1次関数 ㉔ 台形と三角形そして三角形 | 学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

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などについて考えます
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     『 1次関数 ㉔ 』 台形と三角形そして三角形

‘ 3辺のどれを底辺にするかは、それに
垂直な高さを見つけることによる ’

  ○ 3点 O ( 0 , 0 ), A ( 5 , 2 ), B ( 5 , 8 ) を頂点とする鈍角三角形OAB面積は。

    点 A , B は x = 5 上の点 つまり 辺AB は y 軸 に
平行
    点A から x 軸に 垂線 をひき、その垂線の足 を H  とすると
    H ( 5 , 0 ) である。

     AB
OH だから
      底辺 を AB = 8-2 = 6
      高さ を OH = 5-0 = 5 として
    求める
鈍角三角形OAB面積は、6 × 5 × 1/2  より 15 である。

  ○ 3点 O ( 0 , 0 ), A ( a , b ), B ( c , d ) を頂点とする三角形OABの面積は。
     ただし、点
A , B は 第1象限の点であり、左側の点は B である。
    次の [ ① ] ~ [ ⑮ ] に入る適切なものを、下の ( あ ) ~ ( そ ) より選んでください。

    ① か  ② お  ③ う  ④ え  ⑤ い  ⑥ あ  ⑦ さ  ⑧ こ
    ⑨ け  ⑩ す  ⑪ そ
  ⑫ せ  ⑬ き  ⑭ く  ⑮ し

    点A から x 軸に [ 垂線 ] をひき、その[ 垂線の足 ] を H  とし、
    点B から x 軸に [ 垂線 ] をひき、その[ 垂線の足 ] を  I  とすると、
    H [ ( a , 0 ) ] ,  I  [ ( c , 0 ) ] である。 

     三角形OABの面積は、
     台形AB I H  と [ 三角形BO I ] の面積をたして、[ 三角形AOH ] の面積をひくと求められる。

      台形AB I H の面積を求める

         上底 AH は [  b - 0 = b ] で、
         下底 B I は [  d - 0 = d ] であり、
         高さ H I は [ (a - c) ] である。

       台形の面積の公式は、(  { 上底 } + { 下底 }  ) × { 高さ } × 1/2  だから

           [ (b+d) ] × [ (a-c) ] × (1/2)
         = [ { b (
a-c)+d (a-c) } ] × (1/2)      (分配法則)
         = [ 1/2 (ab-bc+ad-cd) ]         (分配法則)

      台形AB I H の面積は [ 
1/2 (ab-bc+ad-cd) ]。

      三角形BO I  の面積は [ 1/2 c d ]。 

      三角形AOH  の面積は [ 1/2 a b ]。


    求める三角形OABの面積は、
    [ 1/2 (ab-bc+ad-cd) ] + [ (1/2 c d) ] - [ (1/2 a b) ] より

    [ 1/2 ( a d-b c ) ] である。


 3点 O ( 0 , 0 ), A ( a , b ), B ( c , d ) を頂点とする三角形OABの面積は 
   ただし、点
A , B は 第1象限の点であり、左側の点は A である。

 3点 A ( 2 , 3 ), B ( 6 , 5 ), C ( 6 , 10 ) を頂点とする鈍角三角形ABC
面積は 

多角形を 頂点を使って指示するとき、その頂点の順は、原則 反時計回り
(例) 
三角形OAB は 頂点が反時計回りに O から A そして B と順にある。


次回
 『 1次関数 ㉕ 』 三角形そして台形と三角形 につづきます。