アーカイヴス その11 名古屋・鳥羽旅行 | やせっぽちのヒロシのブログ

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音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

もう18年前の記事ですが、これも一応残しておきましょうか。

 

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8/18から1週間夏休みをとっていました。
例年なら、この際1週間連チャンでライヴ三昧と行こうか、というノリになってしまうのですが、たまにはちょっと旅行でもしようかなという気分になり、ならば、3年半前にどうしても見たいライヴがあって名古屋へ行った時、昼間時間つぶしのつもりで行ったらハマってしまった名古屋港水族館へ久しぶりに行ってみようかと思い立ちました。
どうせだったら、更に足をのばして、鳥羽水族館にも行ってみようか....ということで、結局8/21~23まで2泊3日で名古屋へ行くことに。

まずは8/21昼過ぎ東京発「のぞみ」に乗って名古屋へ。
着いてすぐにきしめんを食べた後、せっかく名古屋へ来たことだし、どこか観光スポットへ行ってみようと思い、行ったところが名古屋城。この無難な選択に自分の旅慣れなさを実感したりして(笑)。

夕方、栄のビジネスホテルにチェックイン。以前も泊まったところですが、朝食付き6000円というだけのことはあり、必要最低限の設備しかなく、それでも文字通り寝るだけために帰るような場所なので、充分。

夜は結局ライヴを見たくなりブルーノートへRon Carterを見に行きました。
名古屋のブルーノートはかつて一般席とは別にカジュアル・シートとかいう安い席が用意されていたのですが、今は均一価格になってしまったらしく、それでもほぼ満席状態。3年半前のJennifer Warnesの時とは大違いでした。
しかし、その分、東京と同じように、音楽を聞きにきているのか、音楽をBGMに酒を飲み料理を食べ世間話をしにきているのか、わからない客が多くなってしまったようでもあります。

終演後、ハラも減ったし、何か食べたいとは思ったものの、事前にチェックもしておらず、夜の栄の街をしばらく歩き続けた後、プリンセス大通りにある創作料理の店に入ったものの、何種類かある地酒の中に、愛知のお酒がなかったのでガッカリ。

さて翌日は、いよいよ三重県の鳥羽水族館へ。
9:25名古屋発の伊勢ライナーという特急に乗り(クーラーが効きすぎで寒かった)、約1時間半で鳥羽駅着。
海沿いに10分くらい歩いて水族館に到着です。
ラッコやジュゴンなどで有名なところですが、伊勢志摩近海の魚もきちんと紹介しており、順路も特に決めず、いくつかのブロックに分かれて、それぞれ好きなところを好きなだけ見なさいといったつくりに共感しました。
クラゲも美しく、話題のペリカンの散歩も見ることができたし、

勿論ジュゴン、スナメリ、イロワケイルカといった海獣たちのゆったりとした泳ぎにはついつい魅入ったりで、結構満足できましたよ。


夏休みだけあって、館内は子連れの客で大賑わいでした。
写真も色々撮ったけれど、何せまだデジカメを買って1週間くらいなので、使い方がよく判らず、気に入ったものは少なかったのが残念。



そのまま水族館で夕方までいても良かったんだけど、せっかくここまで来たんだから他にも見てまわりたいと思い、となりのミキモト真珠島もいいかな?、しかし友人のご婦人方に真珠のネックレスをプレゼントするだけの甲斐性もないので、結局は鳥羽湾めぐり50分コースを選んでしまいました。
「竜宮城」という恐ろしく下世話で趣味の悪いデザインの遊覧船に乗り、

天気も悪くなかったし、クーラーの効いた客室よりも上のデッキで見たほうが良さそうと思って、潮風に吹かれながら、湾内の島々の景色を楽しみました。気持ちよかったです。

名古屋への帰路の途中で夕立にあい、いったん止んだと思いきや、栄につくと大雨。しばらく地下街で時間をつぶし、雨が小降りになったところでホテルにたどり着いたのですが、それからまたしても大降りになり(大阪ではかなりの被害があったようですが)、その夜のライヴ見物は断念、8時過ぎに雨が止んだのを見計らって外へ食事をしに行くことに。
例によって街をウロウロした後、もう矢場町に近いところまで歩いてしまい、品のよさそうな割烹へ入ったら、若くて接客態度のよく勉強熱心なスタッフに、お客さんの要望にはできるだけ応えるけれど味の妥協はしないといった風の板さんで(カウンターに座っていたので、スタッフの若いお兄さんとのやりとりを色々みることが出来て面白かったです)、お酒も料理も美味しく(それでも例によって愛知のお酒はなし)、ついつい飲みすぎてしまい、散財してしまいました。

 

さて、名古屋への旅3日目は、いよいよ3年半ぶりの名古屋港水族館。
http://www.nagoyaaqua.jp/
前回行った際には、それまで東京近郊の水族館しか行ったことがなかったので、とにかくそのスケールの大きさに圧倒されたものでした。その後行ったしながわ水族館の海生物たちが狭くて可哀相に思えたほどです。
その後、シャチが加わり、ベルーガ(シロイルカ)の赤ちゃんが生まれたり、といった話題を聞いてはいたので、1年くらい前から再び行きたくてウズウズしていたのでした。

前回は真冬の平日だったので、館内も空いていてゆっくり見ることができたのですが、今回はさすがに夏休みとあって、前日の鳥羽同様、親子連れ、高校・大学生くらいのカップル、更には養護施設の見学者や、団体観光客などでいっぱい。切符を買うのも行列というありさまでした。
それでも、まず北館へ入ると、上にあるプールの底にあたる大きな水槽でガラスごしに、バンドウイルカ、ベルーガの泳ぎを存分に見ることができます。
ここだけで1時間くらい見ていても飽きないくらいですが、11時からメイン・プールでイルカのパフォーマンスがあるとのことなので、少しずつ場所を移し、メイン・プールの底の水中観覧席と呼ばれるところでシャチとイルカの雄大な泳ぎを見物し、

とりあえず上の階へ行ってみると、まだ20分くらいあるのにスタンド席の大半が埋まっておりました。
下手すると立ち見なんてことにもなりかねないので、慌ててスタンドの空席を探し、そこそこの席を確保。
陽射しもキツイし、脱水症状を避けるため、しそジュースを購入し飲んでいたら、けっこう飲みやすく美味でした。

そして始まると、まずとなりのプールから放されたイルカたちが勢いよく泳ぎだして、プールの外周(客席のそば)をまわり、高くジャンプ。それもスタンドから向って左側・中央・右側と3度、どの席からでも見えるように計算されていることに驚いてしまいます。更にインストラクターの持った輪をくぐったり、そのインストラクターを背に乗せ猛スピードで進んだり、おなじみの上からつるしたボールを目指してのハイ・ジャンプなど。


とにかくひとつひとつがダイナミックで迫力満点。下手な芸能を見るよりも全然楽しめたりして。

終ったあとは、となりのベルーガの餌付けを見ていたら、

「残念ながら生後2歳のベルちゃんは、現在魚を食べる特訓のため公開できません」というアナウンスが。
う~ん、ひとつ楽しみが減ってしまった....

ということで、長い連絡通路を通って、今度は南館へ。
こちらは派手な北館に比べると、ちょっと地味めではありますが、日本の海や、赤道の海、さらに深海の再現コーナーなど、興味深いものが色々と見られます。これらもひとつひとつの水槽が大きいので、目のやり場があちこち移ってしまうのです。
かと思えば海亀の赤ちゃんが小さな水槽に沢山泳いでいたり、その辺のアクセントがなんともいえません。
そして、やっぱりつい長居して見てしまうのがペンギン。南極の環境を再現したとかいう水槽に、数え切れないくらいのペンギンが。
ついついまったりしてしまいますなぁ。
そうこうしているうちに、再びイルカ・パフォーマンスの時間が迫り、また北館へ戻ることにしました。

まだ時間があるので、再び下のフロアで水槽からイルカやシャチをながめ、またしてもスタンドへ。
驚いたのは、先ほど見たときとプログラムの進行が変えられていたことでした。今度はフリスビーのキャッチがあったり、輪をまわしたり、誰かサンのように一日何度も見る客のことをちゃんと考えてくれたサービスですね。
更に続けて今度はシャチのクーちゃんのトレーニングが行なわれます。これはあくまでもトレーニングでありパフォーマンスではないとのことですが、充分にパフォーマンスになっているうえ、イルカの友情出演(?)もあり、完全にシャチとイルカの共演となっておりました....それにしても、シャチって、イルカを襲うことはないのでしょうか? 本当にすぐそばを泳いでいたりするのですが。
写真を撮っていたこともあり、今回はついスタンドにすわり続けていたのですが、考えてみたら、3年半前はイルカのパフォーマンスをスタンドと下の水中観覧席を行き来して見て楽しんだことを思い出し、ちょっと損をしたような気分も。
それは別としても、シャチのジャンプはイルカよりも更に豪快で、スタンドの前列にいた客は、その都度水を盛大にかけられてしまい、それもまた見ものでしたね。
イルカと違い、シャチはインストラクターの指示を結構無視してしまうこともあり、納得がいかなかったのか、終ったあともアンコールを求めるこどもたちに応え、インストラクターが何度もシャチに演技をさせる一幕も。

 

夏はナイト・パフォーマンスというのもあるそうで、夜7時はライトアップの演出もするですが、すでに夕方の新幹線のチケットを押さえてしまったので、今回は断念しました。
やはり来年も来ようかな(笑)。

さて、名古屋港水族館を後にして再び栄に戻り、まず本日発売のKiLAとOKIの共演CDをHMVに買いに行ってしまいました。
すぐに聴けるわけではないのですが、東京に帰ってから買いにいくのも面倒でしたし。
更に、結局飲めなかった愛知の地酒を求めて、デパートのお酒売り場へ。前日入った割烹で聞いた話では「蓬莱泉」が美味しいとのことでしたが、要冷蔵ですでに冷やしてあり、この時期に持って帰るのは無理そうだったので、冷やしていないお酒の中から、前回も買って美味しかった「東龍」と、値段も手ごろだったので「武陵桃源」という、それぞれ純米大吟醸を購入。
ひとつ気になっていたのは「家康」というお酒。でも試飲もせず4合瓶に5000円以上は辛いので、今回はパスしましたが、どなたかご存知の方おられますか?

ということで、気がついてみたら、3日もかけて行った割には、ほとんど水族館だけしか行かないという変な旅行でしたが、それなりに面白かったです。
こうなると全国の名だたる水族館を制覇したくなってしまいますが、まとまった休みは今後当分取れそうもないし、今度は時間をかけて計画を立てて行かないと....ですね。

 

2006年8月25日&29日 記