⑦ 『 やじり形 から 星形 へ 』
○ ∠B C A が 鈍角 (直角より大きい角) である △A B C がある。
辺B C を延長し、線分B C D をひく。
△C D E ができるように辺C A 上に点E をとる。(点E は 端点C, A とは一致しない)
次の [ ] に 適切な語句・式など を入れなさい。
△A B C の外角である [∠A C D ] は、[∠C A B ] + ∠A B C である。
△C D E の外角である ∠A E D は、[∠A C D ] + ∠C D E である。
よって、∠A E D は、[∠A B C ] + [∠C D E ] + ∠C A B である。
ゆえに、
四角形B D E A の頂点E の内角 ( 180°より大きい角 ) の [ 反対 ] にある角は、
他の3つの内角の和に等しい。
別の導き方
四角形A B C D がある。
頂点C の内角は、180°より大きい角 である。
2頂点A , C を通る線分A C E をひく。
△A B C の外角である [∠E C B ] は、[∠C A B + ∠A B C ] である。
△A C D の外角である [∠D C E ] は、[∠C D A + ∠D A C ] である。
よって、頂点C の内角 ( 180°より大きい角 ) の反対の角は、∠E C B + ∠D C E である。
∠E C B + ∠D C E
= ∠C A B + ∠A B C + ∠C D A + ∠D A C
= [∠D A B ] + ∠A B C + ∠C D A
四角形A B C D の頂点C の内角 ( 180°より大きい角 ) の反対の角は、他の3つの内角の和に等しい。
この1つの内角が [ 180 ] °より [大きい]角 である四角形は、
「 やじり (矢の先のとがった部分)」 の形に似ているので、
「やじり 形のへこんだ部分の角の大きさは、とんがった3つの部分の角の和に等しい。」
と認識できる。
いつでも、「 やじり 形 」 の角の関係 を 「 三角形の外角の性質 」 を使って導けるようになること。
上の
へこんだ部分の角をなす2辺のうち少なくとも1辺を [ 延長 ] した形で、
2つの三角形に、「 三角形の外角の性質 」 を 使う方法や、
へこんだ部分の [ 頂点 ] と その向かいの [ 頂点 ] を直線で結び、
三角形を 2つ 作って、「 三角形の外角の性質 」 を 2 回 使う方法により、
この 「 やじり 形 」 は、中3数学の 『 円周角の定理 』 を理解するのにも役立ちます。
【 やじり形+三角形 】
やじり形 の 内部 に 三角形 があり、
その三角形は、やじり形 の へこんだ角の対頂角 を 内角の1つ としてもつ。
この図形は、「 ひとふでがき 」 でかくことができる。
○ 頂点C のところが へこんだやじり形A B C D 。
辺B C を延長し、線分B C E をひき 、
辺D C を延長し、線分D C F をひいて ( 点E と 点F はやじり形の内部 ) 、
点E, F を結ぶと
△C E F ができる。
∠D A B +∠A B C +∠C E F +∠E F C +∠C D A を求めよ。
次の [ ] に 適切な語句・式など を入れなさい。
四角形A B C D で 三角形の外角の性質を2 回使うと ( やじり形の特徴 )、
[ + + ] = ∠D C B
対頂角は等しいから、
∠D C B =[ ]
∠D A B +∠A B C +∠C E F +∠E F C +∠C D A
= [ ] + ∠C E F + ∠E F C
= ∠F C E + ∠C E F + ∠E F C
= 180° [ ∵ 三角形の [ ] は 180°]
【 そして 星形 】
○ 頂点C のところが へこんだやじり形A B C D 。
辺B C を延長し、線分B C E をひき、
辺D C を延長し、線分D C F をひいて ( 点E と 点F はやじり形の外部 ) 、
点E, F を結ぶと
△C E F ができる。
このとき、点A から 点B, E, F, D を経て 点A にもどるように 「ひとふでがき」で 星形 ができる。
星形の5つのとんがった部分の角の和、
∠D A B +∠A B C +∠C E F +∠E F C +∠C D A を求めよ。
次回の ⑧ 『 三角形をいっぱい覚える 』 に続きます。