未来物語
『 未来物語 』
明鏡ゆらぎ
このキモチを届けたくて
未来の話を書いてみる
未だ来ぬ時の物語
コトバも台詞もない
今日綴る想いも挿絵も
明日にはきっとまた違う
同じ想い抱いても 表現が変わるから
そこにはモノクロームな風景と
輪郭だけの僕がいる
音や匂いもまだない
まだ見ぬ色はとても描けない
初めからわかってた
書けないことは
初めから分かっていたんだ
消すだけでよかった
書いてすぐに
誰に見せる訳でもない絵本・・・
書けないことが真実の絵本 ―
握るペンを見つめれば
そこには現実が横たわる
部屋を眺め 吐き出す息で
すべてかき消される
書けないのは遠い未来の物語
見上げた星の輝きも 何億光年前の出来事
今僕が呼吸しているこの時間こそが
過去から見た未来―
描くのは空想の世界
創るべきは現実の未来
今ペンを握るこの手で
創りあげていく未だ来ぬ時間
届けたいキモチを抱きしめて
過ぎ行く今が過去になる
その先にある物語は
さらに未来の僕しか知らない
ペンを握る今の僕が
創れるのは次の瞬間だけ
重ねていく瞬間群こそが創り上げていく現実の物語
手を抜かず 諦めず 溢れる想いを大切に
次の瞬間へ生きていこう
等身大の僕が持つそのキモチこそが
今の僕だけが知っている未来への物語。。。
・・・・今が創る未来物語





