JR九州は豪華寝台列車「ななつ星」など観光列車の宝庫ですが、どのような視点で開発されたか?  | think to careerのブログ

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「スゴロクで学ぶユーチューブ」の64回目、「仕事や働き方・クイズ11」を公開しています。

 

今回クイズのテーマとなった会社は「JR九州」で、主人公はJR九州・元社長の唐池さんです。

 

問題は、JR九州は、特急「ゆふいんの森」から豪華寝台列車「ななつ星」まで観光列車の宝庫ですが、「どのような視点から開発されたか?」です。 

 

 

①②③の中から「不正解」を1つ選んでください。

 

①九州に新しい列車を走らせたかった

 

国鉄時代、九州は「車両の墓場」と呼ばれていました。

 

九州の列車はすべて関東や関西のお古の列車でした。

 

初代社長は、真っ先に新しい列車の開発を指示します。

 

 

②鉄道を移動手段から観光資源に変える

 

1989年、博多~由布院間を走る特急「ゆふいんの森」が運行 を始めます。

 

「ゆふいんの森」は、高原列車らしく車内が森をイメージしたデザインでした。

 

この特急の人気から、「D(デザイン)&S(ストーリィ)列車=車両デザインと地域の物語」の視点から観光列車の開発を進めます。

 

これらの観光列車は、移動手段というより、乗車することが目的になるほど魅力的な列車でした。

 

 

③九州新幹線の開業に伴い南九州の観光開発を進める

 

2004年九州新幹線が部分開業(鹿児島~八代市間)します。

 

この開業に合わせ南九州の観光を盛り上げる企画が検討され、その一つが豪華寝台列車「ななつ星」の開発でした。

 

 

回答です。

 

①②③の中で、間違いは③です。

 

豪華寝台列車「ななつ星」の計画は、九州新幹線と直接的に関係なく、2009年6月唐池さんが社長就任1月後に出した指示でした。

 

唐池社長が「豪華寝台列車」の構想を抱いたのは、営業本部副課長(1988年頃)でした。

 

いつかチャンスがあれば、実現させたいと思っていた計画を、社長になって実現しました。

 

 

新幹線開通にともなう観光開発については、2003年JR九州はは南九州観光開発に向けて「南九州観光調査開発委員会」を設けます。

 

2005年、委員会の成果として「さすが南九州格付けガイドブック」を出版されます。

 

ただ、この本では「ななつ星」の議論はでていませんでした。

 

 

JR九州の観光列車開発を推進したのは、JR九州・初代石井社長です。

 

「グッドデザイン イズ グッドビジネス」を唱え、デザインの重要性を主張します。

 

石井社長は、1988年リゾートホテルの完成パーティで水戸岡さんと出会います。

 

デザイナー・水戸岡さんを高く評価し、JR九州の列車デザインを依頼します。

 

 

その最初の列車が「アクアエクスプレス」で、全て窓の方に向いた座席でした。

 

ここから、JR九州の列車デザインは水戸岡さんが行います。

 

JR九州の優れた観光列車開発は、石井社長と水戸岡さんの出会いから始まりました。

 

 

クイズの詳細は、「スゴロクで学ぶユーチューブ64 《仕事や働き方・クイズ11》」をご覧ください。

 

なお、「JR九州の詳細ついては、「スゴロクで学ぶユーチューブ」のNo.60『「ゆふいん特急」や豪華寝台「ななつ星」を運行、JR九州を株式上場』でご覧いただけます。