ダイノユリ.です。
THANK YOU
for being together！
子どもの頃から
思いどおりにいかないと
すぐキレて
不機嫌な態度を撒き散らかす。
5歳くらいの頃、
絵本を読んでいたときに
チヤホヤされて
甘ったれた主人公に
ガチでムカついて
絵本の中に自分が入り込み
この主人公を刃物で
めった刺しにする
という妄想までしてしまう、、
それはそれは
ゆがんだ子どもだった私が
死に物狂いで
まったくイラっとしない性格を
手に入れるまでのおはなしをしています。
思いどおりにいかないとすぐキレて不機嫌な態度を撒き散らかしていた、ゆがんだ性格だった私は
わずか5歳で
『被害者意識』
を身につけていることが
親になってみて初めて分かりました。
楽しいことも「いい思い」をしたこともたくさんあったけれど、それは本当の喜びや幸せではなくて単なる『優越感』でした。
『優越感』を味わうことが自分にとっての幸せで、『優越感』を得るために人より抜きんでなければならない。
周りを蹴落として抜きんでなきゃいけない。目立たなきゃいけない。その他大勢の平凡な人間であってはならない。
そんな気持ちで生きていました。
そしてこれこそが
「一般的な人生」
「普通の人生」
だと思っていました。
人生なんてこんなもん。
誰かに勝ってないと意味がない。
ノロノロしてる奴、ハキハキしない奴、マジで邪魔。どっか行けよ。
なんでテキパキ動けねぇんだよ、グズグズしてんなよ、言いたいことあるならさっさと言えよ。
こんなに四六時中イライラ
不機嫌で生きていたにも関わらず
「まぁまぁ幸せな人生」
だと信じて疑いもしませんでした（衝撃）
10代はこんな生き方をしていても人並み以上の人生を送っていると思っていました
テレビ局の取材を受けてテレビに映る
付き合っている彼が常にいる
バイトをして社会に出ると少しずつ思いどおりにいかないことが増えました。
教育係に任命されない
自分より後に入ってきた後輩が教育係に任命される
自分を無視する先輩がいる
そして20代から本格的にボロが出始めます。
勉強ができるんだから仕事もできるはずなのに..なんだか浮いてるし空回り
職場ではむしろ『使えない人』扱いされてる空気感
子どもができない
露骨に嫌がらせされる
30代はもう自覚せざるを得ない「不幸な現実」が明るみに出ます
夫と娘を置いて不倫
娘を叩く、蹴る
キレたら止まらない
、、、
、、、、、
「ねぇなんでこんな人生になっちゃったの？！
」
「人生ってもっと楽しいんじゃないの？！」
「なんで私はこんな人生を歩んでいるの？！」
こんなふうに
「自分はちょっとフツーじゃないのかも」
と（単なる事実として）受け入れて
マジで人生変えたいんだよふざけんなよ！！！
っていう気持ちになったときに、もう
『被害者意識』を手放し始めていました。
なので
どうやって『被害者意識』を手放せたのか。
と問われたならば
「『被害者意識』を自覚すること」
この1点に尽きます。
「誰か」や「何か」のせいにしてイライラするのは分かりやすいけど
「低気圧だから」
「毒親育ちだから」
「産後にホルモンバランスが乱れたから」
「そうはいってもうまくいかないのが現実なわけで...」
「PMSだから」
「こういう性格だから」
・病気
・性格
・天気
↓
「環境」のせいにしていないか。
これ面白いのが、自分で自分の『被害者意識』を自覚できるようになると、面白いくらい周りの人が無意識に無自覚に被害者意識を発動してるのかがよく見えるようになります。
もう本当に『言い訳』してる自覚なく、息をするように自分を正当化してるのがよく見える。分かる。
昨日、風が強かったんだけどさ、60代くらいの妻さんが夫さんに
「もう本当にこの気が狂いそうになる風さえなければいいのに、、、」
って軽くイラつきながら口にしてるのを通りすがりに聞いて。
彼女にしてみたらほとんど独り言に近い「つぶやき」なんだろうけど、これってもはや「弱音」「泣き言」「不満」「文句」。
だって私は彼女とまったく同じ風の強い屋外にいたけど「いい気分」だったし、なんなら向かい風で前に進めないのが面白くて楽しんじゃうくらい気分がよかった。
だからその一言が耳に入ってきた時、
「わかるわかるー」
「私もそんな時期あったわー」
「何かのせいにしてればイライラしたい気持ちを正当化できるもんねー」
「何かのせいにしてれば自分の人生の責任をとらなくて済むもんねー」
「わかるわかるー」
って超共感してまし た。
風が強いから
→ちょっとくらいイラっとするのは仕方ない
PMSだから
→子どもや夫にキレるのは仕方ない
毒親に育てられたから
→ゆがんだ性格なのは仕方ない
こんなふうに自分の感情を
何かのせいにしてる自分
に気づくだけ。
もうそれだけで今までとは1mmでも違う反応ができてるから『被害者意識』を確実に手放せてる。
本当にただこれだけのことなんだけど、
最初のステップ
「自分はちょっとフツーじゃないのかも」
「自分てちょっと変なのかも」
ここを（単なる事実として）認めて受け入れるってのがめちゃくちゃ怖かったなーーー
そりゃあ誰だって自分は普通（なんなら普通以上）って思いたいよね、それが人間だもん。
だから自分は「そこまで深刻じゃない」「まだ大丈夫」って思いたい気持ち、本当によくわかる。
怖いけど、気づくこと。
認めて受け入れること。
大丈夫。だいたいみんなそんなもんだから！
人間は、自分以外の誰かが悪いのだと思いがちです。
それが人間の本性というものであり、
誰もが例外ではありません。
少しずつ
少ーーーしずつでいいから
「これってもしかして…変？」
「ヤバそうなような気もするけどまだ大丈夫な気もする」
「フツーじゃないのかなー」
「もしかして異常なのかも‥？」
認めたくないけど
うっすら自覚していく。
そしたら（私の場合だけど）
ある日突然
分かったーーー！！！
目の前がパッカーンと開いて、これまでの人生で謎だったことが全て腑に落ちる瞬間が訪れました。
あぁー、なーーるほどねーーー
そういうことだったのかー
はいはいはいはい、なるほどなるほど
みたいな。
そして
自分のヤバさ（そして家系の負の連鎖）を認めて受け入れたら
正常に戻りました。
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