㉓ 『 袋の中から 5 』
○ 袋の中に、数字をかいた ① ② ② ③ ③ ③ の6つの玉が入っている。
袋から玉を1つ取り出し、取り出した玉を戻さず、もう1つ玉を取り出す。
1回目に取り出した玉の数字を十の位の数に、
2回目に取り出した玉の数字を一の位の数にして、整数をつくる。
このとき、以下の各問いに答えてください。
( ただし、数字は袋から取り出すまでわからないものとする。)
(1) 整数が 偶数 になる確率を求めなさい。
(2) 整数が 奇数 になる確率を求めなさい。
(3) 整数が 3の倍数 になる確率を求めなさい。
次の ( ) に適切な語句や式などを入れてください。
先ず (6)つの玉 から (2)つの玉を選んで、
次に その各々の場合について、十の位と一の位を決めて並べると、
同様に確からしいすべての事象は、( ₆C₂ ) × 2! 通り ある。
(1) 偶数になる数は、一の位の数が(2の倍数)だから、
一の位の数には、2つの②を使わなければならない。
そしてその各々の場合について、十の位の数には、残りの5つを使うことになる。
よって、 2 × 5 より、 10通り。
ゆえに、求める確率は、10 / 30 すなわち 1 / 3 である。
(2) 整数は、必ず偶数か奇数のどちらかであるから、
(1)より、(余事象)を使い、 1 - 1 / 3 を計算すると、求める確率は、2 / 3 である。
(3) 3の倍数である数は、その各位の数の(和) が 3の倍数 になる。
足して3の倍数になる組合せは、( 1 2 ) , ( 3 3 ) だから、
それぞれの取り出し方は、
( 1 2 ) が、[ 1 2 ] , [ 2 1 ] と並べられるので、(2)つ × 2! より、 4
( 3 3 ) が、(3)つ × (2)つ より、 6
よって、求める確率は、 1 / 3 である。
○ 袋の中に、数字をかいた ① ② ③ ④ ④ の5つの玉が入っている。
袋から玉を1つずつ 3回 取り出す。取り出した玉は戻さない。
1回目に取り出した玉の数字を百の位の数に、
2回目に取り出した玉の数字を十の位の数に、
3回目に取り出した玉の数字を一の位の数にして、整数をつくる。
このとき、以下の各問いに答えてください。
( ただし、数字は袋から取り出すまでわからないものとする。)
(1) 整数が 偶数 になる確率を求めなさい。
(2) 整数が 奇数 になる確率を求めなさい。
(3) 整数が 3の倍数 になる確率を求めなさい。
先ず 5つの玉 から 3つの玉を選んで、
次に その各々の場合について、百の位 と 十の位 と 一の位を決めて 並べると、
同様に確からしいすべての事象は、 ₅C₃ × 3! 通り ある。
(1) 偶数になる数は、一の位の数が2の倍数だから、
一の位の数には、1つの② と 2つの④ を使わなければならない。
そしてその各々の場合について、百の位の数には、残りの4つが使うことになり、
そしてその各々の場合について、十の位の数には、残りの3つが使うことになる。
よって、 3 × 4 × 3 より、 36通り。
ゆえに、求める確率は、36 / 60 すなわち 3 / 5 である。
(2) 奇数になる数は、一の位の数が奇数だから、
一の位の数には、1つの① と 1つの③ を使わなければならない。
そしてその各々の場合について、百の位の数には、残りの4つが使うことになり、
そしてその各々の場合について、十の位の数には、残りの3つが使うことになる。
よって、 2 × 4 × 3 より、 24通り。
ゆえに、求める確率は、24 / 60 すなわち 2 / 5 である。
(3) 3の倍数になる数は、その各位の数の和が3の倍数になる。
足して3の倍数になる組合せは、( 1 2 3 ) , ( 1 4 4 ) , ( 2 3 4 ) だから、
それぞれの取り出し方は、
( 1 2 3 ) が、3!で 6
( 1 4 4 ) が、2つ × 1つ × 3 で 6
( 2 3 4 ) が、2つ × 3!で 12
よって、求める確率は、 2 / 5 である。
○ 袋の中に、数字をかいた ① ② ② ③ ③ ③ ④ ④ ④ ④ の10個の玉が入っている。
袋から玉を1つずつ 3回 取り出す。取り出した玉は戻さない。
1回目に取り出した玉の数字を百の位の数に、
2回目に取り出した玉の数字を十の位の数に、
3回目に取り出した玉の数字を一の位の数にして、整数をつくる。
このとき、以下の各問いに答えてください。
( ただし、数字は袋から取り出すまでわからないものとする。)
(1) 整数が 2の倍数 になる確率を求めなさい。
(2) 整数が 3の倍数 になる確率を求めなさい。
(3) 整数が 4の倍数 になる確率を求めなさい。
(4) 整数が 5の倍数 になる確率を求めなさい。
(5) 整数が 6の倍数 になる確率を求めなさい。
○ 袋の中に、数字をかいた ⓪ ① ② ③ ④ ⑤ の6つの玉が入っている。
袋から玉を1つずつ 4個 取り出す。取り出した玉は戻さない。
しかし、1個目だけは ⓪ をとり出したら戻して、⓪ 以外が出るまで取り直す。
1個目に取り出した玉の数字を千の位の数に、
2個目に取り出した玉の数字を百の位の数に、
3個目に取り出した玉の数字を十の位の数に、
4個目に取り出した玉の数字を一の位の数にして、4桁の整数をつくる。
このとき、以下の各問いに答えてください。
( ただし、数字は袋から取り出すまでわからないものとする。)
(1) 整数が 2の倍数 になる確率を求めなさい。
(2) 整数が 3の倍数 になる確率を求めなさい。
(3) 整数が 4の倍数 になる確率を求めなさい。
(4) 整数が 5の倍数 になる確率を求めなさい。
(5) 整数が 6の倍数 になる確率を求めなさい。
次回 ㉔ 『 袋の中から 6 』 に続きます。