に残る古い街並みや自然を背景に、若かりし頃の瀧井孝作が経験した俳句仲間との青春、2人の女性との初めての恋など、ひとりの青年の成長を描く。
明治末期の岐阜県高山。瀧井孝作は家業が傾いたことから丁稚奉公に出された。幼い頃に兄と母を亡くし、奉公先でつらい日々を送る孝作の唯一の心のよりどころは、俳句を書くことだった。俳句仲間たちと句作に励んでいた孝作は、西洋料理店の女中・玉、三味線芸者の菊と出会う。孝作は2人の女性を前に、今まで味わったことがない感情に突き動かされる。
主人公・瀧井孝作を「君に幸あれよ」の髙橋雄祐、玉役を「夜明けのすべて」の芋生悠、菊役を「海にのせたガズの夢」の三輪晴香がそれぞれ演じる。監督は元漁師という経歴を持ち、本作が劇場作品デビューとなる小平哲兵。

2024年製作/113分/日本
配給:TRYDENT PICTURES
劇場公開日:2024年6月22日(以上、映画ドットコムより)

 

☆はい、これも気になる若手女優の一人:芋生悠を見たさに観に行った作品でした。ところが彼女は前半に登場するのみで姿を消してしまい(その謎は後半に判明しますが)、結局「初めての女」は三輪晴香が演じるもう一人の女性の方だったようです。

明治時代、それも飛騨高山が舞台ということで、情緒もあり、同時期の東京を舞台にした作品よりは幾分ゆったりとした感じを受けましたが、そんな中、哀愁漂う二人の女性の儚さに当時の世相を感じます。それにしても若き日の瀧井孝作のモテっぷりが何ともうらやましい限りでした(笑)

 

「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を杉咲花の主演で映画化。杉咲演じる県警の広報職員が、親友の変死事件の謎を独自に調査する中で、事件の真相と公安警察の存在に迫っていくサスペンスミステリー。
たび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事で明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は一週間後に変死体で発見される。後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが……。
泉役を杉咲が演じるほか、安田顕、萩原利久、豊原功補らが顔をそろえる。監督は「帰ってきた あぶない刑事」の監督に抜てきされた原廣利。

2024年製作/119分/G/日本
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2024年6月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆実は朝ドラの「おちょやん」以来杉咲花は苦手なのですが、彼女の出演する映画はこのところ力作が多く、ついつい観てしまいます。桶川ストーカー殺人事件やオウム真理教の地下鉄サリン事件などを想わせる題材を盛り込みながら、ミステリー風に展開していくストーリーには意外な結末も用意されていますが、真相解明に向けて徐々に真実らしきものが明らかになっていく過程はとてもスリルがあり、クライマックスの緊張感はかなりのものがありました。それにしても公安をここまで黒い存在として描いているのはさすがに物議を醸しそうな気もしますが...

 

「標的の村」「沖縄スパイ戦史」の三上智恵監督が、沖縄など南西諸島の急速な軍事要塞化の現状と、島々の暮らしや祭りを描いたドキュメンタリー。
日米両政府の主導のもと、自衛隊ミサイル部隊の配備や弾薬庫の大増設、全島民避難計画など、急速な戦力配備が進められている南西諸島。2022年には台湾有事を想定した日米共同軍事演習「キーン・ソード 23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とする防衛計画が露わになった。
三上監督が2015年から8年間にわたり沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島などをめぐって取材を続け、迫り来る戦争の脅威に警鐘を鳴らすとともに、過酷な歴史と豊かな自然に育まれた島の人々のかけがえのない暮らしや祭りを鮮やかに映し出す。

2024年製作/132分/G/日本
配給:東風
劇場公開日:2024年3月16日(以上、映画ドットコムより)

 

☆これは本当に多くの人が観た方がいいと思える作品。少なくとも今の段階では仮想敵国に過ぎない相手国から国土を守るという大義のもとに、その最先端にある沖縄の島々に多くの自衛隊員が派遣され、住民の意思は全く無視されミサイルなども配置できる基地が作られていく過程を追いながら、ただ住民との対立を描くだけではなく、その地域行事にも参加しながら島々に溶け込んでいく自衛隊員の生活もしっかり取り上げ、さまざまな角度から見たドキュメンタリーとして描かれています。

それにしても、沖縄本島は勿論、ニュースなどでは殆ど報じられていない宮古島・石垣島・与那国島のなし崩し的に要塞化していく現状に衝撃を受けました。

監督の三上智恵さんはアナウンサー時代に大阪からのレポーターとしてテレビの朝番組で見ていましたが、以前観た「沖縄スパイ戦史」など、今やこうした沖縄を語るドキュメンタリーの大家になっていますね。

 

作家・佐藤愛子が日々の暮らしと世の中への怒りや戸惑いを独特のユーモアでつづったベストセラーエッセイ集を、草笛光子主演で映画化。
これまで数々の文学賞を受賞してきた作家の佐藤愛子は、90歳を過ぎた現在は断筆宣言して人づきあいも減り、鬱々とした日々を過ごしていた。そんな彼女のもとに、中年の冴えない編集者・吉川がエッセイの執筆依頼を持ち込んでくる。生きづらい世の中への怒りを歯に衣着せぬ物言いでつづったエッセイは思いがけず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わり始める。
編集者・吉川を唐沢寿明、愛子の娘・響子を真矢ミキ、孫・桃子を藤間爽子、吉川の妻・麻里子を木村多江、娘・美優を中島瑠菜が演じる。「老後の資金がありません!」などの前田哲監督がメガホンをとり、「水は海に向かって流れる」でも前田監督と組んだ大島里美が脚本を担当。

2024年製作/99分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2024年6月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆これも大元のエッセイを読んでいないため比較は出来ませんが、おそらく劇中でエッセイとして書かれている部分は実際に佐藤愛子さんご本人が綴っているものなのでしょうね。でも、昔よくテレビなどで何度か拝見した佐藤さんの品の良いイメージからすると、草笛光子さんとはかなり違っていた憶えがあり、むしろ佐藤さんの文体に合わせて役作りをしているような気がしました。

やはりこれは草笛光子さんの生誕90歳を祝う映画といった感じがしました。まぁ、草笛さんも既に100歳を超えた佐藤さんも、どちらも長生きして下さい。

観客は爺さん婆さんばかりかと思いきや、意外に若い人も多かったです。

 

タイの双子姉妹監督ワンウェーウ&ウェーウワン・ホンウィワットが、初恋に揺れる思春期の双子姉妹を描いた青春ラブストーリー。
一卵性双生児として生まれ、ずっと一緒に生きてきた中学生のユーとミー。合わせ鏡のようにそっくりな2人は、食べ放題のレストランも話題の映画も1人分の料金で2人分楽しんだりと双子であることを最大限に利用しながら、どんなことでもシェアして隠し事もせずに同じ人生を歩んできた。1999年の夏、家庭の事情で田舎の祖母の家に身を寄せることになった2人は、マークという魅力的な少年に出会う。シェアすることのできない“初恋”という感情に翻弄され、思いがけない人生の岐路に立たされるユーとミーだったが……。
ドラマやミュージックビデオの監督として活躍してきたホンウィワット姉妹が長編初メガホンをとり、「女神の継承」のバンジョン・ピサンタナクーン監督が製作を担当。新人俳優ティティヤー・ジラポーンシンが主人公ユーとミーを1人2役で演じた。

2023年製作/122分/G/タイ
原題:You & Me & Me
配給:リアリーライクフィルムズ
劇場公開日:2024年6月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆内外問わず若くて可愛い女の子の映画はつい気になって観に行ってしまうのですよ(^^;

その可愛さと微笑ましさに胸がキュンとしまくっていた前半、そして時に双子という特異性や思春期ならではの葛藤も描かれ次第に切なさを増していく中盤から後半、時代設定が1999年だったこともあり、もうすっかり忘却の彼方にあったY2K問題やらノストラダムスの大予言といった懐かしいエピソードも盛り込まれ、とても面白かったです。

主役の双子がまさかの一人二役だったことにも驚かされました。それにしてもタイ語って優しくて耳に心地よいですね。

 

日本三大花火のひとつに数えられる新潟県の長岡花火の全貌に迫ったドキュメンタリー。
日本全国のみならず海外の人々もひきつけてやまず、「一生に一度は行ってみたい花火大会」と言われる長岡花火。2023年8月の花火大会の様子を20台以上のカメラで記録し、誰も見たことのない場所から撮影した映像も織り交ぜながら、豪華絢爛な大玉花火の連続を、映画館ならではの迫力の映像と音響で臨場感たっぷりに映し出す。
第2次世界大戦末期の長岡空襲や2004年の中越地震などさまざまな苦難を経験してきた長岡の人々は、慰霊の念と復興への決意、そして平和への深い祈りを花火に込めてきた。映画では華やかな花火の裏にある歴史を振り返りながら、花火大会を支える花火師や運営に奔走する関係者、市民スタッフのインタビューを通して花火に息づく人々の真摯な祈りを見つめ、過去と現在を通じて長岡花火の全貌に迫る。
新潟生まれのタレント・佐藤栞里がナレーションを担当。

2024年製作/100分/G/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2024年6月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆なかなか長岡までは見に行けないからと思い、この映画で一足早く夏の風物詩を満喫しようと、新潟の銘酒「八海山」のワンカップをこっそり持ち込みましたが、どうせなら長岡のお酒でこの花火大会にも協力している「吉乃川」にすべきでした。もっとも前半はこの花火大会の開催に至る経緯やその意義などの解説が長々と続き、戊辰戦争や第二次大戦後のシベリアでの強制労働、中越地震の災害にまで話が及んだこともあり、ちょっとお酒を飲みながら観るのは自粛しましたが、後半はスクリーンいっぱいに広がる圧巻のスケールの映像を堪能しました。

ただ、この花火大会に限ったことではありませんが、あのやたら耳障りな音楽はなんとかならないものかと思ってしまいます。もっと花火の音自体に浸りたいもので。