こんばんは。
シンクデザインの佐藤です。
世の中、シルバーウィークなる大型連休のようですが、シンクデザインは営業しています。
業者さんが稼動しない連休のうちに、入荷待ちの製品は一度忘れ、やらなければならない事を片っ端から片付けていますが、新商品案内ができる状況になりましたので、先行予約受け付け開始とします。
スタビライザージュラコンブッシュは100台装着を突破し、GS用も先日販売開始となりましたが、さらなる運動性能向上のために、スタビライザー強化リンク(リンクの長さ調整式)を販売開始します。
ノーマルのスタビリンクに比べ高剛性、低摩擦抵抗の遊びが生じないスタビライザーリンクです。
(ピロボールスタビリンクを使用することで、ノーマルスタビライザーの効きを最大限に発揮させます)
荷重のかかるピロボールには最高級の高荷重専用(日本製)で、自己潤滑タイプを採用し、類似の製品と比べはるかに高い耐久性・高寿命を誇り、ガタや劣化が発生する心配を最小限に抑えました。
サーキット走行にも対応するスタビライザーリンクとなっています。
スタビライザーリンクを強化することにより、わずかな車体の動きに合わせて正確にスタビライザーを作動させることができるためコントロールしやすく、リニア感のある自然で気持ちの良いハンドリングを実現します。
また、調整式のスタビライザーリンクですので、車高に合わせて調整が可能です。
それでは、スタビライザーリンク!? と疑問に思う方にご説明します。
今回、シンクデザインではリアスタビライザーリンクのみの販売としています。
画像は純正スタビライザーリンク(リア)です。
スタビライザーとロアアームをつなぐリンクの事ですね。
ジュラコンブッシュの説明を良くしていたので理解してもらえると思うのですが、スタビライザーはブッシュ部分と、このリンクで車体につながっています。
ブッシュを強化した次はリンクだと思い、製品化いたしました。
そして、なぜにリアから販売開始??と思う方が多いと思うのですが・・・・・
こちらが純正フロントスタビライザーリンク。
純正でこの短さにリアに比べて太くなっています。
ですので、調整式にしようとしてピロボールにして調整式にしても短くならず、単純に強化になるだけ。
強化の意味を持たせるのであれば単純にピロボールにして太くすれば良いのですが、テスト走行の結果・・・・・
リアの効果よりも体感しづらかったので今回は見送りとします。
少しでも体感すれば良いのでピロボールにして製品化して欲しいとの要望が多ければ製品化する方向に向かいますが、確実に体感する製品でなければ作りたくない性格ですのでリアのみの製品化としました。
これが純正との比較。
シンクデザインのスタビリンクは一番短い状態となっています。
強化リンクの意味をこの画像で理解してもらえると思います。
しかし、純正は貧弱ですね・・・・
それでは、このショートになる意味を説明します。
こちらは車高を落としたGS350。(ホイールの隙間から撮影しています)
基本的にスタビライザーは水平の位置で本来の性能を発揮します。
特に初期の聴き始めは直角が理想ですが、上記画像のように車高を落とすとロアアームの位置が上がり、必然的にスタビリンクの取り付け位置も適正値よりも鋭角になります。
すると画像のような角度が付くわけです。
この角度が付いて適正値よりも鋭角になってしまったスタビライザーの位置を正常な位置に戻す機能も持っています。
ロアアームが車高を落とすことによって上に上がりますから、スタビリンクも必然的に上に上がる事を理解できるでしょうか?
わかりやすいように写真を撮るのが難しく説明しづらいですね・・・・
下のアームにスタビリンクは固定されているので、ショックアブソーバーが固定されているアーム(ロアアーム)が車高を落とすことによってアッパーアーム(ショックアブソーバーの一番上のボディーとの取り付け面)との距離が短くなるので、短くなったショックアブソーバーの分ロアアームがアッパーアーム側に近くなります。
スタビライザーはブッシュの部分で車体に固定されていますから、リンクが上に上がればスタビライザーエンド部も上に上がっていきます。
すると鋭角な位置の状態でねじれて機能しなければならなくなります。
これがショートリンクにする意味です。
これは同じくホイールの隙間から撮影した画像ですが、ショートにすることにより正常な位置に戻したスタビライザーです。
バネでスタビリンクが隠れたいますが前の画像と比べると一目瞭然で鋭角になっていないことが理解できると思います。
これで、車高を落としていても初期から性能を100%出した状態でスタビライザーが機能します。
なおかつ、太く剛性アップし遊びが出ませんから反応良く機能するわけですね。
車高を落としていない方も貧弱な純正リンクから交換することにより効果は体感できます。
すべての方に必要な機能部品です。
スタビライザー強化リンクを取り付けした状態。
アームが下がっていると、スタビライザーが下をむいているのがわかると思います。
車重をかけるとアームが上にあがりますから、水平な位置に正常な位置にスタビライザーがおさまります。
製品の特徴はここまでで、取り付け方と注意点を説明します。
ロアアームに固定されているスタビラーザーリンクですが、ショックアブソーバーの固定ボルトを緩めないと外すことはできません。
ショックアブソーバーのボルトを緩めてから、スタビライザーリンクのボルトを外して入れ替えるだけなのですが、ここで注意点があります。
スタビライザーリンクを交換したのちに、緩めたショックアブソーバーのボルトを締めなおすのですが、ショックアブソーバーのエンド部はゴムブッシュとなっています。
このゴムですが・・・・
アームが下に下がった状態で締め付けてしまうと、車重がかかったときにはねじれているのが理解できるでしょうか?
つまり、伸びきったアームのままボルトを締め付け、リフトから降ろして車重がかかると、伸びた位置でゴムがアームとくっついていますから、アームが上に上がった分そのゴムがねじれます。
ねじれたままで走行するとブッシュが窮屈なまま使われますので劣化が早く最悪切れます。
この些細な事で車高も変わります。(若干ですけどね)
ですので、画像のようにリフトアップした状態で、ミッションジャッキなどでアームを上げて走行するときと同じ位置に合わせてから最終的に増し締めしないといけません。
できていないショップさんが多いのも事実ですので気を付けてください。
固定される部分がブッシュになっている箇所は必ずアームの位置を適正にしてから増し締めです。
遠方の方でスタビリンクを購入する方の為に説明書にも記載しますので、ご安心ください。
余談ですが、欧州車などのブッシュの劣化が早い車種などは、これが原因で交換サイクルが早くなります。
よく、硬い足回りに交換したからブッシュの交換時期が早まったという方が多いですが、作業したときのちょっとしたミスが原因とはなかなか気が付かないものです。
上の画像と比べるとよくわかるかと思います。
アームが下に伸びています。
左右で比べるとこのような感じ。
左と角度が違いますね。
これを必ず守ってください。
話しがそれましたが、リアスタビライザー強化リンクを取り付けした感想。
コーナー時のリアタイヤ接地感覚が明確になります。
粘り強くなりコントロール性もアップしますので、より安心してアクセルを踏むことが可能になります。
ジュラコンブッシュを装着している方で運転の楽しさを覚えた人は、さらに走行性能アップのために交換してみてください。
コーナー中の姿勢も安定しますから、早い段階でアクセルを踏むことができますので、楽しさ倍増かと思います。
リンクもブッシュも純正スタビライザーの機能をフルに発揮させるための部品ですから、他に悪影響を及ぼす事もありません。
ブッシュやリンクを交換することにより、ショックアブソーバーの反応が良くなりますからショックアブソーバー本来の機能が問われるとこですね。
減衰力の調整が可能な場合は再度調整する必要もあると思います。
また、質問が多くなると思うのですが、ノーマル車高でも効果はあります。
実際にホイールの隙間から今の位置を確認してみてください。
正常な位置にあるかも重要ですが、強化になる事とピロボールの反応の良さで必ず体感できます。
特にIS-Fオーナーさん、すべてのスタビライザーリンクの品番は同じです。
GS用もIS用もIS-F用も。
最初から車高の低いIS-Fであればなおさら必要かと思います。
初期ロッド50台分となっていますので、ジュラコンブッシュとは違い欠品すると次回生産まで時間がかかりますので、お早目のご予約が良いかと思います。
出荷予定日は今月末となっています。
また、シンクデザインではリフトを2基用意していますので店頭での取り付けも可能です。
リフトの空き状況がありますので、お問い合わせください。
宣伝する前からご予約してくださったお客様、説明なしにご購入くださり、信用していただき、ありがとうございます。
これからも、純正の良さを延長線上へ性能アップするパーツを開発したいと思います。
ありがとうございます。
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