80年代の音楽シーンは(あえて言えば)マイケル・ジャクソンの時代でしたが、もう一人挙げるとしたならマドンナでしょう、ヤッパリ。
"Madonna - self-titled first album12" Vinyl LP"
Photo by vinylmeister
source: https://flic.kr/p/rESXki
マドンナが80年代に出した「Madonna(邦題:バーニング・アップ)」、「Like a Virgin」、「True Blue」(※89'には「Like a Prayer」をリリース)の3枚が特に好きですね。
マドンナが好き、という話を前にもしたと思うのですが、厳密には80'sのマドンナが好きなんです。
マドンナと言えばやはり「ライク・ア・ヴァージン」(1984年)の印象が強いですよね。
この曲と同名の2ndアルバムでマドンナは世界的にポピュラーな存在となったわけですが、デビューアルバムの「Madonna(邦題:バーニング・アップ)」もセールス的にも内容的にも高評価なんです。
その「Madonna」から4枚のシングルがリリースされていますが、今回ご紹介するのは4thシングルの「Lucky Star」。
80'sサウンドが今も新鮮なこの歌はラブソングなんですね。
・・・あなたは幸運の星。闇を追い払い、迷った時も私に道を照らして導いてくれる。あなたを想うだけで私は輝くことが出来る。あなたの光が必要なの・・・。
と歌っておいて
「あなたは私の幸運の星かもしれないわ。でもね、はるかに私は幸運なのよ」。
この部分を最初は「あなたという恋人がいる私は世界一の幸運よ」という意味に解釈したのです。
でも、ちょっと可愛すぎるというかストレートすぎておもしろくないなと思いまして、今は「私という最強のラッキー・スターと付き合っているあなたは幸運なのよ」という意味に解釈しています。
後者の方がマドンナっぽい歌詞でGoodに思うのですね。
キング&クイーン・オブ・ポップは同い年。
"Michael Jackson and Madonna at the Oscars, 1990" Photo by Laura Loveday
source:
80年代が幕を開けるとポップシーンに現れて光り輝いたLucky Star=マドンナ。
幸運の星とは言っても、NYに出てきてからデビューまでの道は相当たいへんだったのでしょう。
「デビューは単なる幸運ではない」という主旨の語りをマドンナが強調していた当時の映像を思い出しました。
「Lucky Star」のMVでバックダンサー2人を従えて歌い踊る彼女はアイコニックでした。
まだこの頃はMVに予算をかけられなかったのかな?
「MVがいかにも80's的」と言われるかもしれませんが、私は今でもクールなMVだと思います。
マドンナ個人の魅力でもっていく力技なんですね。
とにかく、マドンナがマドンナらしくて、でもってキュートなんですよね。