『 続 (1) 』
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『 続 』
明鏡ゆらぎ
その暗闇の穴を 落下すること
時間にしてどれ程経ったかは
もう 分からない
壁に囲まれ 落下していることすら
止まっているかのように感じるようになっている
景色が変わることは 殆どなく
時折 暗闇に 微かに揺れる小さな光の色が
変化していること
それが 自分が動いていることを
否応なしに 再認識させてくる
スピード自体は もうあまり速く感じないな
どちらにしても このまま進めば いずれ
とんでもない程の衝撃を全身に受けた瞬間
同時に 形もないだろう
それが 次の瞬間かもしれない
そう こんなことを考えている今 次の瞬間
それがいつ起きてもおかしくはないんだ
現に俺は 今 この瞬間も落ち続けているのだから。
かたちのカタチ。
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『かたちのカタチ』
明鏡ゆらぎ
カタチあることは
すぐに世界を縛ってしまうから
カタチなきモノを守る
そんな もうひとつの世界があるのかも
ひとつ ひとつずつ
丁寧に 想像してみよう
カタチ無きもの達に
苦しめられては
救われて 続いてきたこの世界と
その隣空間を
放たれたコトバ 想い 音 薫り は
この世界では カタチはないけれど
出来る限り ありのままで そのまま素直に
受け止められたモノだけが
すぐ隣にある空間に
大切として 生まれることが出来る
そんなイメージ
ここの世界で
届けられたそれぞれに
カタチがないのは きっと
確認するためだけの それじゃなく
いつまでも変わらずに
そのもの が そのままで
カタチがあることじゃなく
そのものが 在ること 時の流れの類
隣の世界で 大切が在り続くと言う
そんなカタチが生まれること
だからかもしれない
見えることだけで
カタチがある とするなら
感じることでも
きっと カタチは在ってイイ
なんとなく でも素直に
そう思う-。
Dr. after rain
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『 Dr. after rain 』
明鏡ゆらぎ
博士はいつも雨を集めていました。
雨が降る場所へと赴いては
コップに1杯ずつ 集めていました
虹の下には宝箱があるんだ―。
いくつもの実験を重ね
いくつもの成功をした
ただ
ひとつの成功のために
たくさんの失敗をしてきたんだよ
それらを その宝箱に入れてやりたい
博士はいつも願っていた
大切なのはどちら―。
違うんだ
どちら ではないんだ―。
どちらもで ひとつ。
ひとつの成立に どちらもが在る―。
いつの日か 虹の種を見つけ育てて
空に咲かせる
そして宝箱を探しにいこう
だから それまでここに在っておくれ。
成功へ導いてくれた 愛おしい失敗達へ
博士はいつも 頭をさげる
感謝と大切を込めて―。
after rain
seven color bow on the sky
is the ...
きっと 宝箱は博士の中―。
苦悩の後 晴れ渡る博士の心で
雄大に曲がる七色の下。
いつも いつも 大切にされていたんだ。
虹の種・・・成功へ導く失敗達のこと。
博士が大切にしたかったモノ達は
博士の中で 咲き続ける。
博士が得た 最高達だから―。
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時の大地
『時の大地』
明鏡ゆらぎ
与えられた自分で
大地に立って
大空を仰ぎ
雲を眺め
風を知って
歩いていこう
あなたが立っている大地は
古から 繋がってきた時の場所
どれだけビルが立っていようが
一秒も途切れることのなく
繋がってきた時の場所
迷っても たかが今 程度
そんな一秒が繋がってきた場所
時には もっと大胆に歩いてみると
その一秒の繋がりを
一秒以上に感じれるかもしれない
迷ったから 見えた 感じた時間
そんな そんな時間が
繋がれてきたことの方が
とんでもなくスゴイことで
むしろその時間の方が
前へ繋ぎ続けているんだ
迷路って 本当はすべての
進路に必ず属していて
迷路って 本当は 進路そのもので
たとえ どの道を選んでも
あなたが進む方向が進路に成って
すべては
あなたが大地の上にある道
その道の上で 起きる出来事だから
物理的な行き止まりはあっても
あなたが選び続ける道には 行き止まりは無くて
必ず進める道がある
それがあなたが今 立っている大地であり
時の場所なんだー。
ありふれた一日の詩
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『ありふれた一日の詩』
明鏡ゆらぎ
お日さまが 東の山際から昇り
暗い街の影を 西へと掃いていく
眠ってる木々の横で風が目覚めて
早朝を告げる鳥達があくびをする
黄金の 光が朝風に乗って
夢から帰る 僕達を迎えに来てくれる
誰かを何かを 選ぶことのない時間が
こんなにも 貴方達を包んでくれている
― 流れてる 昨日今日明日へと
あなたの今が無事 過去に育っていく
あなたの未来が真新しい 今に生まれ続けてる ―
大きく笑い出す 小さい赤ちゃんの声が
周りの人達を 素直な心にさせるんだ
南中を 迎えた空の下で街は
小さな影を 探して人は歩いていくよう
それを眺めては 伸びをする野良達と
同じ大地に 違う時間を 想わされる
熱せられた街に 揺れる陽炎が道の
あちらこちらで 夏を感じさせてくれてる
突然鳴る クランクションに
簡単に立ち止まる街の流れも
音を発しない 心の痛みには気付かないもの
― 流れてる 昨日今日明日へと
あなたの今が無事 過去に育っていく
あなたの未来が真新しい 今に生まれ続けてる ―
風が止まり また風が吹き始める
夕刻を運びながら街を抜けていく
公園で遊ぶ 子供達は疲れ知らず
どこまでも 走り回っては笑う
群青の空で ゆっくり流れてる雲の
西半分が 揃って夕焼けに染まっていて
それに気付いたあなたが カメラを向けてすぐ
下ろして 勿体ないから この眼で眺めると言う
公園の横にバスがゆっくり止まり
帰りを待ってる聖母を見つけた天使達は
どことなく素直な 笑顔と甘えん坊な
表情を浮かべ 温かい手を掴む
お日さまが 西の海に浮かんでいる
上に下に揺れる波に 合わせて舟が見え隠れ
仰いだ空には 早起きの星がいくつか
待ちきれないと 群青の中 光放つ
山際から 夜影が街を染め始め
息が詰まる 街の深呼吸の時間
頑張った人も 力を抜いた方々も
強すぎない光の時間に 心の深呼吸する
― 流れてる 昨日今日明日へと
あなたの今が無事 過去に育っていく
あなたの未来が真新しい 今に生まれ続けてる ―
伝えたいなら 掴むことが先ずで
求めるのなら 与えることが先ずで
役に立つとか 立たないとか
価値があるとか ないとかなんて
生きている上で
成り立ってるほんの一部のことだったりして
毎日の 中に 安心を探して 求めては
気付かずに過ごしているよ
あなたの意識の外側で優しくふわり
揺れているよ 誰かのための安心
与えるとか 与えられると
持ってるとか 持ってないとか
届ける届けないのような
誰かに属してる類が 安心じゃなくて
きっと それぞれの 意識の外側のふれあい
意味を求め 意味を探しては 悩む
意味なんて 大抵のもの達は 後付だから
コトバを話さない
赤ちゃんは何を言いたいのだろう
それを感じようとする時 誰もが
自分のすべて使って 何かを感じようとしてるそれが
赤ちゃんにとって きっとそれが安心そのもの
― 流れてる 昨日今日明日へと
あなたの今が無事 過去に育っていく
あなたの未来が真新しい 今に生まれ続けてる ―
夜が昇って 街が眠りはじめてる
月明かりは 星達の光消さないように
優しく優しく 空を照らしている
優夜を眺め ゆっくり流れる時間の中で
愛しさを 感じては微笑む僕と
温かい珈琲を 差し出して微笑む君と
その間を繋いでる空間すべてを
僕は 大切に今を抱っこして眠る
明日の朝の光風を心待ちにして―。
流れてる 昨日今日明日へと
あなたの今が あなたの意識の外側で
無事 過去に育っていく
あなたの未来が真新しい
今に生まれ続けてる
すべて 同時に―。


