「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」シーズン4 | ネコ人間のつぶやき

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 高機能自閉症のアストリッドと警視ラファエルの謎解きと友情を描く大人気海外ドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」。

 

 シーズン4がNHKでの放送が先日最終回でしたね。



 天才肌だけど社会的にははみ出し者ないしはマイノリティ。

 

 相棒は平凡だけど天才肌の唯一の良き理解者。

 

 バディもののミステリーでは鉄則のパターンです。

 

 「アストリッドとラファエル」もそうなんですが、天才肌のアストリッド(サラ・モーテンセン)が高機能自閉症であること、そして女性同志の相棒ものというのが斬新です。

 

 アストリッドが熱血警視ラファエル(ローラ・ドヴェール)と挑むミステリーはハラハラドキドキ。

 

 パリを舞台にした海外ドラマって中々観られないから、パリのリアルを垣間見ることが出来るのも貴重。

 

 そしてアストリッドが自らのパターンを徐々に壊して成長する姿。

 

  不意の変化に弱いアストリッドはルーティン化された暮らしをしています。

 

 でも、成長を続けるアストリッドは月曜夜はラファエルと夕食をとる、とか苦手なことに取り組み始めています。

 

 シーズン4では異母きょうだいのニルスを週1預かることに。


 そしてテツオとの関係。


 自閉症のアストリッドにとっては世の中、人間とは情報過多で処理出来ない、世界は不安だらけ。

 

 アストリッドはラファエルを指ぬきと解釈しています。

 

 針仕事をするには指を怪我するリスクがつきまとう。

 

 でも指ぬきがあれば怪我する心配から解放されて、安心して針仕事という課題に挑める。

 

 アストリッドの幼い異母きょうだいニルスにとってもアストリッドは指ぬき。

 

 そういう友情や絆の物語で、人間関係が希薄で孤独な現代人に刺さるドラマなんです。

 

 もちろん、ミステリーの出来がよいのは言うまでもありません。

 

 ここがしっかり作られていることは大前提ですから。

 

 シーズン4がクリフハンガーで終わりましたから、続きが今からめっちゃ気になります。

 

 俳優さん達がシーズン5の撮影中であることをインスタにアップしてました。ああ、よかった、よかった。

 

 僕は油断していて、シーズン2をうっかり見逃しているんです。また再放送してくれんかな~!