アーカイヴス その18 桃さガム知らズ? | やせっぽちのヒロシのブログ

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音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

前回から続くライヴ漬けの3日間の最終日です。

 

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さすがに2日間ライヴを見てまわると疲れて、連休最後の日は寝て過ごしたかったが、数日前、The Resentmentsのライヴで1年ぶりに再会したラテンなお姉さんから魔のささやき。
「10/9青山で面白いイヴェントが....」ということで、行ってしまいました。題して「すっぽぽん de 宴の夜」presented by サルサガムテープ。共演は、近年ソウルフラワーのサポート・メンバーとして活躍しているJIGENと上村美保子の桃梨、そして渋さ知らズ。
半年前のソウルフラワーのライヴで聴いて以来、密かにファンだった桃梨を見ることができる! 渋さも久々に見てみたいし。これは多少無理してでも行くっきゃないと思い、実は半分死んでいたのですが、青山の「月見ル君想フ」ヘ行ってしまいました。
立ち見を覚悟していたものの、ラテンなお姉さんが事前に僕の分も予約してくれたおかげで、前売り扱いの当日精算で早く入ることが出来て、それもステージを見下ろせるカウンター席に座れた。ラッキー。
当のラテンなお姉さんは彼女の友人Aさんと来て、そのままダンシング・スペースへ。燃えていたようだった。

さて、宴のトップバッターは、桃梨。先に述べた通り、半年前のソウル・フラワー・ユニオンのライヴでサポート・メンバーをしており、そのユニークな音楽にハマってしまった。


歌とベースというと、ふちがみとふなとを思い出してしまうが、音楽的にはむしろ上々颱風に近いかな?
でも変に生真面目さを見せる上々よりも、宴会ノリに徹した桃梨の方に、断然惹かれてしまう。
一言で言えば「お座敷ファンク」?(笑)
ゴリゴリのファンク・フレーズを弾いたかと思えば、三味線のようなフレーズも。JIGENのベースを聞いているだけでも面白い。
そこに上村の人なつっこいヴォーカルが、時にカラっと、時にまとわりつくように絡んできて、一度聴くと病みつきになってしまう。
11/29に浅草でライヴがあるらしいが、また見たくなってしまった。

続いてサルサガムテープ。以前ニュース番組か何かで、彼らのドキュメントを見た記憶があるけれど、当時は下手で聞いていられなかった覚えがあり、特に関心を持ってはいなかった。
しかし打楽器を中心に、これでもかとたたみかけてくる押しの強さは、生で聴くとやはり強烈。演奏も随分上手くなったように思う。
途中、さすがスッポンポンの宴と名づけられただけのことはあり、ヴォーカリストが客と野球拳を。
ヴォーカリスト(♂)がどんどん脱いでいき、う~ん、これはさすがに最後まで見たくはなかったぞ....という事態に(爆)。

最後は2年半ぶりに見る渋さ知らズ。メンバーも当時とは多少変わっていて(もっともいつも流動的だったけど)、ROVOで忙しいのか勝井祐二の代わりに太田恵資がヴァイオリンで参加していた。アレ?シカラムータで台湾に行ったんじゃないの?
冒頭の歌は知らない曲だったけれど、あとはひたすら定番が続く。


狭いステージに、ホーン隊とリズム・セクションがひしめいている上、乳房知らズ(ペロの方かな?)、舞踏の連中も加わり、もうどこに目を持って行けばいいのか判らないくらい、あちこちでそれぞれのメンバーが見せ場を作っていた。
片山広明の野太いテナーサックスも健在。相変わらずのキャバレー乗りで、渡部真一のMCの最中にもいきなり「枯葉」を吹き始め、そのまま演奏につなげていく。
数年前に脱退した佐々木彩子の名曲「股旅」が今もなお演奏されていたのが個人的には嬉しかった。太田恵資のヴァイオリン(何故か途中でミニー・リパートンのラヴィン・ユーになってしまう)や小森慶子のソプラノ・サックスの長いソロが印象に残った。その間もアリーナは凄いことになっていたようだが、こちらは高みの見物でその模様を見て楽しんでいた。また某女史には怒られそうだが....。
ちなみに恋多きラテンなお姉さんはギターのさるヘンこと大塚寛之が気に入ってしまったらしい。
「本多工務店のテーマ」でサルサガムテープが再び登場し、いよいよ桃さガム知らズとなる(桃梨はいたのかな?よく判らなかった)。

もう渋さだけでもステージはいっぱいだったので、サルサガムテープのメンバーはほとんど皆ステージ下で観客の中になだれ込むようにして演奏していた感じ。というよりも、もはやゴチャマゼ状態になっていた。
ラストはサルサガムテープの恒例(らしい)「フライドチキン・ロックンロール」で乱痴気騒ぎ。
結局ずっと高みの見物で見ておりましたが、下に降りたらモミクチャになっていただろうし、オジさん的には正解だったかも?

 

それにしても横浜で2日間のべ12~13時間はパフォーマンスを見ていたはずだし、この日も3時間半はあったろうか。
結局3日間で15時間以上ナマ音漬けになっていた。
さすがに「もう当分ライヴはいいや」という気分にもなったが、すでに本日はフィオナ・アップルとアメル・ラリューをハシゴするし(共に有楽町で行なわれるので)、すでに手元にある年内の前売りチケットを数えただけでも....。
そうそう来週の土日には三軒茶屋の大道芸もあったっけ。これも毎年恒例で外せません。

 

2006年10月14日 記

 

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しかし、この当時の自分の行動を振り返ってみると、その精力ぶりに我ながら感心するやら呆れるやら。多分お金も相当使っていたと思うのですが、まぁ、当時はそれなりに収入もありましたからね^^;