『自分らしい仕事、自分らしい働き方』講座の65回目を「スゴロクで学ぶユーチューブ」で公開中です。
今回のゲームは、《CBS・ソニー社員が、親会社・ソニー社長に就任》です。
主人公は、CBS・ソニーに入社、天下のソニー社長に就任した平井さんです。
『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』を参考文献に制作しています。
ゲームの主な内容は
1日本と海外で交互に生活、異邦人体験
2CBA・ソニーに入社、アメリカへ転勤
3SCEAの最高執行役員に就任、リストラの実施
4プレステ好調も、エレクトロニクス事業が不振
6「KANDO」をキーワードにソニーを再生
・・・・になります。
小学生から日本とアメリカ・カナダを行き来する生活をします。
アメリカでは、マイノリティとして扱われ、屈辱的に「ジャップ」と呼ばれたりします。
日本では、アメリカの学校ルールを持ち込んで、日本の先生から怒られます。
日本でもアメリカでも「異邦人」と感じます。
この体験から、異なる異見を肯定的に受け止められるようになり、ビジネスで大いに役立ちます。
国際基督教大学を卒業し、CBS・ソニーに入社します。
CBS・ソニーのアメリカ駐在員をしているとき、1995年アメリカで売り出すプレステ―ションの仕事を手伝いはじめます。
アメリカでプレステ1は、販売台数1億台を超える大ヒットになります。
2000年 プレステ2を発売します。
プレステ2は、歴史上最も売れたゲーム機で累計1億5000万台を販売します。
1999年、プレステの販売実績からアメリカのSCEA社長(アメリカのプレステ事業会社)に就任します。
ところが、2006年発売のプレステ3は大失敗します。
原価が非常に高くなり、売れば赤字の逆ザヤ減少が続きます。
赤字解消のため、2006年プレステ事業の中心となる日本のSCE社長に就任、2010年にプレステ3の黒字化を実現します。
プレスト3の赤字問題が解決しますが、翌年の2011年度に親会社のソニーは過去最高の赤字決算となります。
2012年、平井さんはソニーの社長に就任します。
社長として、新しい時代のソニーが向かうべき方向性をみつけ、バラバラになっている社員の意識を統一する言葉を探します。
平井社長にとって、
①世界で初めてのトランジスターラジオ
②持ち運び可能な5インチテレビ
③BCLラジオのスカイセンサー
④カセットデッキ「TC-K55」
⑤ウォークマン
⑥トリニトロン
ソニーは「感動を提供してくれる会社」だったことから「KANDO」をキーワードに設定します。
ソニー再生に向け、テレビとパソコンの構造改革を実行します。
テレビ事業は、販売目標を4,000万台から2,000万台に縮小、技術力で差別化できる4Kテレビへの積極投資を行い、黒字化を図るとテレビ事業部を分社化します。
パソコン「VIAO」事業は、「基本OSや半導体を他社から供給をうけているjのではソニーらしさが出せないとして、事業を売却します。
2018年 営業利益7,348億円を達成、1997年度以来、20年ぶりの最高益を記録して退任します。
このゲームでは、「CBS・ソニーという音楽会社の社員が天下のソニーの社長に就任する」までの働き方について学ぶことができます。