⑨ 『 認知能力の維持向上? 』
○ 次の [ ] に 適切な語句・式など を入れなさい。
「三角形」 を国語辞典で調べると
三角形 : [ 3 ] つの直線で囲まれた(平面) 図形。
「三角形」 を覚えたとは、
「 三角形は[ 3 ] つの直線で囲まれた(平面) 図形である。」 を 覚えたということなのか。
「三角形」 を覚えたとは、
それだけでなく、
『三角形A B C がある。』 という言葉より、
三角形A B C を かけることであり、
辺AB , [ BC ] , CA の 3 [ 辺 ] があり、
3 [ 頂点 ] A , B , C があり、
3つの角 ∠C A B , [∠A B C] , [∠B C A] があることを 認識できることである。
Aさん ( 中3生Aさん : ブログ 「他者から学ぶ第1・2・3号」 ) は、
ここまで認識できる程度で「三角形」を覚えていないでしょう。
単に、
三角形を見たら、「三角形」だとわかるだけ、
三角形以外の多角形を見たら、「三角形」でないとわかるだけという程度に過ぎないのでは。
AB : BC : CA = 4 : 5 : 3 の 直角三角形A B C がある。
直角 は、[ ∠C A B ] である。
辺B C に 頂点A を通る垂線を ひき その足をH とする。
垂線上 点H とは反対の方向に点A から移動させた点を A’とすると、
( 点A’ は、どれだけ遠くに移動してもよい )
△A’B C は、[ 鋭角三角形 ] である。
なぜなら、∠C A’B は [ 90 ] °より [ 小さい ] 鋭角だから。
垂線上、点H の方向に点A から移動させた点を A”とすると、
( 点A” は、端点H にかぎりなく近づくことはできても決して一致はしない )
△A”B C は、[ 鈍角三角形 ] である。
なぜなら、∠C A”B は 90°より [ 大きい鈍角 ] だから。
[ 直角 ] を基準にしての鋭角であり、鈍角なのだから、
直角三角形 を 基準 にして、鋭角三角形 と 鈍角三角形 は 認識したほうが良いでしょう。
AB : CA = 1 : 1 の直角二等辺三角形A B C がある。
辺B C に 頂点A を通る垂線を ひき その足を I とする。
半直線 I A上 を 点A から移動させた点を P とすると、
△P B C は、二等辺三角形 である。
このとき、[ P B ] = P C , ∠P B C = [ ∠P C B ] 。
そして ∠C P B = 60°になるとき、
△P B C は、正三角形 である。
なぜなら、∠P B C = ∠P C B , 三角形の内角の和は 180 °より
∠P B C = ∠P C B = 60°となり、3つの内角が[ 等しい ] から。
このとき、P B = B C = C P
2辺が等しくその間の角が直角である三角形は[ 直角二等辺 ] 三角形。
2辺が等しい三角形は[ 二等辺 ] 三角形。
3辺が等しい三角形は[ 正 ] 三角形。
辺の長さが等しいという条件が、
ないとき、 三角形。
あるとき、 [ 二等辺 ] 三角形、正三角形。
1つの内角の大きさが直角と比べてどうかという条件
大きいとき、 [ 鈍角 ] 三角形。
等しい(同じ)とき、 [ 直角 ] 三角形。
内角が3つとも直角より小さいとき、[ 鋭角 ] 三角形。
【 認知能力の維持向上? 】
認知能力は、
情報を集め、記憶し、計算したり、比較したり、分析して判断する能力です。
認知能力の維持向上には、
ひき算の能力 と 形 (図形) を判断する能力 を発揮することも必要らしいです。
よって、
勉強することは、認知能力を身につけるための重要な行為の1つですから、
勉強をしないために、身についていない認知能力があると、
「認知症の疑いあり」と診断される可能性があります。
では、認知症の診断に使われる検査法の一部を使って、
ひき算の能力 と 形 (図形) を判断する能力 を確認しましょう。
○ M M S E ( ミニメンタル・ステート検査 ) (30点満点) の
設問 4 ( 5点 ) ,
設問 11 ( 1点 ) に
答えられますか?
設問 4
注意! 設問 4 は 暗算ですること、紙と鉛筆を使ってはダメです。誤答すれば、その時点で中止します。
先ず 「 100 から 7 を引くと いくつ?」 と問われます。
答えが合えば、次に 「 では、それ から 7 を引くと いくつ?」 と問われます。
答えが合えば。さらに 「 では、それ から 7 を引くと いくつ?」 と問われます。
答えが合えば。さらさらに 「 では、それ から 7 を引くと いくつ?」 と問われます。
答えが合えば、さらさらさらに 「 では、それ から 7 を引くと いくつ?」 と問われます。
設問 11 は
インターネットで
「 MMSE 認知症テストの問題点 と 採点方法(使い方) 」
http://kaigo.moo.jp/page056.html がいいでしょう。
を検索して、答えてください。
注意! 設問 11 は 紙と鉛筆を使います。
次回の ⑩ 『 能力を獲得していないと認知症? 』 に続きます。