昨日の休日は「梅が見たい!近くがいい!」という
私の可愛いわがまま(こら!)で
主人が見つけてくれた家から30分圏内の薬師寺へ行って来ました
何か所か見つけてくれた中で、行ってみたいと思ったことがあった薬師寺。
行ってみたら、ラッキーがいっぱいあったの!
まずね、特別拝観中で、普段は見れない場所が見れた事
それから、8日は本尊の薬師如来さんのご縁日で、
丁度法要が始まって、般若心経の合唱(合唱てw)が聞けたこと!
美形の薬師さんと月光・日光菩薩さんを前に、めっちゃ気持ちいい空間でした
いやぁ、ラッキーだわなんて思って外へ出ると、
スタッフジャンパーを着たお姉さんが走り寄って来て、声をかけられたんです
「今から、法話が始まりますけど、どうですか?」って。
せっかくだし、聞いてみよう!っと思って案内された部屋へ行くと、
ご年配の方が3名しかおらず、
これは逆に来てあげて良かったみたい(笑)
で、これがまた面白いお坊さんで、
しゃべりが上手い(笑)
薬師寺の歴史を分かりやすく、小ネタを挟みながら楽しませてもらいました
ここで聞いた薬師如来さんのお話で、
薬師さんは「健康」を司る仏様。
健康=健体康心(けんたいこうしん)と言い、
健やかな体と、やすらかな心、
二つ合わさって「健康」だ。っと聞きました。
体だけ元気でも、心が病気だと、健康とは言えないんですよね。
心が病んでると、体にも影響してくるしね。
やっぱり、心と身体はセットなんだなって納得しました。
いやぁ、良い事聞けたわ。
この後、玄奘三蔵伽藍ってところへ行って、三蔵法師の辿った道のりの景色を描いた絵を見てきました。
西遊記の三蔵のイメージが強いから、
三蔵法師の像がおっさんで違和感が凄かった
(ドラマとか女性の役が多いやんw。頭の中は夏目雅子の時代。ゴダイゴが流れてる~w)
そこで、「不東」という言葉を知りました。
三蔵法師が西へ行く旅の途中でくじけそうになって、引き返そうかと悩んだ時に、
「着くまでは東へは戻らない」っと強く決心してきたことを思い出し、踏みとどまったという話で、
とても強い覚悟が込められた言葉だなと、心に染みました。
自分が目指した物に向かって、達成するまで引き返さないという、
渡って来た橋を焼く覚悟。
あぁ、私に足りないのは
こういう強い覚悟だなって。
ちょっと意識しないとなぁって感じました。(ちょっとかい!)
で、この薬師寺とっても現代的なのに驚いた!
お堂の入口が自動ドア(笑)
中の空間は現代美術館のノリ!
LEDライトが天井から仏画にスポットライト
大きな絵を何枚も見ました。
とっても繊細で、でもダイナミックな。
どれもデカイけど細かい。
三蔵法師がたどった景色を描いた風景画。
実際に何度も現地に通って、三蔵の気持ちに想いを合わせて描いたそうです。
青い絵の具はラピスラズリを砕いたもので、
金色の星は金箔!絵の具だけで「億」行ってるらしい
キャンパスもでっかいのが何枚もあって壁一面覆ってて、
天井も、床もその絵の一部。
これ全部、寄贈(奉納?)したそうです
どんなお金持ちが描いたんやってビックリした。
私も、大きな絵を描く準備をしていたので、
非常に身が引き締まる思いでした
ヤバい。
中途半端な
これでいいやろ的な感情がバレてる
不東の精神で、しっかり想いを込めて、細かく繊細に描かないと、
見る人に伝わらないなっと教えてもらった気がします。
ハイ。ちゃんと描きまーす(←軽いなw)
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白鳳時代の仏像萌え~来週もお寺に行きたいなぁ。