昨夜は皆既月食、しかもスーパームーンだったのに、こちらは雲が多くて観れませんでした。皆さんの地域はどうでしたか?
さて、月と言えば80年代に一世を風靡した海外ドラマ「こちらブルームーン探偵社」。
"TV Guide #1868" Photo by Jim Ellwanger
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元モデルでブルームーン探偵社のオーナー・マディ(シビル・シェパード)とテキトー探偵のデーブ(ブルース・ウィリス)が事件に恋に奮闘するミステリー・コメディです。
ユーモアあふれる優しい笑いと二人のロマンス。
そしてオシャレな結末が大好きなんです。
二人のマシンガントークと大喧嘩が毎回大笑いポイントなのですよ。
マディは公私共にアカン男に騙されて裏切られているし、デーブは元カノのワナにはめられた男です。
二人とも苦い個人的体験から「男だから」、「女ってやつは」と決めつけちゃってるんですね。
マディとデーブの喧嘩は、このドラマの醍醐味なんですが、この男女の衝突は当時の時代背景も大いに関係しています。
80年代は女性が本格的に社会進出を始めた時代ですから、職場での男女の対立がドラマや映画で登場するようになったんですね。
このドラマではマディを女性代表に、デーブを男性代表にして意見を対立をさせているのも80's的な演出なんです。
"TV Guide #1706" Photo by Jim Ellwanger
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大体二人きりの車の中で喧嘩が勃発します。
特に運転席と助手席ですから距離は近いし、嫌な空気になっても逃げ場ありませんからね、気を付けましょう。
まぁ、マディとデーブの場合は「喧嘩するほど仲がいい」ですけども。
マディもデーブも見栄を張って「デートで忙しい」なんて言ってますが、実は週末ヒマで寂しいのです。
でも、マディとデーブはひょんなことから出会い、惹かれ合うようになって、独りぼっちじゃなくなったんですね。
第10話「夢の中の殺人」でシビル・シェパードがジャズのスタンダードナンバー「Blue Moon」を歌っています。
「・・・夢も愛もないあたしだったけど あなたが現れてブルームーンは黄金に変わったの・・・」
マディとデーブの心境を歌っているようなんですよね。