「スゴロクで学ぶユーチューブ」を制作していて、あることに気づきました。
起業家として成功した人は、大半の人が生涯現役であろうとするように思っていました。
必死に働き事業を成功させた起業家は、苦労しただけに「自分の会社は自分のもの、自分の会社は自分の人生」と考えがちと推測していました。
だから、自分が現役引退して会社との関係を断つ気持ちもなく、生涯仕事を続けようとするのでは・・・?
しかし、起業家でもそうではない人もいるようです。
社長を退任、会長や顧問に就任することなく去っていく人です。
たとえば、次のよう人です。
①ジャパネットたかた 創業者 高田明さん
後継者に長男を指名して66歳で社長を退任、会長職にも顧問にもついていません。
退任後は、一時長崎のサッカークラブの社長を勤めたあとは、ゴルフに熱中しているみたいです。
②100円ショップ・ダイソー 創業者 矢野博丈さん
2018年、75歳で社長を退任します。
後継者は、スーパーに勤務していた次男の方です。
引退後は、表舞台に登場していません。
退任の理由は、体力の限界と時代とのギャップだそうです。
③カレーショップCoco壱 創業者 宗次徳二さん
2000年50歳とのとき、ビジネスパートナーであった奥さんを2代目社長に指名、会長に就任します。
2002年54歳で会長職を退任、奥さんは代表権のない会長に就任します。
3代目の社長は、19歳のときアルバイトで入社してきた人です。
引退後は、大好きだったクラシック音楽のために「宗次ホール」を完成させ、コンサートを開催しています。
この3人のように、引退と同時に仕事との関係を断ち切れる人はどのよう人かと思います。
3人の共通点は、若いころから起業化を目指したのではなく、いつの間にかビジネスで注目を浴びるようになった点です。
一生懸命に働いているうちに何らかの幸運で、起業家として大成功した人です。
意図せず大成功した人は、引退と同時に仕事との関係を断ち切れるのかもしれません。
逆に、若くして起業家を目指した人は、もともと働く事が好きなので、生涯仕事人間であろうとするのかもしれません。
ソフトバンクの孫さんやユニクロの柳井さんからは、現役引退といったイメージがわいてきません。
生きている限り、仕事を続けるように見えます。
起業家も、いろいろな人種がいるような気がしてきました。
「スゴロクで学ぶユーチューブ」で
「No.2 ダイソー 創業者 矢野さん 」
「No.31 カレーショップCoco壱 宗次さん」
「No.19 ソフトバンク 孫さん」
「No.41 ユニクロ 柳井さん」
の詳細を公開していますのでご覧ください。