世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー ~浅井家、江の血脈~ | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー ~浅井家、江の血脈~

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」が始まる前に、

浅井長政と市の娘なのは当然としても、

織田信長の姪
豊臣秀吉の養女
徳川二代将軍・徳川秀忠の妻
徳川三代将軍・徳川家光の母
後水尾天皇中宮の母
女帝・明正天皇の祖母

ビッグネームが多数出てきます。


とお書きしました。
似たような話で、
さらに時代を超える血のつながりの話がありましのたので、
そんなお話を。

先週の「世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー」では、
小谷城の戦いが扱われました。
だいたいのお話は、

江~姫たちの戦国~ 第1話 その背景 浅井家三代~姉川の戦い~そして滅亡 その1

江~姫たちの戦国~ 第1話 その背景 浅井家三代~姉川の戦い~そして滅亡 その2

に、戦国大名・浅井家とその滅亡、金ヶ崎の戦い、
姉川の戦い、小谷城の戦いなどをお書きしています。


番組で扱われた血のつながりに触れる前に、
番組では触られなかった娘のお話を少し。
豊臣秀勝の娘を産んだ江、
この子、完子(完・さだ)は淀の元で育てられることとなるんですが、
完子は摂関家である九条家の忠栄(幸家)に嫁ぎ、彼は後に関白になります。
豊臣家が滅亡した後は、徳川秀忠・江の養女にもなっています。


さて、番組で紹介されたのは、
主に江と秀忠の間に生まれた子供たちから繋がる血脈でした。

まず家光は第3代将軍家光、
そしてその子、第4代家綱、
その弟、綱吉が第5代、
綱吉の甥が第6代家宣で、
その息子の家継が第7代将軍…、
ここで徳川将軍家の中の江の血は途絶えているようです。

より賑やかなのは女系のほうかもしれません。
秀忠と江の間の5女、徳川和子は後水尾天皇の中宮であり、
和子が産んだ第2皇女が明正天皇、
彼女は称徳天皇以来859年ぶりの女帝です。

秀忠と江の間の次女、珠姫は前田家、加賀の2代藩主利常に嫁いでいます。
賤ヶ岳の戦いで、江の義父・柴田勝家の死を決定づけた前田利家の4男です。
このような因果はともかくとして、
前田家の血筋を辿っていきますと、利常と珠姫の長男・光高から、

光高 - 綱紀 - 吉徳 - 重教 - 斉広 - 斉泰
- 慶寧(ここまで前田家当主) - 衍子(きわこ) - 近衛文麿


と、
ここで第34・38・39代内閣総理大臣が登場します。
近衛文麿の娘、温子(よしこ)が産んだのが
第79代内閣総理大臣の細川護煕になります。
このあたりで現代の有名人に。

世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー 小谷城の戦い

江の血ということは、浅井家の血、織田家の血も継いでいる訳で、
こうして血のつながりを見てみますと、
歴史、時間というものはブツ切りのものではなくて、
今、この時まで繋がっているというのが実感出来ます。


さらに、
上でお書きした番組では扱われなかったほうの繋がりが
より凄いように思いますので、
ここでお書きしておきます。

豊臣秀勝と江の間のただ一人の子、
豊臣完子と九条幸家の間の子・道房から、

道房 - 待姫 - 輔実 - 幸教
- 二条宗基(幸教の子で二条宗熙の養子) - 治孝
- 九条尚忠(治孝の子で九条輔嗣に養育) - 道孝
- 貞明皇后(大正天皇の皇后) - 昭和天皇 - 今上天皇


と、なんと今上陛下に辿り着いてしまうのでした。


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