今回は名作ロマンティックコメディ「プリティ・ウーマン」(1990年)です。ウォール街の実業家ルイス(リチャード・ギア)はパーティを車で抜け出したが道に迷ってしまう。そこで出会ったコールガールのビビアン(ジュリア・ロバーツ)に興味を持ったルイスは、話相手として彼女と1週間の契約を交わすが・・・。
"Pretty Woman (1990) 8 Inch x 10 Inch photograph Julia Roberts & Richard Gere Back to Back Movie Poster kn" Photo by Erica Mitchell
source: https://flic.kr/p/2hPwdyA
ルイスの気まぐれから始まった恋。ホテル支配人のサポートもあってビビアンはみるみるレディに生まれ変わってゆきます。
互いに惹かれ合うのですが、そこですんなりいかないのがロマンティック・コメディ。ひと波乱あるわけです。
さて、どん底を生きるヒロインが淑女に生まれ変わる。そのシンデレラの物語には白馬の王子様の登場が必要です。
ビビアンは白馬に乗った王子様を夢見て、それを希望に生きてきたのです。そしてビビアンは「ルイスが王子様かもしれない」と感じるのですね。
しかし、今まで気ままに楽しんで生きてきたルイスは彼女の期待に応えられるだろうか・・・?観ている者をやきもきさせるわけです。
"Pretty Woman (1990) 8 Inch x 10 Inch photograph Julia Roberts Brown/White Dress & Hat w/Richard Gere Grey Suit kn" Photo by Lynette Flores
source: https://flic.kr/p/2hPoHg1
ルイスは「ウォール街の狼」と揶揄される辣腕で、敗者には情け容赦をしません。
そんなルイスが慣れない友人の車の運転で苦労し、道に迷う。らしくない感じですが、そこで運命の出会いが。
ビビアンがどんどん洗練されていったように、ルイスも礼冷酷な心が氷解して情けが生まれるんですね。
生き方が変わる時ってこういうもの。シンデレラストーリーってヒロインだけが大変化する、という話ですけど、本作の良さは男女ともに変化するところですね。
"Julia Roberts classic in bathtub lying back in bubbles Pretty Woman 24x36 Movie Poster" Photo by Hope Henderson
source: https://flic.kr/p/2hPtkhT
この作品でシンデレラストーリーを成し遂げたジュリア・ロバーツは本当に輝いていました。
そしてリチャード・ギアほどタキシードとバラの花束が似合う男はおりません。
本作は「マイ・フェア・レディ」の現代版です。映画版ではオードリー・ヘップバーンが健気なヒロインを演じましたね。
ランキングに参加中。ぽちっと押してくださると嬉しいです
↓