⑤ 『 三角形の外角 』
○ 三角形の内角の和は なぜ 180°なのか ?
次の [ ] に 適切な語句・式など を入れなさい。
△A B C がある。
点A を通り、辺B C に平行な 線分D A E をひく。
[ B C ] // D E より 錯角は等しいから
[∠A B C ] = ∠B A D
∠B C A = [∠E A C ]
すると ∠A B C + ∠B C A + [∠C A B ]
= ∠B A D + [∠E A C ] + ∠C A B
= 180° となる。 [ ∵ 一直線 は [ 180 ] °だから ]
ゆえに、三角形の内角の和は 180°である。
別の導き方
△A B C がある。
辺B C を延長し、線分B C D をひく。
点C を通り、辺B A に平行な線分C E をひく。( 点E は、辺B C に対して点A と同じ側 )
C E // B A より [ 錯角 ] は等しいから
[∠C A B ] = ∠A C E
C E // B A より [ 同位角 ] は等しいから
[∠A B C ] = ∠E C D
すると ∠C A B + ∠A B C + [∠B C A ]
= ∠A C E + ∠E C D + [∠B C A ]
= 180° となる。 [ ∵ 一直線 は 180°だから ]
ゆえに、三角形の内角の和は 180°である。
【 三角形 の 外角 】
△A B C がある。
辺B C を延長し、線分B C D をひく。
∠A C D を三角形A B C の (頂点C における) 外角という。
同一直線上にない 3点A,B,C から 2点選んで直線をひくと、直線AB, BC, CA の3本ひける。
このとき、三角形A B C ができて、各頂点の周りに4つの角ができる。
1頂点のみに注目する。
その4つ角のうち
1つは、三角形A B C の内角であり、
2つは、その頂点における三角形A B C の外角であり、
最後の1つは、その内角の対頂角である。
○ 三角形の外角 が どうした ?
次の [ ] に 適切な語句・式など を入れなさい。
△A B C がある。
辺B C を延長し、線分B C D をひく。
点C を通り、辺B A に平行な線分C E をひく。( 点E は、辺B C に対して点A と同じ側 )
C E // B A より [ ] は等しいから
∠C A B = [ ]
C E // B A より [ ] は等しいから
[ ] = ∠E C D
すると [ ] = [ ] + ∠E C D = ∠C A B + [ ] だから、
三角形の[ ] は、[ ] 2つの内角の[ ] に等しい。
次回の ⑥ 『 三角形の外角を2 回使う 』 に続きます。