6月25日は「キング・オブ・ポップ」マイケル・ジャクソンの命日です。
"Thriller (1982)" Photo by maateto
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マイケルは初のソロアルバム「Off The Wall」(1979年)をヒットさせるのですが、ソロアーティスト・マイケルの名声を世界的なものとして確固としたのは、やはりモンスターアルバムの「Thriller」(1982年)。
「全曲シングルで良くない?」というくらいの名盤ですね。
さて、今でこそ当たり前に黒人ミュージシャンのMVが流れていますが、当初は白人ミュージシャンだけだったんですね。
以前、小林克也さんが「ベストヒットUSA」で話してみえたのですが、マイケル・ジャクソンが所属していた事務所だったかな?が黒人ミュージシャンのMVも流すようMTVに強めの交渉を行ったそうです。
MTVは「それじゃあ」ということで、試しにある曲のPVをMTVで流したら、視聴者から電話殺到、ものすごく良い反響だったそうです。
それ以降、肌の色関係なくMTVが流れるようになった・・・というエピソードなんです。
その記念すべきMVとは、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」。
すごいな~マイケル。
「ビリー・ジーン」と言えば、モータウン・レコード25周年記念コンサート(1983年)で初めてムーン・ウォークをマイケルが披露した楽曲でもあるわけです。
パフォーマンス、服装、そのすべてがアイコニックですね。
「ビリー・ジーン」はマイケルにとって特別な楽曲だったことでしょう。
"Screenshot3" Photo by Fred Chu
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当時「ビリー・ジーン」って誰のこと?と皆が推測したんですよ。
当時マイケルと噂のあったブルック・シールズのことじゃないのか?とか、色々憶測が飛び交ったんですけども、正解はマイケルが困り果てたコアなファンを歌ったものなんだそうです。
歌詞はマイケルの実体験とのことで、有名人はたいへんだな・・・と思わされます。
マイケルは「黒人音楽をもっと広くポピュラーなものにしたい」という思いで「Thriller」を製作したそうなんです。
先のMTVのエピソードもそうですが、アルバムと「ビリー・ジーン」の大ヒットで、80年代の洋楽シーンはマイケル・ジャクソンの時代となったわけですね。
マイケルの命日が来るたびに未だに「なんで亡くなっちゃったんだよ・・・」という思いがしています。
こういう人はもう出ないと思うのですよね。